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心の話。(1)抑圧に気付く

自分のこと

自分の生きづらさが不健康な心に起因していると知ったのはここ数年です。HSP気質、気分変調症、回避性パーソナリティ障害などの特徴があり、然るべき場所に通っていた時期もありましたが、徐々にしんどくなってしまい通えなくなりました。先生やカウンセラーの方はいい人なのに…。

以前は、自分の感情が自分で分からないことや希死念慮に襲われることを、他の人も同じだろうと思っていました。ですが、現在は動けない日が時々ありながらも少しずつ「生きづらい」と感じる機会は減り、希死念慮は心が不健康な状態の時に襲い来るものとようやく気付きました。

現時点に至るまで、自分が心掛けたことやまとめておきたいことを備忘録として書いていきます。本や人から見聞きした内容、調べればすぐに出て来る内容、何のエビデンスも無い「おまじない」レベルの内容もごちゃまぜに…時間がある時にゆっくり追記します。かなり主観による部分があるので断定的な表現はなるべく避けます。

こういうお話を書くかどうか考えましたが、30歳の自分が何を考えていたのか記録に残したいと思いました。ふつうの日記は三日坊主を繰り返しているので、こちらに書きます。本来なら一つ目の記事に書く内容な気がする。まあ、心がやりたいことはやって行くようにします。

自分は「感情の動きに気付いてあげることが出来ていて、感情と思考にズレが無い状態」を健康な心と考えています。どんな気質であれ、心が健康になれば誰もが楽しく健やかに生きられるかもしれない…心の健康を目指してぼちぼち生きます。


1-1.認知と感情と思考を観察し、抑圧に気付く

認知は出来事に対してどう受け取ったのか、それによりどんな気分になったかが感情、そこから出来事をどう解釈し行動に移すかが思考…と捉えています。

感情に限っては、強引に変えようとしたり無理して偽ろうとすると心にとってむちゃくちゃストレスになる(=抑圧)ので良くない。特に心が不健康な状態の時は自分の感情を無意識に抑圧しまくっている場合が多いので、意識して「感じたことをありのまま感じる」練習をする。自分の感情を自分で否定/肯定せず、ただ認める。認知と思考に関しては、根気強く軌道修正することで少しずつ心を明るい方向へと向けられる領域。認知と思考が歪でなくなれば、自然と感情も明るい方向へと向いてくれる…と思う。

自分の感情とズレた思考を選択してしまうと心に抑圧が生まれる。これがとてもとても厄介で…どんどん蓄積され、心を蝕み、やがて本当の感情が見えなくなる。自分の些細な感情すら知覚出来なくなり、やりたいことや好きなことなんかも何も分からない状態になる。そして自分から働きかけない限り、抑圧が解放されることは無い。大変恐ろしいです。

ただ、日々の中で抑圧は想像以上にたっぷりあり過ぎて、気付くことは中々難しい。抑圧まみれの結果が生きにくさに繋がっていると私は考えています。特に長年蓄積された抑圧だと気付くのに時間がかかったり、自分の感情が「世間一般/周りが正しいとすること」と一致しない場合は抑圧を認めたくなくて無意識に気付かないフリをしたり…。

抑圧の正体は直視したくない感情であったり拒絶したくなるような感情である場合が多いので、それらと向き合うことは辛い気持ちを伴う場合が多い。だけど世間一般や周りの価値観を優先して自分の感情を殺し続ければ(=迎合)、長い目で見れば心は病む。

ビジネスの世界では、相手からの信頼を得る術・相手に心を開いてもらうための術として迎合が必要不可欠になる場面もあるだろうけど、この場合の迎合はあくまで「自分の感情を尊重する」ことを前提とした上で、「戦略的に演技出来る人」を対象にしていると思う。心が不健康な人がしてしまうと、演技と自分の感情の境界が不明瞭になり心が壊れて行く。

1-2.抑圧の気付き方

抑圧に気付くのは難しいけれど、抑圧が生まれた時、自分の感情は何かしらのサインを出してくれている。モヤッとしたり、なんとなく嫌な気持ちになった時がそう。そのサインに気付くために、日頃から自分がどう感じたのかを注意深く気にする。「本当はこうしたいけど、●●だからしたらダメだ」というのは全て抑圧。

毎日、日記のようなものをつけるのも一つの手だと思う(私は三日坊主になるので挫折しましたが…)。「何が起こり(客観的な出来事)、自分はそれをどんな事実として受け止め(認知)、どう感じたのか(感情)、そこからどんな考え方に至りどんな行動をしたのか(思考)」を書いて、認知がどう歪んでいるのか&どんな思考をすれば良いのかを考える。一人で考えるのは難しいかもしれないけど、まずは認知の項目をよく考えてみる。これは私の被害妄想ではないか?、相手の意図を直接聞いた訳ではないのに勝手に決め付けていないか?、などチェックしてみる。

基本的に「直接言葉にして伝えられたこと以外でネガティブな印象のものは大体認知の歪み」という風に、オーバーに都合良く認識するよう意識した方がぐるぐる考えずに済んでいる…。

露骨な態度でいじめられたとか言葉にして悪口を言われたとかは、相手の心にも相当な問題がある。タイプは違うけど抑圧まみれ同士、同じです。そう思えば少し同情出来る気がする。

1-3.自分の感情を「親友」だと考えてみる

前述しましたが、抑圧の正体は向き合いたくない感情であることが多いです。

例えば大好き(と思い込んでいる)な恋人がいたとして、その人が浮気性だとする。浮気される度に悲しいという感情が確かに芽生えるのに離れられない。これは様々な心の問題があるけど、抑圧に関して言うと「浮気されて悲しい」という感情を「でも、大好きだから(そう思い込んでいる)」という思考で抑圧している。

思考が本当の感情かどうかチェックするのに有効だと感じたのは、「もしも親友が同じ状況になっていたらどう思うか」を基準に考えてみること。

上記の例だと、自分の親友が何度も浮気されていたら、「そんな恋人やめた方が良い。自分を大切にして」と思うはず。


無限に加筆修正してしまう。次は抑圧に気付いたあと、何故そのような抑圧が生まれてしまっているのか、なんかをふわっと書きたいです。




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