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デジタルに置いてけぼりだったGデザイナーが前田デザイン室に入って2年間経った話(後編)
こんにちは。九州でフリーランスデザイナーをしているNenpa(@APle22_nowmiso)です。🙂✨
長期ブランクでデジタル社会から置いてけぼりだった私。クリエイティブコミュニティ「前田デザイン室」に在籍した2年間でどう変わったのか。
今回は後編!安心してください!最後ですよ…😎✨
最終回は、シャカリキ・ガール期。
前・中編はこちら↓
デザインの必殺技アプリ、やんわり始動!!
デザインのカードゲーム「Desig-win(デザウィン)」のカメラアプリを前デメンバーのクロイシさん(@yopi813)が制作しTwitter上で公開。街中の気になるデザインをカメラで撮影、必殺技カードとしてスマホにストックできるというワクワク機能で、正式に前デでアプリ開発することに。アプリのデザインしてくれる人はいませんかー!と募集がかかり、ちょうどプログラミングスクールでUIデザインに興味を持っていた私。秒で手を挙げ参加を希望しました。ゆっくりとした滑り出しでしたが突如、24時間マエダテレビ2の番組内で登場させることになり、マッハで制作。笑 その後、2022年6~9月頃に改修を重ね、一般公開されました。
初回バージョンを担当させていただきました。
今後も改善される予定です。
24時間マエダテレビ「2」
番組バナー制作
あの「24時間マエダテレビ」が帰ってきた…!去年はコロナで開催できず、今年はその分、巻き返したい…! 本当に開催できるの?と迫るコロナに怯えつつ、爆速で企画が進みます。私はバナー制作で参加。
今から思えばこのプロジェクトをきっかけに仲良くなったデザイナーさんが沢山いました。後になってDiscordを見直しながら「あ、あの人と私、当時は気づかなかったけど後にこんなに仲良くなるんだ…😲」なーーんて、いい思い出になること、間違いなし。プロジェクトに参加するとホント面白いです!!
とにかく時間がなくゲストはギリギリ決定…。
舞台裏はテレビ特有の緊張感。ハラハラして番組っぽかった!(番組です)文化祭的なノリを最も感じたエモ・プロジェクト!!!
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「UI・UXのガチプロさんを連れてきた」
番組に生出演
24時間まる1日。20時半〜翌朝20時19分までライブ配信するという企画。
東京のスタジオではプロジェクトメンバーが寝ずに番組配信。そんな状態で生番組なので何が起きるか最後までわからず、視聴者としてもドキドキハラハラ。寝たいのに、全然目が離せません〜!💦
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アーカイブでまたじっくり見たい
番組にオンライン生出演。作ったアプリを実際に UI・UXデザイナー立石さんにご使用いただき、使用感をガチプロ目線でフィードバックいただくという超絶・緊張する内容。私は音声のみでの登場でしたが、さまざまなご意見をプロ目線でお伺いでき、本当に参考になりました。さらに頑張るぞ!とヤル気に溢れた1時間半。この機会を作って下さった前田さん、丁寧なフィードバックをして下さった立石さん、ありがとうございました。
2022年の3月頃。
勝てるデザイン養成GIPS 募集、
そして無事に応募。
2022年2月。前田デザイン室長の前田さんから鬼のフィードバックを受けられる試み「勝てるデザイン養成GIPS」の募集が開始。参加条件は書籍「勝てるデザイン」の15ワーク全てをクリアしNoteにまとめること。
鬼フィードバックは受けたいものの、1ヶ月弱の短期間で15ワーク⁉️ 👀💥 さらにNoteも作成…😨 そのボリューム感に一瞬たじろぎましたが秒で即決。締切日の午後ギリギリまで課題で作成していた名刺が納品され、無事に応募する事ができました。(かるく1行でまとめるにはツラいほどのボリューム。熱量だけで乗り切った応募への道のりはこちら!↓もう、ぜひ見て…😭涙)2022年3月末の応募締切。
ワーク14番目に「ぶっ飛んだ名刺をつくれ!」という実際に名刺を仕事として作るという課題が。依頼人がいないとそもそも作れない…💦 恐る恐るTwitterで呼びかけた時、秒で手を挙げて下さったのがライターのぺるさん(@breeze_inmay)。
ライターであることを一目で印象づけれるよう、ぺるさんが取材しているシーンを完全再現。「デスクに立てれば360度宣伝できる」名刺が大好評!!!
