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喫茶店

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綺麗なカップとおいしい珈琲を求めて
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🐾トムネコゴ その2

その2と書いたが、3回目のトムネコゴ。
案内役の彼が、今日は一緒に行くと言う。
私語禁止/撮影禁止の喫茶店。
だから私は今日も構わず筆を取る。

万年筆のインクは残り半分。
だけど予備だって持って来た。
前回はインク切れによって何も書けなかったのだ。
同じ失敗は繰り返さない。そう、決めている。

しかしこの万年筆、カードリッジから卒業したいと思い続けてどれくらい経ったのだろう。
これでは出した手紙

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トムネコゴ つづき

白いソーサーと小ぶりのカップが薄暗く静かな店内にぽつりと置かれる。
縁取られた金色と同じ色の持ち手。背景となった机に浮かぶカップの美しさ。

珈琲は熱すぎず、苦すぎず、後味があまりにもすっきりしていて、それなのに物足りなさはない。
店主が「いりますか」と言うので「お願いします」と言ったきり忘れられているお砂糖やミルクがあったとしても、入れることはないだろう。
余談だが、ねこはブラックで飲めない味の

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トムネコゴ

今、井の頭公園を歩いていてなぜか目に留まった不思議な喫茶店にいる。

トムネコゴ

その看板を見つけるのは、空ばかり見ているねこにはハードルが高い。

目線より上にぶら下がっている「ト」と書かれた小さな木の板と、どこかから雑に引かれた電源ケーブルに繋がっているアンティークな照明。灯りなし。

吸い寄せられるように近づくと黒板にメニューが書いてあり、やっとそこが珈琲屋であることが分かる。
閉じられた

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