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弱き者たちの夜明け、人類の目覚め。

昔々、夜の港区で遊び歩いていたときのこと。

いろんなパーティや飲み会や異業種交流会(当時流行ってたんです)に誘われては顔を出していたんだけど

たまたまある日本最大手の広告代理店の人の主催する飲み会に行ったことがあったんすよね


それまで社交の場で出会ってきた男性の多くは、初対面のわたしにも紳士的で友好的な態度で接してくれたんだけど

その飲み会のメンバーだけはちょっと様子が違いました。


はなからもう、女性を「商品」とか「道具」としてしか扱っていないのがひしひしと伝わってくるのです。

普通の、と言ったらあれですが、わたしの知っている普通の男性たちとは違い、

会話を楽しもうとか相手がどんな人か知ろうとか、そんな気は最初からなく、とにかく飲ませて、気に入る女性がいれば持ち帰ろう。

そんな空気感でした。


ああ、わたしはこの場を楽しむためではなく、この人たちに「品評」されるためにここに呼ばれたんだな。

と、その男性たちの言葉や態度から悟り、ちょっとかなり、面食らってしまいました。


うわーこういう人たちが日本の流行や価値観を作ってんのかー。。

と当時は絶望したものですが、今思うとなんか妙に納得。


わたしが見たのはほんの一部の人間でその企業全体ではないのですが、

人間を平気で道具のように扱えるような、そんな人たちが “デキる” とされる企業が経済を回すために仕掛けているマーケティングに乗せられてしまうから、

だから日本人の自己肯定感とか自己受容感って激低で、一部の人しかハッピーになれない構造になっているんだろうなって。



またそれとは別の話ですが、その後も〝接待合コン〟と名のつくものに呼ばれたり

クラブに行けばVIP席の接待要員としてしつこく声をかけられたり。。


なにもわからない最初の頃こそ「タダで酒が飲める」とホイホイ応じていたものですが、

自分に求められていることがだんだんわかってくると、よく知らん男の “俺自慢” なぞ聞いてやってる暇があるならふつうに自分のお金で遊んでたほうが1億倍有意義な時間の使いかただわという感じで、

そのような誘いは一切お断りするようになっていきましたのですわ。


でもなあ、やっぱりその頃って男も女も「ステータスのある男の人に求められるのが女のステータス」みたいな価値観が今よりももっと強かったと思うから

なんていうかなあ… そこに喜びや居場所的なものを見出して、自らすすんで接待要員になる女性っていうのが、見てる限りすごく多かったし、


なんか「若い女の人が接待に駆り出される」(その延長線上に性接待が待っている可能性も結構ある)っていう世の中のいびつさにたいして、

わたしを含め、多くの人が鈍感だったよねって思うんだよね


んでここからが本題なんだけど

なんでその搾取みたいなものにわたしたちが鈍感だったかっていうと、

年収とか地位とか名誉とか所有とかステータスとか、そういったものの価値が今よりもすごく大きかったからなんだと思うんだ


年収とか地位とか名誉とかステータスとか著名人との交友関係とか、そういうものをチラつかせると

喜んで自分の時間やからだや心を差し出しちゃう人がいっぱいいたのね


もちろん今もそういうものに自分の存在価値を依存させてる人ってまあいると思うけど

あきらかに、日本人の全体意識の中でそれらの価値が低くなってるんだと思うのよ


一昔前はお金とか地位とかステータスとか、そういうものがある意味強力な麻酔になっていて、女も男も自分を差し出す痛みに鈍感でいられたけど

時代が変わっていくなかでその麻酔が効かなくなって、そして自分たちが麻酔をかけられていたということにも気がついて

みんな本当の自分の感覚を取り戻してきているんだろうなって、そう思う。


これってわたしは〝めざめ〟だと思っていて。

お金とか地位とか名誉とか名声とか優位な立場とか

そういうものが完全に大事じゃなくなったわけではないかもしれないけれど


それよりも全然大切なものがあるよねってことに多くの人が気づきはじめていて、

その大切なものっていうのは『自分の気持ちや感覚や時間』なんだって、

そう声を上げる人が、ひとり、またひとりと増えていく。

そして全体の意識が変わっていく。


これまで絶対的であったお金や権力やステータスの価値を、

『わたしのきもち、の価値』が、悠々と超えていく。


そんな分岐点に、わたしたちは今立っているのかもしれませんよね。


という感じで本日はおしまいです。

ご清聴誠にありがとうございました。



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