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「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

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広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
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#作家論

高橋葉介 『宵闇通りのブン』(ヨウスケの奇妙な世界 PART Ⅳ) : 高橋葉介の描く「少…

書評:高橋葉介『宵闇通りのブン』(1980年・朝日ソノラマ サンコミック) 独自の世界を持つ…

年間読書人
1か月前
18

ジャン=リュック・ゴダール監督 『男性・女性』 : ゴダールという「解けない謎」

映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『男性・女性』(1966年、フランス・スウェーデン合作…

年間読書人
1か月前
30

岩井俊二監督 『Love Letter』 : 岩井俊二の「オカルト趣味」

映画評:岩井俊二監督『Love Letter』(1995年) およそ、私にはそぐわない映画である。 普通…

年間読書人
4か月前
34

フランソワ・トリュフォー監督 『突然炎のごとく』 : 「恋愛もの」に見せかけた「男…

映画評:フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく』(1962年・フランス映画) 「ヌーヴ…

年間読書人
4か月前
19

ポール・W・S・アンダーソン監督 『イベント・ホライゾン』 : 「才能」の質

映画評:ポール・W・S・アンダーソン監督『イベント・ホライゾン』(1997年・アメリカ映画) …

年間読書人
5か月前
13

竹田昼 『ヒャッケンマワリ』 : 内田百閒という人

書評:竹田昼『ヒャッケンマワリ』(白泉社・楽園コミックス) 内田百閒という小説家をご存知…

年間読書人
5か月前
25

エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督 『愚なる妻』 : エリッヒ・フォン・シュトロハイム論

映画評:エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督『愚なる妻』(1922年・アメリカ映画) シュトロハイム監督の第3作で、モノクロ・サイレント作品である。 完璧主義の映画作家としてすでに高い評判を得ていたにも関わらず、本作に金と時間を費やしすぎて「こんなやつを雇っていたら、会社が潰れてしまう」と、ユニヴァーサル社をクビにされたという、そんないわく付きの作品だ。 ストーリーは、簡単に言ってしまうと「ロシア貴族になりすました女たらしの詐欺師が、アメリカの公使夫人をたらし込んで、金を

藤本タツキ 『さよなら絵梨』 : 「さよなら、またね」

書評:藤本タツキ『さよなら絵梨』(ジャンプコミックス・集英社) テレビアニメにもなった『…

年間読書人
6か月前
18

ゴダールの本質を、わかりやすく説明しよう。 : ジャン=リュック・ゴダール論

ついに、ジャン=リュック・ゴダールという映画作家の本質が、理解できた。そう確信することが…

年間読書人
6か月前
35

フランソワ・トリュフォー監督 『ピアニストを撃て』 &『あこがれ』 : トリュフォー…

映画評:フランソワ・トリュフォー監督『ピアニストを撃て』&『あこがれ』(1960年・1958年、…

年間読書人
7か月前
15

藤本タツキ 短編集 『17−21』 『22−26』 : 作家自身のキャラクターのユニークさ

書評:藤本タツキ短編集『17−21』『22−26』(ジャンプコミックス・集英社) 「書評」として…

年間読書人
7か月前
31

岡崎二郎 『アフター0』第1巻 : 一読の価値のある、 上質なSFマンガ短編集

書評:岡崎二郎『アフター0』第1巻(ビッグコミックス・小学館) 本書は、1990年に刊行され…

年間読書人
7か月前
19

高橋葉介 『腹話術 (ヨウスケの奇妙な世界 PART 1) 』 : 黒い宝石箱

書評:高橋葉介『腹話術 (ヨウスケの奇妙な世界 PART 1) 』(朝日ソノラマ・サンコミックス) …

年間読書人
8か月前
19

塚原重義監督 『クラユカバ』 『クラメルカガリ』 : 暗示と憑き物落とし

映画評:塚原重義監督『クラユカバ』『クラメルカガリ』(2023年・2024年) 塚原重義監督による『クラユカバ』と『クラメルカガリ』の2本は、どちらも「60分ほどの劇場用中編アニメーション作品」である。 『クラユカバ』は、塚原監督の完全オリジナル作品であり、『クラメルカガリ』の方は、作家・成田良悟による同作のスピンオフ小説を原案に、塚原がアニメ化した作品という位置づけになる。 塚原重義監督は、いわゆる「Web系アニメーター」で、『クラユカバ』までは「商業アニメーション制作