AI動画の世界が始まった…！
今回は、AI動画生成技術を使ってバンドのMVが完成しましたよ！
そして、使ったAIについてのお話などをまとめてみました。
という話です。
こんにちは。コンプリヘンドというバンドでアートワーク&マネジメントをしている根本すずです。
今回制作したコンプリヘンドの新曲
『ペネトレイト』のリリックビデオについての解説と
AI動画の話をしようと思います。
AI動画はいつか始まると思っていたら、思っていたより早くて驚きました。
このあと、YouTubeの映像を貼っていますが
現在、YouTubeが低画質になって、高画質への変更もできない現象が確認されています。
対策：
スマホはYouTube公式アプリでご視聴ください。
高画質視聴（最大1080p）が可能となります。
確認：
・iPhone、Androidスマホ → 低画質（高画質への変更不可）
・iPad、Mac、Windows → 高画質（最大1080p選択可）
※Android系タブレット→未確認
YouTubeの仕様変更に気付いてくれた方
様々なデバイスで検証するのを確認してくれた方
本当にありがとうございます！
みなさま、神様…✨
まずはどんなMVになったのか
MVなのか、PVなのか、リリックビデオなのか
なんて言ったらいいのかわからないのですが
『ペネトレイト』のリリックビデオです！
こちら、AI動画生成技術で作られています。
制作したAIは『Kaiber.AI』（カイバー）というアメリカ発のAIシステム。
Linkin Park（リンキン・パーク）のMVを制作したことで一気に話題になったようです。
リンキン・パークのMVは他にもたくさん！
ちなみにコンプリヘンドは、今作『ペネトレイト』のジャケットアートからAI画像生成を使用しています。
詳細を書いた↑のnoteが実は、地道に閲覧数が増えています。
このように、AIが話題に上がっている内に、もう一手なにかしたかったのです。
AIアートの進化は早い
まず、ジャケット制作が終わったのは2022年の4月末頃。
この時はまだ、AI動画の情報を調べても
「こんなのができるようになるのでは？」
「来年頃にはできるようになるはず…」
という情報があるばかり。
でも、そもそもAI画像生成技術の進歩っぷりってめちゃくちゃ早いのです。
2022年がAI画像生成元年と呼ばれ、結構な人数がAI画像生成を使い始めた印象でした。
その頃は『手や小物』などの細かいものにはバグが多く、違和感の多い画像になりがち。
でも、数ヶ月でほぼ完成度の高い画像生成まで技術が上がったのです。
「案外そろそろ、微妙なAI動画生成程度なら出てきてるのでは？」
と思って調べながらも、3DCGで自力のMV制作を準備。
AI動画がポンコツすぎたり、制作が難しいシステムで時間がかかりすぎるなら、いつまでもMVが完成しないですからね。
ですが、6月に入ってとうとう見つけてしまった。
『Kaiber.AI』です。
リンキン・パークのMVは2023年の2月に公開されていたので、私の情報網が追いついていなかっただけ…！
ですが、日本で使用している人ぜんぜん居ない！
これは今しかない、と思って即契約しました。
AI動画生成のKaiber.AIについて
Kaiberでできることをカンタンにまとめますと
・音楽から自動で動画を作る
（リズムに合わせて、指示文に沿って変化する動画を作る）
・動画から動画を作る
（動画を指示文に沿ったAI的な映像に変える）
・静止画から動画を作る
（静止画を指示文に沿ってAI的に変化する動画を作る）
『ペネトレイト』で使用したのは『音楽から自動で動画を作る』機能です。
完成したMVを見てもらうと、スピード変更やエフェクトを入れているのでわかりにくいかもですが…
主にベースやバスドラム等の低音のリズムに合わせて変化のスピードが変わるみたいです。
静止画を次々に変化させていくような動画ですね。
この映像スタイル、面白いと思うのですよ！
今だからこその映像かなと思いましたね。
今だからこその映像を残しておきたい
個人的に、今しかない映像を残すのに面白みを感じています。
というのも、静止画を少しずつ変化させるというアニメーションは面白みがあるけれど、結局はまだ静止画ってことです。
AI動画ではあるけれど、まだアニメーションとしてキャラが動いたりを指示だけで作るのは難しいのだなと感じました。
動画 to 動画はあるけれど、テキスト to 動画です！とは言い切れない感じ。
この時代の過渡期感…たまらんです！
ちなみに、Googleがアニメーションとして動くAI「Imagen Video」を作っていたけれど、精度は甘いし秒数は5秒。
（そしてまだ論文とウェブサイトがあるだけっぽい）
でもこれも、すぐに精度も上がって長時間になるはず。
来年にはもう、けっこういい映像を作り上げてしまうような動画生成AIが、いろんなサービスから出るのではないかなーと思っています。
楽しみ楽しみ！
昔諦めたことがあれば、今なら…
最近、かなり色んな製品や技術が上がった環境が多いと感じています。
昔から、バンドグッズを作る時にはアパレルやハンドメイド業界、雑貨屋とかもリサーチしていたんですよね。
似たような製品が増えたと思ったら、調べると手を出しやすい安い工場が出てきたりしていました。
家庭用の機器が安くなったら、もう一般化されたという印象になっていました。
そんな風に、いつも通りこまめに調べていたら見つけたのです！
動画生成AIのKaiber.AIを！
今回の記事を通して伝えたいことが、１つあります。
諦めてきたこと思い出して！
もしかしたら、もう諦めなくていいかもよ！
調べてみて欲しいのです。
昔は諦めていたものにも、今なら手出ししやすい環境になっているかもしれません。
欲しかったものも、かなり身近になっているかも。
諦めなくていい世界が、案外もう来ているのかもなと思っています。
見てくれてありがとうございます。
コンプリヘンドの新曲『ペネトレイト』のMVも見てやってくださいな！
それでは、またね！
お知らせ
▶︎comprehend（コンプリヘンド）◀︎
『誰かの為だけの人生になってないか？』
『自分を生き抜く』を歌うオルタナティブロックバンド。
激しく繊細。
美しく愚直。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。
comprehend
vo/gt 根本直哉 ba/cho 外山タロウ
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【シングル定期リリース中！】
💿 最新シングル『ペネトレイト』"定期配信第四弾"
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