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どう思われようとも、これだけは譲りたくないなと思った話
今回は『自分が嫌だと思う部分はちゃんと発しておかないと後悔するよなぁ』と感じた話です。
どうも、『自分を生き抜く』をテーマに歌ってます
comprehend「コンプリヘンド」
というバンドのvo/gt根本直哉です。
少し前に公開したカバー曲、BGM使用OKついて話してみようと思います。
細かい理由の部分はart/managmentのすずが話してくれてるので良かったら覗いてみて下さい。
僕の方では簡単な経緯とそれに加えて線引きというか、これは嫌だからちゃんと無しの方向でいこうと考えた話をしてみようと思います。
カバー、楽曲使用をOKにしました
僕らcomprehendの楽曲をカバー動画やBGMとして自由に使ってください!ということをアナウンスしてみました。
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— comprehend(コンプリヘンド) 新曲『whereabouts』8/2配信開始🪵🌙 (@comprehend_jp) July 2, 2023
📣音源自由に使ってください!
#コンプリヘンド 🌙
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「弾いてみた」「歌ってみた」「踊ってみた」の他
映像にBGMとしての原曲使用もOKです!
楽曲使用の詳細や音源はコチラ!
⇰ https://t.co/ME2YISSCkT
投稿時は#コンプリヘンドカバー @comprehend_jp
を付けてくれたら嬉しいです! pic.twitter.com/NNSDsHjxhc
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なぜこのタイミングで楽曲使用OKの話か?
辿ると6月終わり頃にTwitter(現 X)上でカバー曲の著作権問題の話題が上がっていました。
(TwitterはJASRACと包括契約をしていないので、動画などをアップする場合にはJASRAC申請が必要。
詳しい契約の話は先ほどのすずのnoteに載っております)
そんな話題が出回っていたので、
自分たちcomprehendの楽曲を気にせず使ってもらおう!という内容を公式で発表してみました。
カバー、楽曲使用OKにした理由
その理由の一つにカバーで繋がりが増えたということがあります。
Ba.外山にーやんのベースカバーでベーシスト仲間と繋がったり、
バンドでのカバー動画を出して知ってもらえることができました。
自分も少なからず弾き語りカバーで気にしてもらえたことがあります。
なので、カバー動画は自分たちにとって知ってもらえる、繋がれるという大事な要素。
それが、
ややこしい著作権問題が出てきてやりずらくなった。。
繋がってもらえた人たちが少しでもやりやすくなってもらえればと思い、
バンド側から
カバーしてもOKです!を発信しておくのは良いんじゃないか?
そうすれば少しでも気楽に動画が出せる。
それともう一つ正直に言うと、
自分たちのことも知ってもらえる機会が増える
という下心もあります。
(多くの人に知ってもらいたい、聴いてもらいたいという欲はあります。
なので、隠さず素直に言ってみました)
そんなことがきっかけで公式でのアナウンスを決めました。
ただ、内容を決めていくうちに一つ問題が。
アレンジについてです。
歌詞の線引き
楽曲使用をアナウンスするときの内容をしっかり伝える必要がありました。
その中での問題点がアレンジについて。
楽器は自由に弾くなどで置き換えらますが、
歌詞はどうするか?
(アートすずが色々調べてくれた中でアレンジについての確認をアーティスト本人に取らなくちゃいけないこともあるそう)
世の中には替え歌なるものがあります。
実際、替え歌にされたりパロディがきっかけで
知られていったり売れていった人もいる。
そこの線引きをどうするか?
チームで話し合いをしてる時は
ありなんじゃないか?
それで広まるなら良いんじゃないか?という意見も上がりました。
実際、歌詞を書いてる自分自身も
『それで少しでも広まるんだったら良いのかも…』
なんて思ってたのですが、なんだかモヤっとしたものがありました。
譲れないメッセージ
僕らcomprehendは『自分を生き抜く』を歌っています。
メッセージを込めて曲を伝えています。
自分自身が感じたこと
考えてること
こうありたい
こう生きていきたい
こう死んでいきたい
という想いをのせて書いてる曲たちです。
そこに共感してくれて
僕らcomprehendのことを気にかけてくれる人がいます。
なのに、そのメッセージを自分たちから自由に替えていいですよと発信して良いものか?
comprehendのメッセージに共感して聴いてくれてる人の想いを置いてけぼりにしてるんじゃないか?
そんなことを感じました。
もちろん、替え歌を否定してるわけじゃないし、替え歌やパロディで売れた人がダメと言ってるわけじゃないです。
ただ、歌詞を大切にしてるバンド側が
それを推奨してしまうのは違うんじゃないか?
自分たちが掲げてるものを何でもアリにするんじゃなくて、
ここまではOKでここからは線を引く。と言った感じで。
「自分の好きな曲が替え歌になってたらあんまり良い気持ちはしないし悲しいなぁ」
という話もチームで上がり、
その気持ちにめちゃくちゃ頷きました。
自分の気持ちを置いてかない
替え歌ごときで。と思う方もいるかもしれません。
頭が固いのかもしれません。
売れるため、知ってもらうんなら何でもするべきでは?と思う人もいるかもしれません
それでも、
頭が固いと言われても守るべきラインは提示する
そこはやっぱり譲れない。
知ってもらえるためと言ってこれを許可していたら
後悔していたなぁと思います。
以前の自分だったら、みんなが良いというなら…
でやっていたかもしれません。
でも、今は一度考え直して自分の気持ちを確認した時に
やっぱりヤダなと感じたことを放置しませんでした。
ああすれば良かったはこの先もやってくるのだから
未来の自分が少しでも納得する選択をしてやる。
今回の楽曲使用OKの話から学んだ出来事でした。
良かったらカバーやBGMとして楽曲を使ってやってください。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
それでは、今日も自分を生きてやりましょう。
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お知らせ
【comprehend物語】
バンド結成〜現在に至るまでを書いておりますcomprehend物語も良かったら読んでやって下さい。
まだまだ道半ばですが、僕らの挑戦が誰かの背中を押すことができれば嬉しいです。
▶︎comprehend(コンプリヘンド)◀︎
『誰かの為だけの人生になってないか?』
『自分を生き抜く』を歌うオルタナティブロックバンド。
激しく繊細。
美しく愚直。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。
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💿最新シングル『whereabouts』
💿2ndアルバム『clarifiology』
💿1stアルバム『axiology』
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