vol.2 ニッチな京都歩き 大学編
今日は自分語りをしつつ、大学を中心にニッチな京都の歩きを紹介する。
一応自己紹介すると、私は同志社大学の文系学部に通っている。文系は今出川校地にあるキャンパスをメインにキラキラした大学生活を送ることができる。一方、理系は田舎、京田辺キャンパスへ追いやられてしまう。(かなりの偏見だが間違ってないと思う)
同志社を知らない人も多いだろうが、一般的に「お洒落な陽キャがいるイメージ」を持たれる。確かに洒落ており垢抜けた大学生は多いが、陽キャばかりではない。(そもそもこの言葉は好きではない)ただ、ファッションに気を使った人は溢れていると思う。道ゆく学生を見ているだけでも楽しい。
話を戻す。vol.2ニッチな京都の歩きでは、大学を中心としたニッチな京都の歩き方を紹介する。
テーマ:同志社大学周辺を楽しむ
場所:今出川通り、烏丸通り
内容:散歩+キャンパス巡り+食事
対象物:京都御所、大学、建築物、カフェ、神社、商店街
交通手段:徒歩
時間:朝から夜まで(1泊2日の2日目の行程を紹介する。宿泊しないことも可能な行程である。)
※黄色い丸の数字が、訪ねる場所の番号になっている。以下、1から順番に紹介していく。
歩き方:
1、 京都ガーデンパレス(ホテル)
比較的リーズナブルなホテルなのでチョイスした。目の前が御所であるのがポイント。2日目、朝ご飯をホテルでとらずにチェックアウトする。必ず歩きやすい靴で出かけること。荷物はフロントに預けてホテルを出発する。https://www.hotelgp-kyoto.com/
※宿泊しない場合は1の過程は飛ばす。ただし、早起きする必要がある。京都駅からなら、地下鉄烏丸線(国際会館行き)に乗って今出川駅で降りよう。
2、 京都御所
※宿泊しない人はどの入り口でもいいので御所に入ろう。
ホテルから出ると、目の前に御所入り口蛤御門(はまぐりもん)が見えるのでそこから御所へ入る。朝の京都御所は非常にオススメの場所だ。神聖で新鮮な空気を思う存分独り占めできる。京都に住む方からすると、京都御所は空気が違うらしい。特別な結界みたいなものが感じられるそう。みんなも行ってみよう。
御所の園内は自由に入れるので、朝は犬の散歩をする人、ランニングする人が多い。御所内部の建物見学は、時期によって拝観時間が異なるので確認はしてね。予約不要かつ無料。春の桜が咲いている時期がオススメ。
同志社生あるあるなのかは知らないが、京都御所へ行く同志社生は少ない。私は近くに住んでいるからたまに散歩することはあっても、普段は中へ入らない。ただ、カップルが時間を潰すときに利用される。私も同じような経験があるので間違いないはず。広大すぎて知り合いに会う可能性もなくて丁度いいのだ。
次に、京都御所を東に向かって突っ切ったら、清和院御門(せいわいんごもん)から御所の外へ出る。その後北上し、今出川通りを東へ進む。つまり、③までの道を行く。適当に歩いても多分着く。
3、 ha ra (カフェ)
歩いたので、きっといい感じにお腹が空いただろう。いよいよモーニングの時間だ。河原町通り沿いにあるカフェに向かおう。↓の記事が雰囲気をよく表している。居心地の良い空間で穏やかな気持ちになれるカフェだ。10時オープンで混むので早めに行くのが○。何を食べても美味しいので味わってみてね!Instagramを見たら食べに行きたくなっちゃうよ。予約不可、火曜定休(不定休あり)https://www.instagram.com/ha_ra_kyoto/?hl=ja
もし、朝から甘いものが食べたいのなら、左隣のお店「手作りあんみつ みつばち」へ行こう!ここも有名なお店。美味しいあんみつなどが食べられるよ。
4、 下鴨神社、河合神社(糺の森)
