女の子の憂鬱はなんであんなに可愛いんだろう

をのひなおさんの漫画「明日私は誰かの彼女」を読んでいると、なんでこんなに女の子って厄介なんだろうなって思う。

バイセクシュアルというかクエスチョニングというか、そこはぼんやりしてるけど、なにはともあれ私にとって女の子は同性であり異性でもある。
そのせいなのかな、女ウケする女の子か男ウケする女の子かとかはかぎわけちゃうちゃうし、わりと友だちにはどっちのタイプもいる。
そういう女の子同士に挟まれて板挟みになる事もある笑
そういうとき、女同士の関係はやっぱり偶数が気持ちいいなあなんて思う。

そんな厄介な可愛げを内包した女の子たちを、めちゃくちゃリアルに描写してるのが、「明日カノ」。

パパ活とか夜職とか

流されやすくて、周りに人がいるのにいつも満たされなくて、お金がかかる女の子”リナ”ちゃんは、「あぁ私の周りにもいるなあ」ってなった登場人物のひとり。
ザ！男ウケ！ゆるふわフワフワ飛んでっちゃいそう！ついでに尻も軽い！みたいな笑
私は結構その手の女子校出身系女子もそこまで毛嫌いせず、普通に「あーやってんなあかわいいなあ」ってなっちゃうけど、ぶっちゃけ女ウケは悪い

けど、リナもそうだし、整形狂の彩もそうだけど、ほんとに女の子って死ぬほどお金がかかる！！！！を体現してると思う。
ていうか明日カノの1番共感ポイントそこ、昼職とか普通のバイトじゃ到底まかなえるわけないよ！ってくらいの切実さ、ほんとにわかる。
明日カノってレンタル彼女のお店で働く女の子と、その周囲の人たちの話なんですけど(あらすじを今更説明)。
女の子が”女”を売ってお金を稼ぐとき、なーんでこんなに女の子は強くて弱いの？って思う。

実際周りにもいる、パパ活をしてる友達も夜職をしてる知り合いも。わたしも女を売ってお金を稼いだ経験もある。
確かに高時給だけどそういう方法で稼いだお金ってまーじで泡銭なんですよね、一瞬で溶けちゃう。

なんで欲しい服はザラにン万円するんだろう？
着てる服ギャンギャンにお金かかってるけど大丈夫そ？おしゃれ着洗い以外絶対できないよ？って感じ。
毎日顔に色んなもの塗って、ほぼ月一で美容院、まつパ、、、まじ意味わからんけど可愛くないと生きていけない！っていう、非常に大変。
だけどなんだかんだいって楽しいんだよね、それが。
好きな人の「かわいい」になれるのは幸せだと思う。
私は中でも厄介な女の自覚があるので、消費される「かわいい」じゃなくて、「圧倒的」で「絶対的」になりたいです、まあたいへん。
服もお金かかるしランジェリーもお金かかる、けど幸せだからオールオッケー。

男の気持ちは大概わからない

冗談抜きで私ほんとに男心にあんまり共感できない人種です笑
まじで私からするとみんな宇宙人。
男の子と恋愛しても、「ど、どれが本心なの、、、？？」ってめっちゃ困惑しちゃう。
だから付き合っても割と駆け引きしちゃうし、あとなんかよくわかんないけど私と付き合う男の人みんなメンヘラぽくなっちゃう、ごめんなさい笑

けどなぜか私、人生のあらゆるフェーズで恋愛相談にのってくれる男友達がほんっとに多い。
全然男友達とめっちゃ恋バナする。
男友達とする恋バナは女友達とするのと違う楽しさがある。

「男はみんな単純だよ」って、よく男の子に言われるの。
そんなことあります？男の子私からしたらとっても難しいんだけど！っていつも思います、んなわけあるか！って。
だけどわたしが男の人に対して「愛しいな」と思うポイントは割とそういうとこかもしれない。
投げたボールに対してまっすぐ照れながら反応が帰ってくる時とか、かわいいなあと思う。
逆に女の子は矛盾を抱えながらたくましく生きてる姿を「厄介で愛しいな」と思う。

別にかわいそうな女の子が好きなわけじゃないんです、むしろ強くて愛に生きるしなやかな女性が好き。
だけど強い女性が好きなのは、苦悩をちゃんと抱えて、隠し持っているから。
涙はアイシャドウで隠して、好きな人の前で可憐さを纏うその意地らしさになんとも言えない気持ちになる。
恋愛的な意味抜きにしたって、あー女の子最高！って。

男の子も女の子も

女の子大好きだけど全然フェミほど信念があるわけでもなく、なんなら生まれ変わるなら男性かいいし、今現在もパートナーは男性なんです。
多分わたしのこういうちょっと不可解な感性も、気難しい女心。
じつは明日カノ、男の子の描写もめちゃくちゃリアルです。
あーーーーおる！こういう子おる！！ってなる、なんかテンションあがる笑
そんな明日カノをもとに、女心をなんとなあく考察してみた秋夜でした。
ではまたどこかで、お目にかかれたら幸いです。