この春、人前に立って話すときに緊張しなくて済むレクチャー
なんだかお久しぶりになってしまいました。改めましてこんにちは。演技を教えたり対話のワークショップなどやっています、田坂あす香と申します。
スタエフという音声配信アプリを使っておりまして、そこからAIにより文字化されたものを(そして少しお直ししたものを)ここに残します。
今回は、人前で話すときの緊張の逃し方について。
■自己紹介と環境への適応
おはようございます、あっかです。
先日、人前で失敗しない方法みたいなのを話しましたが、ちょっと長くなっちゃったのでもっとコンパクトにまとめようと思って。この春新しい環境で人前で自己紹介をしなきゃいけなかったり、いろんなご挨拶をしなくてはいけない人も多いと思います。 そんな方に向けて、大勢の前でも緊張しない方法というか、どうすれば緊張しない自分になれるかという話を、ちょっとしたいと思います。
■緊張しない方法
私は役者とかMCとか司会歴20年以上になるので、私みたいに人前で話す仕事をしている人たちっていうのは、あまり人前では緊張しないわけです。この年齢まで来ると。
人前での成功体験と、そして失敗から学びをし、そのサンプルが自分の中で統計学として多いので、どれにかなるだろうということで、失敗をあんまりしないということですね。
失敗しないような自負があるから緊張もしなくて済むわけです。
失敗してもリカバリーできると思っているわけで、でも「普段人前であまりしゃべらないな」「ちょっと怖いな」と思う方も多くいらっしゃると思いますので、人前でしゃべるという緊張のメカニズムというか、ちょっとそこからお話をして、どうすれば緊張しなくなるのかの話をします。
■緊張の原因と対処法
まず人前で話すときとか、人前に出なきゃいけないときって緊張する方は、何で緊張するか、当てどころのないというか足元が浮ついたようなふわふわしているところが緊張の原因ですね。
「私はどう動けばいいんだろう」「どうすれば素敵な姿なんだろう」「どうすればうまくいくんだろう」というふわふわとした思いそのものが体に出てしまって、より筋肉の収縮が起こって緊張しちゃうんですけど、でも物事ってすごくシンプルなんですよね。
今私が人前に立つ理由は何なのかをもう一回考えること。
誰に何を伝えたいのかを一つに絞ればいいんですよ。
■一対一の気持ちでのアプローチ
例えば、PTA会長を任されたとします。 PTA会長になるような人は結構人前で話すのが気楽な人も多いですけど、例えばPTA会長を任された、壇上で話さなきゃいけない、そこには先生とか生徒さんとか保護者の方が目の前にいっぱいいらっしゃるとする。
これさ、一対一の気持ちで本当にシンプルでいいと思うんですよね。
先生っていうものに対して一対一でまず話す気持ちで喋りかける。 保護者に話さなきゃいけない場面があれば、保護者っていう人たちに向けて自分の言葉を前に前に、気持ちをただ伝えようと話す。 生徒さんにもそうですね。 生徒さんと一対一の関係を心がけながらシンプルに自分の言葉を渡していくだけですよね。
うちの息子が6年生になるんですけどね。 あさってに控えた入学式でね、1年生の手を取って6年生が入学式に入場しなきゃいけない。 「緊張するなー」とか言ってたの。この場合の緊張もさ、違うのよ。 自分にフォーカスされてるってなぜか思っちゃうのが間違い。 そんなにフォーカスされてません。 だって1年生が主役なんですよ。 1年生がどうしたらリラックスして歩けるかなっていうことを考えて隣にただいてあげる。 これがシンプルな居方だと思うんですよね。 出番だなってちょっと体がキュッとなるところもあるでしょうけれど、歩いているとき何に気をつけなきゃいけないか。 主役である1年生が走らない、転ばない、なるべく幸せそうな顔をしてくれるといいですよね。
そういう「今、私がここに立つ理由」をシンプルに考えて、それを遂行するということをやっていけば緊張しなくて済むんじゃないかな、 多少楽になるんじゃないかなと思うんです。
目的がふわふわっとしてるから体もふわふわっとして何すればいいんだろうとかさ。
「ちゃんと話さなきゃ」とかさ、「うまくやらなきゃ」とか思っちゃうんですけど、ちゃんと話すってどういう状況ですか?どういう状態が「ちゃんと」になりますかっていうこと。
例えばすごい落とし込んでるならともかく、そんな明確なものもなく「ちゃんと」やらなきゃいけない。 明確にない「ちゃんと」っていう目標というのはこれはすごくふわふわしてますね。
■目的の明確化とシンプルな行動
だから「うまく」ってのは捨てたほうがいいと思います。 なんか「ちゃんと」「うまく」はいらないです。
それよりもシンプルに「今、私はどういう立場で何を目的にしているのか」また「目的とされているのか」をただ考えて、それに沿う動きをただすればいい。
これが人前で話すとき、人前にいるとき、緊張しない方法です。
「何でも1対1の気持ちでいいと思うんですよね」っていつも言うんですけど、1対200、1対300と考えるから緊張するんです。 たくさん人がいればその分、それぞれのニーズというのがあって、それぞれの思いがあって。それを汲んでしまうから緊張するんです。
いやいや、(私っていう1対:それぞれの思いのある1対1)×200だったり300だったりすればいいだけなんですよね。
そして人間は趣味趣向がそれぞれ違うものですから、みんなに同じように心を沿わせたところで同じような返りがあるわけではない。
それは自分もそうじゃないですか。
だから「わーっ」と自分を受け入れる人もいれば受け入れない人もいて、受け入れてくれた人の気持ちも、受け入れてくれない人の気持ちも、それぞれ尊重したいものだなと思います。
なぜなら私にもあなたにもきっと好き嫌いというのがあると思うので。
何を渡したかが大事なんじゃないんですよね。 その立場、その立ち位置でただシンプルに目的とされていることを振る舞うだけ・・・。伝わりますでしょうか?
以上、この春 人前できっと話したり立ったりする人が多いんじゃないかなという方に向けてですね、 ちょっとは気が楽になるかもしれないというお話でした。
ではまたね、バイバイ!
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日本演劇学会会員
ストアカ プラチナバッジ認定講師
芸能事務所、声優養成所などでの演技講師
アート文脈各種モデレーター、ファシリテーター
俳優としては、フィジカルと目力を活かした演技で客演歴多数。
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■経歴
舞台芸術学院演劇部本科卒業
Impact HUB Tokyo 起業家プログラムteam360出身
ストアカアワード優秀講座賞受賞
俳優、MC、ナレーター
ディレクターの想いを言語化し、対話によって俳優の演技に落とし込む演技指導者。ディレクターと俳優の橋渡し的存在であり、作品の創り出す世界観をより深めるためのメンターです。
立ち振る舞いや発話から俳優自身の性格を観察して表現に繋げていく、「その人らしさ」を最大限に引き出す教授法に定評あり。
演技講師としても発声の基礎から肉体表現まで、後進の指導に務めています。
現在11歳8歳の子育て中ー。家事は苦手。
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表現するからだ 主宰 田坂あす香
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