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心と体を整える"リセットの習慣"

毎日、新聞やテレビで流れるニュースを目にすると、なんとなく胸がざわついたり、不安が押し寄せてきたりすることってありませんか?そんな環境に長く身を置いていると、ふと「最近、体がだるいな」とか「何だか気分が沈んでしまう」と感じることが増えるかもしれません。

その背景には、自律神経の乱れが潜んでいることがあるそうです。自律神経は、私たちの体と心をコントロールしている大切な仕組み。そのバランスが崩れると、不調やストレスを引き起こしやすくなると言われています。

そこで今回ご紹介したいのが、自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授・小林弘幸さんが書かれた『リセットの習慣』という本です。この本では、心と体を整えるために大切な「リセット」という考え方や実践方法が99個も解説されています。

小林氏は「イヤなことが起こったり、ストレスのかかる出来事に出会うことは避けられません。その悪い流れに引きずり込まれないように流れを断ち切り、いい流れに変えることが大事」であり、「私たちが意識すべきは"戻す"ではなく"新たに始める"こと。"なんとなく変える"ではなく、”思い切ってリセットする”ことです」と解説しています。

具体的にどんな方法が紹介されているのか、少し覗いてみましょう。

  1. 新しい習慣を取り入れる
    「朝にひとつだけ新しい習慣をプラスする」というのが、小林さんのおすすめです。ただ流れに任せて1日を始めるのではなく、自分から意図的に良い流れを作り出すことがポイントなんですね。

  2. とにかく動く
    もうひとつ大事なのが、「動くほう」を選ぶこと。コロナ禍で多くの人が動かない生活を強いられ、動くこと自体が億劫に感じるようになった人も少なくないはず。けれども、動き出すことで停滞していた気持ちも自然と前向きになっていくんだとか。

さらに、小林さんは「木曜日をリセットデーにする」というユニークなアイデアも提案されています。自律神経の調査によると、木曜日が最も数値が悪くなることがわかっているそうです。この日だけは仕事を少なめにしたり、ちょっとした楽しい予定を入れたりして、一週間の区切りとして活用してみる。こうした小さな工夫が、日々のストレスを軽減する助けになるんですね。

『リセットの習慣』ではこの他にも、自分自身や仕事、人間関係のリセット法、ストレスや疲れを軽くする具体的なリセット術が盛りだくさん。読んでいるうちに、「これならできそう」「ちょっと試してみたい」と思えるヒントがきっと見つかるはずです。

僕自身、この本を読んで「大胆な模様替えをする」「イライラするときは、すべての動きをゆっくりと丁寧にする」など、さっそく実践してみようと思いました。

この本が、みなさんにとっても新しいスタートを切るきっかけになれば嬉しいです。ぜひ手に取って、自分だけのリセット方法を見つけてみてくださいね。

紹介図書:『リセットの習慣』(小林弘幸著:日経ビジネス人文庫)


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