No.8 長期ブランクを吹っ飛ばせ!DTPデザイナーが「勝てるデザイン」のワークをやってみた。#08 うすっぺらい作品から打破せよ!
はじめまして! 九州でDTPとWEBのデザイナーをしているNenpa_と申します! ブランク9年の私が、デザインとは何たるかのテコ入れに前田高志さん著「勝てるデザイン」の巻末ワーク(ハンパなく身になる…)を全てやってみるという第8回目です。
ここまでのワークはコチラなので、良ければ見てみてくださいね😉
そして今回の「勝てるデザイン」ワークは…
#08 うすっぺらい作品から打破せよ!
うすっぺらい作品から抜け出す…?? それってどうするの??
自分が作った作品を「どこか浅い」「どこかで見たことがある」と感じたことはありませんか? それを打破するワークです。
ドッキーーーーーん!!!バクバク 図星です…💦
それを自分ならではのズッキュンポイント(フェチ…視覚的、感覚的にゾクゾクするもの)を探し出し、重ねることで「ならでは」感が出る。と!!!
正直、日頃あまり意識していなさすぎて、言語化していない人は多いのではないでしょうか。私もそう。さて、やってみますか…
フェチを書き出す
・質感があるもの ・文字 ・大きいタイポグラフィ ・大ぶりの写真 ・エモさ ・漫画グラフィック ・古本っぽさ ・女の子の髪 ・肌 ・ズームした写真 ・産毛 ・赤ちゃんとネコ ・kawaii. ・音楽 ・声フェチ ・ムダに上手い歌手 ・昭和歌謡 ・昭和アイドル ・昭和的なエロさ ・変態性 ・中2 ・フワフワ ・浮遊感 ・ドリーミー ・というところで「うる星ヤツら」・高橋留美子 ・ラブコメ ・青春 ・青さ ・純情なバカさ ・コント要素 ・演劇 ・役者. ・ぬいぐるみ ・なついキーホルダー ・捨てられない食玩 ・捨てられない手紙 ・捨てられないメモ. ・学生服 (なぜか大学時代には興味なし)・80年代の宇宙感またはDISCOチック ・未来感・タイムマシン ・ビデオ ・カセット ・鉛筆とかねりけしとかチープ文具 ・目を伏せた絵面. ・アンニュイ ・あまり60sには興味なし ・90sLOVE ・若干のハートブレイク. ・センチメンタリズム ・なぜかジャニーズに興味がない ・女性アイドルグループに興味・可愛い女の子 ・フランスっぽいヘアスタイル ・レコード ・コーヒー ・喫茶店 ・パブの椅子. ・カラオケ(という響き)・DJ ・ダサさとかっこよさの両極 ・優等生で劣等生の両極 ・真面目すぎてバカに見える
… ていうか、止まらんーーーーーーー!!!ありすぎて止まらん!!!!
もうこのへんでキリがないのでやめさせていただきます。10分でこんだけ出てきた。変態性と妄想力だけで生きている…。
いや、よくみるとフェチがピンポイントで気味悪いって!!
肌ってなに?? 産毛ってなに?!!!!
でもなんとなく、俯瞰でみると分かりますよね。趣味とか。今、ハマっているものとか。へー。面白い!!!ストレス解消にもなる気がします。
狭くてマニアックなフェチに絞る
この中から、マニアックそうなフェチに絞っていくんです。私の場合はこのあたり。
・声フェチ ・昭和歌謡 ・昭和アイドル ・女性アイドルグループ ・ムダに上手い歌手・ドリーミー ・聖子マツダ ・フワフワ ・昭和的なエロさ ・古本・レコード ・コーヒー ・喫茶店 ・パブの椅子
なんとなーーーく、世界観、でてきてます。既に。分かりますか?
パブの椅子とか、レコードとか、喫茶店とかコーヒーとか。どうも昭和の懐かしさに今、ハマってる様子です。
雑誌の企画書を作る
上記の内容をそのまま雑誌にできる企画を練る。世界観はなんとなくできそう。全てを包括できる一番のフェチってなんだろう…。しかもできるだけ変態的でマニアックなものがいい。この中から一つ。
… よし、アレに決めた!!!!
コンセプトは、「昭和アイドル」
表向けには「昭和アイドル」ですが、裏コンセプトで「声フェチ」縛り。というのが、一番マニアックでこだわったポイントです。
それも昭和歌謡の、しかも女性アイドルグループというところにフェチポイントが。絵的なものを想像すると、自然と喫茶店やレコード、パブの椅子にも紐づきますよね、風景として。外は雨降ってるとか、文庫本とコーヒーを目の前に、喫茶店で待ちぼうけとか、そうするとアンニュイでいいなぁ。(聖子マツダで妄想中)きっとボウタイの白いふわふわワンピースですよ。もーーーー、いくらでも妄想してられる…。
ターゲットや雑誌名、特集(これは好き好きですが)まで考えたら、雑誌の表紙作りに取り掛かります。
雑誌の表紙を作る
あまりにノリノリで、企画からざっとした表紙のラフまで、高速の50分でここまで進んでしまいました。それがコチラ!!!!
ジャジャーーーーン!!!!!!フェチずむーーーーー!!!
ちょっとまだ手を加えたいのですが、このワークが面白すぎて、50分で1本の制作。このままいくと何パターンでもいけそうです。
好きなものだと気分がノリやすい
フェチをひたすら書き出し、その中から構成を決めたために、コンセプト自体がフェチだらけ。好きなものは作業も早くなるんですね。ワクワクをお届けする方が受け手にも熱量が伝わりやすく、あまりこだわらず初回は一気に仕上げた方が、勢いが出ていい感じでした。
駆け出しのフリーランスの方なども、自分の得意分野や爆速で仕上げることができるジャンルの発見ができ、とても楽しいのではないかと思います。
まとめ:このワークで得られるもの
無意識に好きなデザインを集めていても、フェチを書き出すと「あ、この要素があるから好きだったんだ」なんて、理由が明確にわかってきます。
なんとなく好きだけど、理由がわからない。という方や、自分の「好き」を見失ってしまった方々に向いているワークだと思います。
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