腹ごなしをしたら、北上して下鴨神社へ向かおう。ここへは適当に歩けば良い。下鴨神社や河合神社がある、糺の森(ただすのもり)は境内が南北に長いので、疲れそうなら飛ばしても良い。手前にある河合神社だけ寄るのもあり。
加茂大橋から鴨川デルタを見下ろすと、京都来た〜って感じるに違いない。夏の夜は、男女グループの大学生がデルタで花火をするので青春を傍観できるだろう。私は恨めしげな目線を彼らに向けていたが、去年念願の花火がサークルの仲間とできたので晴れてキラキラ大学生だ。夜の鴨川は、夏は特にだけど、カップルが多く歩いてる。憧れだ、、。
5、 枡形商店街(ますがた)
④から⑤へ。下鴨神社から西へ行くと商店街がある。ここは、非常に活気のある商店街で、近くにかの有名な和菓子屋「出町ふたば」がある。毎日大行列をなしている。京都に住んでいるといつでも買えると思うからいつも素通りしてしまう。実家への手土産に買ったとしても、すぐにお餅が硬くなるからお土産には不向きな気がする。
お昼ご飯を、満寿形屋(まつがたや)の鯖寿司を食べよう。ここはいつも、いつも行列だから行けばわかる。美味しそうだよなあ、鯖寿司。食べたことないから知らんけど。すぐ売り切れちゃうし食べられたらいいなあ、ぐらいの期待で行こう。ここがお目当てなら、寄り道せず朝から来た方が良い。
大学生や地元の人はこの商店街が御用達。食材がまあまあ安いし、百均もあるから便利。しかも、「出町座」と言うミニシアター兼、本屋併設のカフェもあるのだ。私は、ここで2回映画を見た。大きい映画館では上映しないような映画やアニメが上映されているから覗いてみるのも一興だろう。
https://demachiza.com/movies/movies-type/forthcoming
商店街って、廃れてるイメージが強いのだが、京都の商店街はかなり繁盛している。地元の人や学生の協力、観光ツアーなどの相乗効果で活気を生み出しているのだろう。週末は人で溢れているから、ニッチな観光スポットとして有名なのかもしれない。
一通り楽しんだら、今出川通に出て同志社大学へ向かおう。⑤から⑥へ。
この道のりは案外長い。実は同志社大学の東隣に同志社女子大学があるのだが、大学同士の境がわかりにくい。初めて来た人は「同志社って超広大やな」って勘違いするかもしれない。同志社女子に入っても素敵な建物の外観が見られる。
6、 同志社大学
本命の同志社大学の紹介をしようと思ったが、ちょっと息切れしてきた。少々休憩。
はい、気を取り直して紹介していく。キャンパスにはいつでも入れるから、臆さず見学してみよう。同志社の今出川キャンパスには赤煉瓦の建物が多く立ち並んでいるが、それらはだいたい重要文化財だったり↓、登録有形文化財だったりする。(身近すぎてその貴重さが実感できないが)
礼拝堂では平日にチャペル・アワーが開催される。せっかくだから行ってみようということで、去年私は留学生の友人と行ってみた。聖書の言葉やありがたい言葉を頂戴する時間があって、厳かな雰囲気が味わえた。思ったよりも内部が広くて驚いたし、ステンドグラスが美しかった!ちなみに、同志社の卒業生ならここで結婚式も挙げられる。この前、若い新郎新婦が挙式していて素敵だったなぁ。
今出川キャンパスに来たら入ってほしいのが、一番大きい良心館↓。なかなかに壮観な眺めで、夜は中の光と格子状の構造が夕闇に浮かび上がって美しい。私は夕方から夜にかけて眺めるのが一番好き。地下に行けば、地下鉄烏丸線と直結だから、すぐにでも電車に乗れて便利だ。
↓は良心館の入り口である。夜に撮った写真だから人が少ない。良心館は広くて非常に綺麗だし、お洒落な学生で溢れている。私が好きなのは階段だ。この写真では写っていないのだが、こんなに広い階段ある?って思うほどのものがある。一度入って見てみよう。
