幸福のハードルが消えると常に生きてるだけでヨシ!になる。
私は27歳頃に人生に終止符を打つ予定だった。
「予定」としていたのは中学生頃から大学生の途中まで、10年弱の期間である。
妙な家庭環境で育ったため自己肯定感が異様に低く、常に社会全体vs私という構図を勝手に己が内に作り上げていた。
「どこへ行っても全員が私を疎ましく思っているはずだ」
「私がいても良い場所は存在しない」
という異常な思考の癖(もっとも、異常性に気付いたのは随分あとになってからだが)がデフォルトだったので、生きることが苦痛でしかなかった。
生活の中に幸せを感じる