さらにぺるさんは温かい言葉を添えて色を塗りメッセージカードとしても使用。
名刺とメッセージのダブル効果で印象も注目度もUPし、お渡しすれば成約率80%という、福を呼ぶ名刺となりました!🙌
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有益情報ゼロ! 真面目にバトったアホ雑誌「マエボン3」爆誕!
24時間マエダテレビ2のあった日、クラウドファンディングでは価値ゼロのゼロ円本「マエボン3」が爆誕していた…。アホをテーマに前田デザイン室のメンバーがしっちゃかめっちゃかになりつつも真面目に「アホ」を突き詰め、バトルし、極めていった雑誌。それが「マエボン3」です。
私は「全裸ひらがな」ページを作成。全裸をひらがなでギリギリかくした「全裸ひらがな」50音。ひらがなで隠す?きわどい水着で隠す?アホらしさを高めるため、夜な夜な企画を練り直し、最終的には最後の2枚(全裸ひらがな50音・お手紙案)に決定。みなさん期限が迫る中、ミーティングやイラスト作成など本当にありがとうございました!!感謝が絶えない…!!!😭😭😭 2022年4~5月頃。
イラスト:みっちゃん(@sm14mm)
企画:きったーさん(@nomograph_yumi)
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試行錯誤を繰り返す
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きわどい水着としての表現
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真ん中のノドは雑誌の厚み用に開けています
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マエボン3で、てんやわんや。
カウントダウンやらお披露目会やら。
前半戦で戦った皆さんのスタミナが切れ、入稿し終えた後のコアメンバーは燃え尽きたように静かに…。担当分が少なく余力の残っていた私。なんとお披露目会バナーと日替わりカウントダウンバナーを作成することに。
どうする? …そうだ!💡✨
マエボン3の雑誌内のキャラクターはみんな素晴らしくアホで個性的!
雑誌の中だけで眠らせるのは勿体ない…。そんな想いから全ページのキャラを選りすぐり、バナーで一気にお披露目しました!
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クセの強いカウントダウン動画を連日配信
こちらは動画のカウントダウンバナー。1週間、毎日違う動画をUP。こーーれーーは!思ったよりもボリューミーで😭内緒ですが後半、泣きっ面…。
披露会バナーでは全ページのキャラ達は登場させたもの生身の人が登場できていない。締めくくりの動画には、燃え尽きるほど熱狂したコアメンバーにご参加いただいた方がいいのでは??
…と、い・う・わ・け・で!!!
音でワイワイ感を演出したく、雑誌づくりにご参加された皆様にお集まりいただき、タイトル音声を収録。動画にIN。アホらしい音と共に、ぜひクリックして楽しんでください!
ご参加いただいた皆さん、大変楽しいものに仕上がりました。この動画、再び日の目を見れました…😭😭ありがとうございました。(全6つのうち4つUP)
コアメンバー代表
マエボン3 編集長:デザインちゃん(@design__chan)
マエボン3 副編集長:みっちーさん(@mitchy_wakuwaku)
さらにお披露目会にもオンライン参加
カウントダウンバナーを制作させていただき、なんとマエボン3お披露目会でオンライン参加のトークに出させていただくことに。マエボン3の制作秘話を語る。毎晩、企画がいろいろ変わっていき、熱気が溢れてすごく思い出濃かった…。「全裸ひらがな」のミーティングでは裸体をどう隠すか、連日ハレンチな単語が乱出。家族に疑われ、食卓で話題に…。それ以降、何を制作しているのかをちょいちょい偵察しに来るという非常事態。なかなかキワドイ制作秘話でした。2022年7月頃。
1年半が経つ頃、
視野がかなり広がっていた。
この頃からメキメキと自分の中で経験値が上がっているのがわかってきました。勝てるワークを15個やり遂げた達成感。ぶっとんだ名刺で調べた特殊印刷。今ではネット印刷でも特殊なものが数多くでき、表現の幅もかなり広がっていることに驚きます。最終的には動画を作成。
前デに入った頃はほぼイラレだけしか使う事はありませんでしたが。現在は Figma、STUDIOでWEBやUIのデザインも行うように。もちろんプログラミングスクールに通ったことも大きく、UI・UXへの興味はこの学校でいただきました。GIPSでNoteを書かざるを得なく(?)なったことで自分を曝け出すことが苦ではなくなり、徐々に開かれた自分になってきて。
2年後の今振り返ってやっと、この頃は出会いときっかけに恵まれていたんだと改めて気がつきました。
はじめての主催イベント
アトリエデッサン会を開催!
