ネルソン水嶋

群島イチ多国籍な島・沖永良部島(えらぶ)で多文化共生×まちづくりまっし暮らし/編集者/えらぶカレンダー運営/奄美群島南三島経済新聞沖永良部支局長/NHK鹿児島通報員/NPOリトケイ企画編集/准認定ファンドレイザー/CAMPFIREキュレーター/合同会社オトナキ代表

ネルソン水嶋

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マガジン

  • コロナで変わった世界の暮らし

    • 92本

    世界を巻き込む新型コロナウイルス、日本のメディアでも他国の現状がさかんに報道されるようになりました。ここでは現地に住む方の生の声(note記事)をまとめます。

  • 日本にいないエッセイストクラブ

    • 84本

    世界各国に暮らすもの書きたちによるリレーエッセイです。ベトナム、イタリア、アルゼンチン、インドネシア、イスラエル、ドイツ、カタール、マレーシア、など。どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

思い出のホーチミンで幼い頃の思い出語る

幼稚園からの幼馴染みが5年前からホーチミン駐在に。実家もほぼ真向かい。アパートからほぼ出られないロックダウンも経験して、もともとタフガイだったけどさらに超タフガイになっていた。 昔話に腹の底からゲラゲラ笑った。本当に久々だったし、自分の育った笑いの感覚を思い出した。ここ数年、無意識に、立派なことばかり考えようとしていたのかもしれない。それは社会に必要なとだと思うけど、まずは自分が笑えないと。原点を見つめるつもりで来たけど、幼馴染みのお陰でホーチミンを飛び越えて、いや、幸いに

    • 世界に向けてサイを投げつづける

      島に来てから、何時に寝ても朝6時頃に一度目が覚める体質になってしまった。年齢というより、朝早く歩こう!と思って歩かないくせに、毎朝アラームを鳴らし続けて、体内時計ができあがってしまったためだと思う。そんなわけでベトナムに来てからもなぜか時差を無視して6時に起き続けている。 昨日は朝から寝不足なのに、じっとしていられなくて、24時間営業のカフェに行って早朝から仕事をしていたけど、まったく頭が回らずに、4年半ぶりの練乳たっぷりのカフェスァダー(ベトナムコーヒー)を、連日のように

      • 納得して生きる

        ベトナム滞在も5日目で、スケジュールの1/3を超えた。 連日のように人に会っていて、いろんな立場や視点から話をして、心の整理がついてきた。もとより、整理をしようと思って来たわけでもなんでもないんだけど、今になって「整理をつけに来てたんだなぁ」としみじみ感じる。 もともとインドアなので、コロナ禍で直接的にダメージを喰らったことはなかったつもりだったけど、8年ほど暮らして人生の舞台の一部となっていたベトナムから、距離を置かざるを得なかったことは、長い目で見て強烈に喰らっていた

        • 追い風の街、向かい風の島

          スマホで書くよ。 今日は午前いっぱいデスクワークに勤しんだあと、友人が営むテイラーを訪問した。アポなしで、シャッターが半開きになっていたけど、しゃがみこむとガラス戸の向こうに姿を見かけたので手を振る。誰?誰?となって、あー!というリアクションをいただいた。4年半ぶりの再会で、しばらく昔話や近況を語らった。 「(友人たちは)みんな連絡なしでやってくる」と話していたけど、ホーチミンにいた頃から近くを通ると立ち寄っていたお店。みなさん、その習慣で来てしまうのだろう。思えば、ここ

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        記事

          Nguyen Thai Binhおもスポめぐり

          昨日は結局、5時までズンズンと重低音が鳴り響いていた。 昨日?なのか、もう今日だよね。それって。 そんなわけで、ホーチミンで手配したはずの宿から、チェックイン前になって「あなたの予約は見えませんでした、別の人が泊まります」と言われて、急遽手近なクラブストリートで手配したところ、いろいろとハズレで、なんだかなぁという状況です。いっぺん深呼吸してから宿を探せばよかったわ。 昨夜は懐かしい友人と会い、当時住んでいた人しか分からないようなマニアックな話に花を咲かせた。会ったのは

