見出し画像

狩猟免許試験を受けた(その①:試験受けるまで編)

わりと若いころから狩猟免許には興味があって、やっと受けてきたので今回も自分の備忘録的に書きます。
狩猟免許に興味がないという人は・・・このnote見ないか。

なぜ興味があったのか

山奥の田舎育ちで、祖父・叔父が免許を持っており、クマ肉、イノシシ肉、シカ肉、ヤマドリなどのお肉を食べる環境にありました。親戚がめちゃくちゃ多くて、お盆に集まってシカ肉でバーベキューしたのが最初の記憶で、ヤマドリの出汁をとって祖母がラーメンにしてくれたり、イノシシ肉をステーキで食べたり・・・ジビエという名前で呼ばれていることを知る前から野生動物の肉にありつく機会がありました。
その後、いろいろあり、実際にクマを捌いている様子も見かけたりという結果、若いうちに取っとこ…ということで受験に至りました。

試験に至るまで

試験に至るまでの道のりを簡単に。

①狩猟に関するイベントに参加

居住地域が主催する狩猟に関する体験イベントに参加しました。
参加者は15人程度。ものすごく若い方が1人いた。あとは30代以下の方が数名、40代くらいの方が数名で、お年寄りというような方は1~2人くらいだったかなと。
内容としては実際に狩猟している様子の動画を見たり、罠の設置体験をしたり、おもちゃの銃を使っての模擬射撃などをやってみました。
改めて狩猟というのは興味深いなと思ったのと、どういうことをすることなのかがより分かりやすく感じられました。
そういえばその時貰ったジビエの缶詰はまだ食べてなかった・・・
イベント参加時点で試験の申込をすることを決めました。

②試験の申込

各都道府県で扱いが異なるかもしれないのですが、居住地では県庁の担当課に申し込み用紙を取りに行くこととなっていました。
申込みに必要なものは、①書類に記入し、②県の収入証紙を貼り付け、③自分の証明写真を貼り、さらに④医師の診断書を付けるというものです。
収入証紙は売りさばき所一覧表が書類に添付されていたので最寄りの売りさばき所で購入しました。(収入印紙と間違えやすいので注意!)
証明写真は証明写真機で撮影します。(学内の証明写真機をはじめて使ったので、地味に緊張しました。学生に見られている不安…)
医師の診断書については「かかりつけ医でOK(内科とかでOK)」とのことだったのですが、居住県に来てから内科にかかったことがなく、かかりつけ医もなかったのです。
そこで、職場の近隣の内科医院に電話して、「狩猟免許を取得したいと考えていて、医師の診断書が必要。そちらには一度も伺ったことがないが書いてもらえるか。」ということを聞き、OKとのことだったのでそこに伺ってお願いしました。金額としては2000円くらいだったと思います。
診断書というのはなかなかハードルが高く感じるのですが、問い合わせてみたらすぐだったので、まずは聞いてみることをお勧めします。

③予備講習の受講

試験の申込用紙一式に、予備講習の案内があったので申し込みました。
色んなブログなどを読んでいると、「予備講習に参加していればポイントが押さえられるので受かる!」というようなことを書いている方が多いです。
実際参加してみて確かにその通りだなと思いました。

予備講習は居住地の猟友会による開催で、平日の2日間、朝から夕方まででした。仕事がある若い方には2日間有休をとるというのはなかなかハードルが高いかもしれないなぁと思いましたが、有休をとりやすい部署・タイミングだったので救われました。
受講料は2種類(わな・銃猟)受けると1万円弱(教材も含む)です。
内容としては、「狩猟読本」を用いての法令等のポイントの説明と、「例題集」に基づくよく出る問題の解説です。また、実技試験の内容とその手順、鳥獣判別などを詳しく説明してもらえます。
猟友会の方がポイントについて説明してくださるのですが、「銃は人を殺す可能性がある道具」ということを非常に強調されていました。「殺す」という言葉のインパクトは非常に強く、銃は簡単に扱えるものではないし、自分も周りも傷つける可能性があるもので、それを使うということの責任については免許・所持許可取得前からきちんと頭に入れておかないといけないなと思いました。

講習参加者のうち、半分少し(5/8くらい)がわな猟のみの取得希望者、4分の1くらいが第一種銃猟・罠猟の同時取得希望者、残りが第一種銃猟のみあるいは第二種銃猟のみだったと思います。
わな猟の受講者はほぼ「おじいちゃん」あるいは「おじさん」という年代の男性の方々で、たまに若そうな人がいるくらいでした。女性もあまりいませんでした。
銃猟の受講者の方が、どちらかと言えば若そうな方が多かったです。
ただ、今回受講者がかなり多かった(100人ちょっとくらいいた)のと、女性も比較的多かったらしいとのことです。
自分はたまたまこの回に申し込んだのですが、以前の回に参加したことがあったという方に「今年、めちゃくちゃ人数も女性も多いんですけど、何かきっかけがあったんですかね?」と聞かれるくらいでした。「こ、これで女性が多いのか・・・」と思うくらいには女性が少ないのでそれはそれでびっくりしました。

わな猟はそんなに難しくないらしいのですが、第一種銃猟は3割が落ちるという話がありました。
この予備講習会を受けてなかったら絶対に受からないだろうなと思うほど初めて知る内容ばかりだったので学ぶことが多かったです。

次回はわな猟免許 試験日当日編です。もう既に書くのめっちゃ疲れてる・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?