田舎移住者にとって情報発信は最高のライフハックだ
そういえば最近ライフハックって聞かないけど、まだ死語じゃないよね?
地方(や海外など)に移住してつながりがほしいなら、時間を割いてでも情報発信をしようって話です。前から思ってる。おもに理由は4つあります。
取材を通して人と出会える
取材を通して地域のことを学べる
インターネット経由ながら地域で顔が広くなる
自分のあとで移住してくる人に知ってもらえる
沖永良部島に移り住む前、ベトナムでブログをやっていたときからこれぜんぶ痛感していました。取材を通してたくさんの(日本語分かる)ベトナム人と日本人、たまにほかの国の友人たちに出会え、ベトナムのこと(文化、生活情報、おもしろスポット)を学べ、あとから来る日本人はだいたい数ヶ月前から移住することが決まってるから、入念に調べる中で自分のブログにたどり着いていた。「初めて会った気がしない」とよく言われたものでした。
そのうちブログが自分のパンフレットのようになり、新しく出会う人はみな事前に目を通してくれる。誰でも相手が嫌いだと分かっていながら会おうとする人はいないだろう、滅多には。だからはじめて会う人が基本少しは自分を知ってくれているというのはストレスがない。「少し知ってくれている」はかなり控えめな表現で、マジで、ファンだと言ってくれる人が多かった。ただ、自分に興味があるという人だけ会うのもそれはそれで人間としての成長の弊害という気が現在はするので、甘えないようにするのはとても大切。
で、しれっと飛ばした「3」については今から話す。ベトナムの日本人も、そして沖永良部島も、あえて言えば狭くて閉ざされたコミュニティほど、多くの人がなぜかFacebookをやっている。世間のトレンドを追う必要がないから、よほど便利でないと面倒な大移動が起こらないからなのかもしれない。そういう訳で噂が広まるのが早いのか、ネットの発信がリアルの認知にすぐつながる。それは良いことばかりじゃないけれど、良いことは確かにある。
そんな経験をしていたから、沖永良部島でいくらか時間を使おうが情報発信はするつもりで考えていた。ベトナムにいた頃と違うのはそれがブログといった個人媒体ではなく、まさかの新聞というオフィシャルな場であること。
琉球新報と奄美群島南三島経済新聞。今気づいたけど、琉球新報は新聞なのに名前に「新聞」と入ってなくて、奄美群島南三島経済新聞はウェブサイトなのに名前に「新聞」と入っているな。まぁ、それはどうでもいいけれど。
ここで記者をはじめる前から、YouTubeや、あと単発でのライター案件で、いくらか「ネルソン水嶋っていうYouTuber or ライターがいる」くらいに認識されていたと思うけど、ふたつの新聞が社会的信用を与えてくだすった。野良犬メディアマンがシュッ!とネクタイを付けたのだ。具体的なエピソードを語れるレベルではないけれど、以前よりちゃんとした人という認識が強まったように思う。中身はなにひとつ変わっていないが、世間ってふしぎ。
まぁ、そんな訳で、移住…新天地に赴く人は情報発信をしよう。仕事やら何やら忙しいかもしれないけれど、時間を割くだけの価値がある。なぜなら、人と出会い、地域のことを知り、自分の名前が広まり、そして新しくやってくるニューカマーが、あなたのことを知ってそのうち連絡してくれるから。
という訳で、今、奄美群島南三島経済新聞では記者を募集しています。沖永良部島に住んでいて、市民記者に興味がある方はご連絡ください。文章力不問。というより私教えます。個人名が出る訳ではないので「3」「4」は組織の一員としてになるけれど、島を知りたい、人に会いたい、という人には向いてます。さらに、与論と徳之島の人ともつながりができるよ、楽しいよ。
連絡先(Facebook):https://www.facebook.com/takeru.mizushima.1
ぜんぶうまい棒につぎこみます