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「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

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広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
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記事一覧

ピーター・ボグダノヴィッチ監督 『ペーパー・ムーン』 : 完璧なラストシーン

映画評:ピーター・ボグダノヴィッチ監督『ペーパー・ムーン』(1973年・アメリカ映画) 私好…

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オーソン・ウェルズ監督 『審判』 : ウェルズとカフカのミスマッチ

映画評:オーソン・ウェルズ監督『審判』(1963年・フランス映画) その「シャープで幾何学的…

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スタンリー・ドーネン監督 『シャレード』 : 愛らしい小品

映画評:スタンリー・ドーネン監督『シャレード』(1963年・アメリカ映画) 本作主演のオード…

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『情況 2024年夏号 【特集】トランスジェンダー』 : 特集記事を総括する。

雑誌評:『情況 2024年夏号 【特集】トランスジェンダー』(情況出版) 本書に収録された特集…

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北村紗衣の「そっくりさん」案件 : 『映画秘宝』DM事件を検討する。

「武蔵大学の教授」で「映画評論家」である北村紗衣の周辺を洗っていたところ(というのは、刑…

年間読書人
11日前
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北村紗衣 『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100…

書評:北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選…

年間読書人
12日前
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チャールズ・チャップリン 『黄金狂時代』 : 「喜劇」と「ラブストーリー」の二側面について

映画評:チャールズ・チャップリン『黄金狂時代』(1925年・アメリカ映画) チャップリン作品の中でも「傑作」と呼ばれる作品だというので、見ることにした。 だが、見終わった結果から言えば、次のようなことになる。 上の引用文でのポイントは『喜劇』である。 つまり、チャップリンの作品には、「喜劇」を基本としながらも、「ヒューマニズム溢れる感動作」という側面がある。前回レビューを書いた、本作以前の作品『キッド』(1921年)などが、まさにそうだ。 そして、本作『黄金狂時代』以降

ロベルト・ロッセリーニ監督 『ドイツ零年』 : 少年の告発したもの。

映画評:ロベルト・ロッセリーニ監督『ドイツ零年』(1948年・イタリア映画) 「ヌーヴェル・…

年間読書人
2週間前
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風呂前有 『恋スルー乙女』 : 無邪気でありたい。

書評:風呂前有『恋スルー乙女』(講談社 アフターヌーンKC・2011年) 先日、風呂前有のデビ…

年間読書人
2週間前
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D・W・グリフィス監督 『イントレランス』 : ひと言でいうと「セットが凄い」映画

映画評:D・W・グリフィス監督『イントレランス』(1916年・アメリカ映画) 本稿のタイトルに…

年間読書人
2週間前
14

映画 『バニシング・ポイント』 : 北村紗衣の「消失点」

ぬ映画評:リチャード・C・サラフィアン監督『バニシング・ポイント』(1971年・アメリカ映画…

年間読書人
3週間前
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マックス・オフュルス監督 『忘れじの面影』 : 見返りを求めないという「美徳」

映画評:マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』(1948年・アメリカ映画) 1948年だから、…

年間読書人
3週間前
14

アレックス・ガーランド監督 『シビルウォー アメリカ最後の日』 : 本当は「難解」…

映画評:アレックス・ガーランド監督『シビルウォー アメリカ最後の日』(2024年・アメリカ映…

年間読書人
4週間前
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安田淳一監督 『侍タイムスリッパー』 : 文句なし、 評判どおりの傑作

映画評:安田淳一監督『侍タイムスリッパー』(2024年) あまりにも評判どおりの傑作なので、付け加える言葉が見つからない。 ひとまず、ありふれた言葉にはなるが、「とにかく見に行け」という他ないだろう。 本作は、インディーズ(独立系)映画の低予算作品でありながら、その口コミによる評判の高さから始まる快進撃に、かの大ヒット作『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)の再来かと騒がれている作品だ。 この先、本作がどれくらいヒットするのかはわからないし、さすがに『カメ止め』ほど稼