          Nguyen Thai Binhおもスポめぐり

          いまさらベトナムの洗礼を受けるなんてな

          やっぱ住むのと旅するのじゃ違うよな。 今日の13時にベトナムへ上陸、2019年12月に離れて、4年半ぶりでワクワクおらすっぞ。ターミナルに入るや否や!早歩きで階段を駆け上がり!イミグレの待ち時間を短縮するんやで~!と思ったのも束の間、何度も折り重ねたように並ぶ長蛇の列を目の当たりにして、ビタッ!すごすご…と最後尾へ。 それにしても、SIMカードの販売エリアが謎にイミグレの内側(この場合外か内か分からないが、ともかく入国する前)に解禁されたようで、ざっと見て10ほどの安っぽ

          いまさらベトナムの洗礼を受けるなんてな

          誤解されたくないなら伝えればいいじゃない

          那覇港からまっすぐ向かった先にある食堂の床が、まんまベトナムのインドシナフランス領時代のタイル床だった。沖縄、いや南西諸島で見かけたのははじめてだと思う。どういう背景だろう。 沖永良部島からベトナムへ向かう道中です。ざっくり8年間住んだ場所なのに、うっかり4年半もご無沙汰になってしまってびっくりしている。コロナ禍の影響と、そして外洋に囲まれた島が為せる心理的フェンスの高さよ。それっぽく言ったけども、単に経済的・時間的なコストがかかるだけでした。 昨晩はソウルで起業した友人

          誤解されたくないなら伝えればいいじゃない

          2023年振り返り/2024年のキーワードは「勉強」「編集」「コミュニティ」

          今年の振り返りと来年の抱負です。SNSに書くだけだと流れてしまうので、noteに書きとどめておきたい。いろいろあった。死ぬかと思った。 ざっと、だいたい、こんなトピック。 めでたいことしか書いていません。 ■2023年振り返り:子育て支援まわり 2月:CAMPFIRE奄美版のクラファンキュレーターとして初仕事 4月:そのままその起案者であるNPOの日本財団の助成申請をお手伝いして採択されて喜ぶ 5月~現在:NPOリトケイの「シマ育」事業(離島の子育て環境の魅力化や課題解

          2023年振り返り/2024年のキーワードは「勉強」「編集」「コミュニティ」

          寝起きに風と音と光が気持ちよければ俺は「幸せ」と感じるかもしれないって話

          テーマは「幸せ」。 幸せ、幸せ、幸せって何かなぁと考えてみたところ、38年間生きてきて、あまりピタッ!と来るシーンが思い浮かばないことに気づいた。うれしい!たのしい!おもしろい!とかだったらなんぼでもあるにはあるけど、普段から「幸せ」という言葉を意識することって少ない気がする。というか、ない? 今、幸せですか?と聞かれても答えることも難しい。良いこともあれば、悪いこともある。幸せという言葉に対して自分はガードが固いのかも。だって最上級な気がするやん。ミシュランガイドの調査

          寝起きに風と音と光が気持ちよければ俺は「幸せ」と感じるかもしれないって話

          さすが日本人!計画的!とベトナム人の友人に言われた話

          自分は日本人だなと思った話。 このテーマでこれから文章を書く訳だけど、自分の前にアルゼンチン在住の奥川さんとベルリン(ドイツ)在住のベルリン酒場探検隊・久保田さんが書かれていて、どちらもどちらでとってもおもしろかったので触れたいです。 奥川さんは「イネムリ」こと居眠りが好きだということ。アルゼンチンにはシエスタ(太陽が高い時間帯に2~3時間眠る生活習慣)があるんだけど、奥川さんが書斎で居眠りをしているとアルゼンチン人の奥様に「眠たいならベッドで眠ればいいじゃない」と言われ

