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「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

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広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
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記事一覧

北村紗衣教授に関する提言 : 蓋句智女の呟

与那覇潤氏のnote記事「嘘でも他人を「ミソジニー」呼ばわりすることの意外な効用」によると、…

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中村一般 『ゆうれい犬と街散歩』 : 繊細さゆえの孤独と思考

書評:中村一般『ゆうれい犬と街散歩』(トゥーヴァージンズ・路草コミックス) 友人がお盆に…

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北村紗衣に捧ぐ 「ミソジニー ファンネル集めて キャッキャしたい (五七五)」

与那覇潤さんに拙稿(いや「拙レビュー」?「拙note」かな?)を紹介していただいた。ありがた…

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ウィリアム・ワイラー監督 『ローマの休日』 : 『ローマの休日』論

映画評:ウィリアム・ワイラー監督『ローマの休日』(1953年・アメリカ映画) 「名作」の誉れ…

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北村紗衣 『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』 : 子供騙しな子供向けフェミニズム

書評:北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入…

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私の記事「北村紗衣という人」(2024年8月30日付)が、通報削除されました。

たぶん昨日(2024年9月13日)のことです。無論、私自身が「削除」したのではありません。 「管…

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ポール・W・S・アンダーソン監督 『イベント・ホライゾン』 : 「才能」の質

映画評:ポール・W・S・アンダーソン監督『イベント・ホライゾン』(1997年・アメリカ映画) 完全に失敗した。見るんじゃなかった駄作である。この作品については、語るに値するほどのものを、私は何も持たない。 本作は、ひと言で言えば「絵は悪くないが、内容がありきたり過ぎる」作品なのだ。 作品鑑賞の蓄積に乏しい高校生くらいまでであれば、十分おもしろい作品なのだろうが、ある程度、映画を見たり本を読んだりしている者には、何もかもが「既視感」ばかりを呼び起こすだけなのだ、最後まで。

D・W・グリフィス監督 『國民の創生』 : 「映画の父」の深き呪い

映画評:D・W・グリフィス監督『國民の創生』(1915年・アメリカ映画) 悪名高き、歴史的傑作…

年間読書人
11日前
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竹田昼 『ヒャッケンマワリ』 : 内田百閒という人

書評:竹田昼『ヒャッケンマワリ』(白泉社・楽園コミックス) 内田百閒という小説家をご存知…

年間読書人
12日前
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ウディ・アレン監督 『カイロの紫のバラ』 : 弱者への温かな眼差し

映画評:ウディ・アレン監督『カイロの紫のバラ』(1985年・アメリカ映画) ウディ・アレン監…

年間読書人
13日前
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「表象文化論」とは何か? : 蓮實重彦、松浦寿輝、、、北村紗衣…

「表象文化論」という言葉を、ご存知だろうか。 若い人なら知っているかもしれないが、高齢者…

年間読書人
2週間前
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イングマール・ベルイマン監督 『第七の封印』 : 難解ではない。人間を描いただけで…

映画評:イングマール・ベルイマン監督『第七の封印』(1957年・スウェーデン映画) ベルイマ…

年間読書人
2週間前
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フリッツ・ラング監督 『暗黒街の弾痕』 : 業界用語の信用ならなさ

映画評:フリッツ・ラング監督『暗黒街の弾痕』(1937年・アメリカ映画) 『メトロポリス』な…

年間読書人
2週間前
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マーク・トウェイン 『ハックルベリー・フィンの冒険』 : ハック的な「良心」を取り戻せ!

書評:マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』(全2巻・光文社古典新訳文庫) 今頃になって、児童文学の名作中の名作『ハックルベリー・フィンの冒険』(以下『ハックルベリー』と略記)を読んだのは、先日読んだ、小塩真司著『「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学』(ちくま新書)に、本書が紹介されており、その部分にとても惹かれたからである。 このレビューでも紹介したとおりで、この本で検討にふされているのは、人間の心の「ダークサイド」の問題である。 つまり、