前デにはアトリエという24時間オープンになっているZoomの場があります。ミニイベントにも使われていて、1ヶ月に1度きったーさん主催の「目標の会」というものがあり、各々で目標を立てるんです。
ダイエットする、本を1冊読破、新たなツールを勉強などなど、どんなものでもいいのです。そこで私は「デッサンがしたい」と。
個人的にアトリエで時間決めて描こうかな…と言った矢先、興味ある、やってみたい、という声がチラホラ。では2週間に1回でやってみたら? ぺるさんの一声で、イキオイ!やってみることにしました。
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なぜデッサンをしようかと思ったのは、もちろん。
「勝てるデザイン」とこちらのNote。
精神的な基礎力としてデザインにも必要だと思ったし、アイコンなど立体的な表現のリアリティ追求にも必要。ちょっとイラストを描く時など、テーブルの上に置いたコップや食器の床が合わず妙にガタガタ、ということもあって、デッサンの必要性を感じていた頃。
美大受験終了からほぼ描いていないという散々な状態からのスタートです。
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特徴をデフォルメする技術も磨かれる気が。
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下手すぎてリベンジの2枚目。皆さんも描いてみてほしい。
Zoomに集う → 1時間で描く → 30分は品評会
あーでもない、こーでもない、と、表現についてアレコレ語らう。通常は静かなデッサンが、ワイワイガヤガヤ、上手くいった、いかなかった、コツは? 影の接点はどうやって濃くする? ナドナド、本当に面白い!
プロジェクトではないので、1日だけ参加すればOK。各人のデッサン力が向上を目指して週1回開催。デッサン初めての方もいて、練り消しの使い方がわからないのでMONO消しで参加!などもあるのですが、みなさんホント、どうやって上手く消したの?と、工夫がイッパイ。その驚きも、面白い。
ツイッターにUPすることでモチベが上がる。作品を出すことに慣れてくる。
失敗を恐れず、出しちゃう勇気。でも皆さんもやってるから恥ずかしくはない。応援する風土、よくするための賑やかな討論。
いつの間にか、自分が1年半前に喉から手が出るほど求めていた場の空気ができていた。
2022年8~9月頃。
「わたし」を説明してみよう!
自己PRの会(スライド・WEB・対面トーク)
デッサン会で、自分が主催のイベントにだいぶ慣れてきた私。この行動力を保ったまま、次は何を目標にしよう…と考えていた時、たまた前メンさんとお食事の機会が。「いやー。自己PRって、苦手なんですよ。プレゼンとか、強くなりたい…(私)」「じゃぁ、アトリエでやっちゃいましょう!(ぺるさん)」すぐ背中を押すぺるさんに乗せられ、その場で枠を予約。週1回の「自己PRの会」が始まりました!アトリエに集まった方々の前で自己プレゼンし、鬼のようにフィードバックを貰うという超絶・恥ずかしい場。
初回はスライドを作成して自己PRを人に聞いてもらう場、だったのですが思いのほか大盛況。人の自己PRって気になりますよね。
第2回目はWEBポートフォリオで自己PR。第3回目は対面での自己PRをみんなで検討する場。これもう、嫌な人は本当に嫌がる内容かと思うのですが、不思議や不思議。私の場合、全く逆で。フィードバックが大好物な訳です。どんどん言ってください!さぁ、好きなだけ!!!…フィードバックをシャワーのように浴び、さまざまなご意見を聞けた事が本当に宝物。
お集まりいただいた皆さん、感謝が絶えません。ありがとうございました。
2022年10月頃。
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10月末で2年。… 退会を決めました。
ここまで読み進めていただいたら、え?なんで?辞める理由ないよね?? だってめちゃくちゃ、楽しんでるじゃん…??