          さすが日本人!計画的!とベトナム人の友人に言われた話

          奄美群島トークショーGCD(ガシド)に登壇、COMIGRAMの話をしてきました

          3/13(日)の15時からYouTubeで、GCD(ガシド)という、奄美群島の島興師(しまおこし)たちによるトークショーが配信されています。そこでありがたいことに沖永良部島代表枠として選んでいただき、日々の活動(多言語・多文化コミュニケーションツールの開発と販売)を話してきました。 ポスターにある言葉は奄美の方言で、「サバクリ」は「とりまとめ」「実行する」、「ガシド」は「その通り」というものになります。ただ、沖永良部島で聞いたことがないので、ひと口に奄美とはいえ広しというこ

          奄美群島トークショーGCD(ガシド)に登壇、COMIGRAMの話をしてきました

          ホーチミンシティの大娘水餃の思い出

          改めて、自分はよい時期にベトナムに暮らしたなぁと思う。 白いキャンバスをいろんな絵の具で埋めるように、ホーチミンシティという大都市の町並みが次々と変わっていく過程を目の当たりにした。物心ついた頃にはすでに平成と認識していた日本、生まれる前からたくさんの人たちが描きなぐりすぎてもう余白がなかったから、ベトナムの変化が楽しかった。 今でこそコロナだの戦争だので世界は実はカンタンに変わってしまうことをみんなもう知っているけど。ビル群が雨後のたけのこのようににょきにょき生えていっ

          ホーチミンシティの大娘水餃の思い出

          田舎移住者にとって情報発信は最高のライフハックだ

          そういえば最近ライフハックって聞かないけど、まだ死語じゃないよね? 地方(や海外など)に移住してつながりがほしいなら、時間を割いてでも情報発信をしようって話です。前から思ってる。おもに理由は4つあります。 取材を通して人と出会える 取材を通して地域のことを学べる インターネット経由ながら地域で顔が広くなる 自分のあとで移住してくる人に知ってもらえる 沖永良部島に移り住む前、ベトナムでブログをやっていたときからこれぜんぶ痛感していました。取材を通してたくさんの(日本

          田舎移住者にとって情報発信は最高のライフハックだ

          地域おこし協力隊を呼べる記事を考える

          ※この記事は基本的にミッション型の地域おこし協力隊募集について書いています。ただし、フリーミッション型でも使える話はあるかもしれません。 うがみあぶら(方言でこんにちは)、ネルソン水嶋です。ベトナムから、2020年7月に母の故郷である沖永良部島に移住、1年半の月日が経ちました。 昨年8月に会社を立ち上げつつ(詳細)、その事業とは別に、ベトナムにいた頃から変わらずライター業も続けて11年目。新聞記者という肩書きが増えたは自分も想定外でした。 でで、本題。ときどき町から執筆

          地域おこし協力隊を呼べる記事を考える

          考察:なぜ技能実習生まわりで問題が起こるのか?ルールよりも個人のフォロー

          外国人技能実習生が職場から失踪したり自殺が起こる背景に疑問を抱き、ライターとして取材したのが3年前。とある運命的な出合いから、自分も解決に取り組もうと起業したのが2年前。それが法人になったのが半年ほど前。 文化に習慣、あらゆる価値観の異なる外国人ニューカマーとの共生においていかに不幸を減らせるか。しばしば「多文化共生」と呼ばれるミッションを胸に活動を続けてきましたが、3年も経てば出会いや体験を通し学びも溜まってきます。そこで一度、これまでやってきたことと、なぜ問題が起こるの

          考察:なぜ技能実習生まわりで問題が起こるのか?ルールよりも個人のフォロー

          2021年の振り返り(ネルソン水嶋の近況報告)

          2021年の振り返りをしたところ、「物」「血」「社」というキーワードが見えてきた。 自己整理のため、あともし気に掛けてくれてる人がいればそのためにも共有しておこうと思い、ここに書いておきます。 「1年を振り返る」というお誘い年の暮れ、土佐山アカデミーの吉富さんから「1年の振り返りをしませんか?」というお誘いをもらう。夕方からの約束だけどノンアルコール、話をあてにお酒を飲む訳じゃない。その振り返りはマニュアルまで存在していて、「NASA」でもやってるプログラムを元にどうたら

          2021年の振り返り(ネルソン水嶋の近況報告)