令和5年度版 厚生労働白書
こんにちは。香芝市の社労士、宮永です。
今回の投稿では、昨年同様、昨年度(令和5年度版)の厚生労働白書について綴っていきたいと思います。
第2部 目次
子どもを産み育てやすい環境づくり
働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備
女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画
自立した生活の実現と暮らしの安心確保
若者も高齢者も安心できる年金制度の確立
(6.以降は省略)
第2章 要約
上記2.「働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備」について
1 非正規雇用の現状と対策
2 有期労働契約に関するルール
3 パートタイム労働者・有期雇用労働者の均等・均衡待遇の確保
4 労働者派遣制度、職業紹介等の雇用仲介に関する制度の見直し
5 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現に向けた基本的方向
6 労働時間法制の見直し
7 過重労働解消に向けた取組みの促進
8 トラック、バス、タクシーの自動車運転者の長時間労働の抑制
9 医療従事者の勤務環境の改善に向けた取組みの推進
10 治療と仕事の両立支援の推進
11 柔軟な働き方がしやすい環境整備
12 多様な正社員等の普及促進等
上記8(自動車運転者)及び9(医療従事者のうち、「医師」)につきましては、
今年、2024年4月より、いわゆる「2024年問題」…
時間外労働の上限規制猶予→上限規制適用 となっています。
柔軟な働き方、多様な正社員等
上記11及び12に該当する箇所です。
人手不足、潜在労働力活用といった喫緊の課題解消のため、
これらの制度導入の必要は増すでしょう。
一生のスパンで、何の制約も無く、労働に全集中出来る人って、
一体、どれだけ居るのでしょう??
例えば、
・生まれてから死ぬまで、一切の病気、怪我をしない
・結婚したい時期に希望通り結婚して
・予定通り、希望の人数の子供を出産して
・子供の急な体調不良も、近居の親に対応可能なため、一切休まず仕事可能
・親の介護は不要(他の兄弟に任せている、潤沢な資金があるため全て介護 サービスで対応可能 等)
・家族とずっと円満
…と、(少々過激に書いて申し訳ございません。)
こんなに恵まれた方、どれだけいらっしゃるのでしょうか??
皆さん、大なり小なり、人生の節目で、
働けない、もしくは働き方を見直すべき局面がやってきます。
これらの課題を、旧来の労働力を
0か100かでみなすのではなく、
各人で丁度良い(労使双方で)労働力の需要供給を図れば、と思います。
とは言え、「柔軟な」「多様な」といったことは、
責任とセット、という側面もありますし、
労務管理がより複雑になります。
「こうしたいのだけど、果たしていいのかな??」
といったことは、是非、社労士にご相談下さい。
いよいよ来週、社労士試験ですね。
受験される方、ご健闘祈念しております!!
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