と、思いますよね。
そうなんです。だから、辞めないとと思ったんです。
好きすぎて辞める。… という、二度見するような理由。
入った時は右も左もわからず、ただ、ただ、デザインとの接点が欲しかった。置き去りになっていた技術や知識、現場の空気に触れられる場を、藁をもすがる思いで探していたんです。
そこで前デに入り、現在のデザインの現場の技術・生きた知恵を学びました。デザインをどんどん制作していくとものづくりについて相談できる仲間が欲しくなった。フィードバックで客観的な改善点が見えてくると、今度は、もう一歩先の、クリエイティブについて語り合いたくなった。
だからプロジェクトに参加してみました。するとものづくりの事を深く語り合え、夢中になれました。今まで、一生懸命にするとドン引かれ「そこまで考えなくても…」となる事が多かったので、まだやれ、もっとだ!と、受け止めていただける環境は本当に嬉しかったです。
そしたら今度は、自分の個性や強味はなんだろう、という事が気になってきました。自分の意見を伝える機会が多くなってきたからです。
少し前から、フリーランスとしての自分のカラーをハッキリさせていきたいという想いが出てきていました。でも自分では、どんなカラーを持っているのかがいまいち自覚できない。そこで自己PRの会を主催し、自分の作品やキャラクターがどう映っているのかを他者視点でフィードバックいただきました。
それを元に新規で営業をしてみました。すると、とてもいい反応がもらえたんです。5件の営業のうち、2件が決まりました。新たな人と会う事がおっくうではなく、むしろ楽しくなっていました。
次はどうするの?
みなさんにあれだけ自己PRの会でフィードバックをいただいて、そのおかげで新規営業で実際に受注ができて、いい反応を受けて自信も持てた。
今までは紹介の案件ばかりだったから、本当に嬉しかったです。
心の中でずっとあった気持ち「次はどうするの?」がしょっちゅう顔を出す
次は前デの中でプロジェクトを? アトリエで今までどおりの日々を?
それは、皆さんにあれだけ熱心にフィードバックをいただいたのに、違うと思いました。なかなか行動できなかった私の背中を押してくれた方々に、進んでいっている自分を見せたい。しかし、辞めてしまったら2度ともう、こんな関係は築けないのかもしれない。フィードバックを返してくれる関係性は、今までの2年という年月があったから出来たことなのかも。でも…
もっと変化をしてみたい
今、辞めてみたらどうなるだろうと思った。というのが大きいです。
やってみたことがない事をしてみたかった。
できれば出ていきたくないし、ここにいれば心が落ち着く。好きなデザインができる。でも、今、前デを出てみたらどうなるだろう。
勝てるデザイン養成GIPSに無事合格!
みなさんと一緒に切磋琢磨しています
そう、もう一つ大事なことをお伝えしていませんでした。勝てるデザイン養成GIPSに無事、合格しました!!! 正直、もうダメかと思っていました。
これだけやって、落ちたらどうしよう、って。後半戦などはもう、数日間徹夜に近かった😭(しかも直前までNoteは必要ないのかと思っていました…)選考で選んでいただいた前田さん。ありがとうございます。このご恩、一生忘れないし、絶対に返していきます。
選考に漏れてしまった方の分も責任持ってやりきります!!!!💪🔥🔥🔥💪
この2年間で得たものは。
文章で書くには多すぎて、項目で書いてしまうとあまりにそっけない。
でも、まとめると以下になります。数えきれないです。きっと、まだまだある。
・現場の技術と生きた知恵
・目を見て褒めてもらえた自己肯定感
・短期間で制作する熱量
・相談&意見を求めるさらけ出し力
・自分の想いを文章で出す勇気
・行動力、実行力・チャンスを掴みにいく力 etc.
現在、前デを退会して半月。正直すでに寂しさでいっぱい。
外から見たらきっと、また魅力的に思えてきて出戻る可能性は十分。
しかし、もうしばらくは耐えてみたいと思います。
今後はGIPSで腕を磨きながら、思考力と質を高め、向上していきたいと思っています。私の願いは「よいデザイン」ができるようになること。
人の心があり、血が通っていて、品質が高く、機能的。
AIには作れない、私にしか生み出せない、
そんなデザインを作れるようになることです。
前田デザイン室へ。
宝物のような2年間を ありがとうございました
今まで本当にお世話になりました。また出戻る可能性は濃厚です。👀
ですので… 今後ともよろしくお願いします‼️✨