酔狂

働きだしてもうすぐ1年。
長かったような短かったような。

世の中の大半の人はみんなこうやって働いているんだな、と勉強になった。

大抵の人は充分なお金があれば働かないだろう。でもそんなお金は無いから働くしかない。生きるために。

本音では働きたくないとう人がほとんどなのだ。

働きたくない人がやっている仕事は、世の中に無くてはならないものかもしれない。インフラを整えてくれている人、物流に携わっている人、そういう人がいるから私は生きていける。

でも、その職に就いている人が必ずしも働きたくて働いている人、というわけではないのだろう。

誰かが辞めたいと思っている仕事で私は生かされている。
生きていける。

そうやって人間社会は成り立っている。

イカれているとしか思えない。

みんなみんな狂っているんだろうな。

どうやら、この世の中は酔狂のようだ。