この写真の奥に進んでいくとラウンジが見えてくる。ここも広いんだよねえ。おしゃれな空間だから、カフェにいる気分になってテンションが上がること間違いなし。あ、カフェ入ってたわ。ただ、ここでは充電できないので長時間の勉強には向かない。
地下へ行くと、良心館食堂があるので行ってみよう。一般の人が平日に行くなら、13時半以降が空いているのでおすすめ。一応20時までやっているらしい。食堂の料理はどれも美味しく、私は唐揚げとかぼちゃのサラダをよく食べる。土曜日は10時〜18時半まで営業しているが、品数が少なくなったら15時ぐらいでも閉まるからあまり当てにならない。
別の場所で腹ごなしをしたくなったら、近所にあるラーメン屋「麺屋あくた川」も候補として挙げられる。(⑦の横)ラーメン激戦区の京都においても、かなり有名な家系ラーメンのお店だ。時間帯関わらず学生が列をなしており、中毒になる人も続出する。私は博多ラーメンが好きなので残念ながらハマらなかった。男子学生が多く並んでいるが女性でも問題なく入店可能だ。
7、 室町キャンパス寒梅館
ある程度見学できたら、今出川キャンパスを出て北上する。すると直ぐに、室町キャンパス寒梅館が出てくる。ここもまた洒落た外観なんだよなあ。メインは法学部研究所だから学部生は使用することが少ないが、中で勉強できる。ここには、ハーディーホールというホールがあって、学祭ではファッションショーなどが開催された。この寒梅館の右隣に「麺家あくた川」がある。
8、 カフェ・プラスショコラ御所北
良い加減、歩き疲れただろう。甘いものでも食べて休憩しよう。
室町キャンパスを通り過ぎて、ラーメン屋の角を左に曲がって数分歩くと、
カフェに到着する。外からでは中が見えなくて不安かもしれないが、臆することなかれ。内装はアンティークの調度品が置かれて、落ち着いた雰囲気となっている。大学に近いのに穴場なので私はお気に入りだ。
このお店はカカオを使った料理がメインで、他では食べたことのないような面白い味が楽しめる。もちろんカカオが苦手な方でも食べられるデザートがあるので試しに行ってみよう。私のおすすめは定番のカフェモカとアボガドのホットサンド!ここのカフェモカを飲んでからハマってしまい、毎回これを頼む。ホットサンドの中にはカカオニブが散りばめられており、少しの苦みとチョコレートらしさが口の中に広がって、幸せを噛み締められるだろう。(そのままの意味で)
夕方の17時には閉まってしまうので、時間には注意。↓Instagram
https://www.instagram.com/pluschocolat_goshokita/?hl=ja
まったりできたら重い腰を上げて夕飯を食べに帰ろう。あれ、食べすぎ? ⑧から⑨へ。道順はちゃんと調べよう。
9、 鳳舞楼
隣にはブライトンホテルがあるが今回は無視。さて最後の目的地は、地元民に愛される京都中華のお店、鳳舞楼(ほうまいろう)だ。
家族が京都に来ると行くことが多い店だ。予約しなくても空いているが、気になるようなら電話で予約しておこう。火、水が定休日。
ここでは、あっさりした味が特徴の京都中華が食べられる。定番は、撈麺(ロウメン)通称カラシソバ。辛子醤油が麺に練り込まれたあんかけそばである。モチモチなので好みは分かれるだろうが、一度食べてみるのは良い。※量が多いのでシェアしよう。他に好きな料理は韮黄春巻(にらまきあげ)だ。素朴だがこだわりが感じられて好きだ。
満腹で良い気分になったら、①から⑨の道でホテルに戻るか、今出川駅から電車に乗って家に帰ろう。
今回も長々と、私なりのニッチな京都を紹介してきた。なかなか充実した一日を過ごせたのではないだろうか。レポートの息抜きに書いていたのに、レポート以上に気合が入ってしまった!また、次回もお楽しみに。
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