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真夏のトルコ旅行⑪トプカプ宮殿とアジアの市場
トルコ旅行7日目。
イスタンブール2日目は、トプカプ宮殿を訪れ、アジア側にわたります。
よろしければ前回の記事もあわせてどうぞ。
▶オスマン朝の栄華を象徴するトプカプ宮殿へ
ここは15世紀に建造されたオスマン朝の支配者であるスルタンが住んでいたお城。
19世紀までのとんでもなく長い間、オスマン朝の中心地として栄えたそうです。
宮殿の敷地はとっても広くて、
なな、なんと!
東京ドーム15個分!!!(およそ70㎡)
って言われてもなあ・・・と毎回思ってしまうのですが、
細かいことは抜きにして、かなり広いということが伝わればOKという表現らしいです笑
実際私たちは10時すぎに到着して、気が付いたら15時近くなっていたので、最後の方はかなり流し見になってしまうくらいのボリュームでした。
とあるガイドによると所要時間1時間半~2時間とかいてありました(えっ?)
なぜ私たちがこんなに時間がかかってしまったかというと、
チケットカウンターに並んだり、暑くて休憩をとりながら見学していたこともあるのですが、
ここは天下の宮殿!
とにかく写真映えスポットが多いからなのです!
まずトプカプ宮殿は、ボスポラス海峡、金閣湾、マルマラ海に囲まれた小高い丘の上に立っているので、とっても景色がよいのです!
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そして建物自体はもちろんですが、
フォトジェニックな壁がたくさん!
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トルコにいったら誰もが見たことある模様ですよね。
これはイズニックタイルと呼ばれるトルコの伝統工芸で、ここでは部屋や建物ごとに違った模様のタイルをみることができます。
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いちいち写真を撮ったり、ポーズを考えたりしていると、なかなか前には勧めませんでした笑
もちろんほかにも見所はたくさんあります。
宝物庫は宝の山!
あらゆるものが宝石で覆いつくされていて、まるでアラビアンナイトの世界!というか、宝石がありすぎて、川岸の石ころみたいに沢山転がってがってたんじゃないかと思うレベル!
まさに豪華絢爛!
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富の象徴だってことはわかるのですが、使い勝手悪そうだな~と思っちゃう私は、多分王様には向いてない笑
色々みてると保存状態があまりに良すぎることに気が付がつきました。
それもそのはず、オスマン帝国が滅んだのは1923年のこと。結構最近でびっくり。なので普通に19世紀の物もある。
聖遺失館では本当か嘘かムハンマドのヒゲなんてものもある。むむむ・・・笑
そんなこんなでじっくり見て回って、おまけに勢いでコスプレ写真までとったので、とっても時間がかかりました笑
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インド顔の夫は結構ハマっていた。
ちなみに入る時にセキュリティチェックがあるのですが、折り畳み式の三脚がひっかかってしまいました。
黒くてかなりコンパクトだったので、拳銃か爆弾とでも思われたのでしょうか笑
警備員が怖い顔して三脚をながめ、動かしたり、誰かと相談したりしています・・・
安全性に疑問ありとの判定。
「絶対に広げるな」と言われて入場許可が下りました。
同じようなもので100m置きくらいに自撮りしてるおばちゃんいたけど、あれは白だったからよかったのかな笑
ほかの施設のセキュリティはかなりゆるゆるでしたが、トプカプ宮殿はそれくらいトルコにとっては重要な施設ということですね。
料金は!
驚愕の!
おひとりさま!
950TL(約5500円)!!
2020年版ガイドブックだと
95TL(約1500円)・・・
ひええええ〜と思いながら、渋々支払う。
警備員の数も多く、建物や展示品の維持、お庭の手入れなんかも考えると、それなりにお金はかかるんだろうな・・・日本語のオーディオガイドもついてくるし・・と最後には少し納得しましたけどね。
▶トルコのアジア、ユスキュダルへ!
旧市街側のエミノニュから船でアジア側のユスキュダルに渡ります。
マルマライ(地下鉄)でいけばたった数分の距離なのですが、せっかくなので船にのってみることに。1~3階まであるのですが、やっぱり人気は3階のテラス席。
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到着までに20分ほどかかったのですが、休憩がてらゆったりとイスタンブールの街並みをみることができてよかったです。
揺れが心地よくてほとんど寝てしまいました笑
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旧市街が観光や歴史の要所であれば、アジア側は人々が暮らしている地域といった感じ。
アジア人はいないので、私たちが思うようなアジアという感じではないのですが、市場やローカルフードの店などがあり、活気のある地域です。
ここの市場が面白くて、
お肉屋さんなんかとんでもないものを売ってる。
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お兄さんが手に持ってるのがレバー
なんかでかい蹄のある足とかほっそい足とか、超巨大な肝臓とか顔っぽいものとか・・・
店じまいの時間だったのですが、
残った肉たちを青いプラバケツにいれていくんですね・・・
レバーなんてツルンツルンって流し込んでいく・・・
私はいまだかつて足なんて豚足しかみたことないし、レバーも加工されて小さいものしかみたことがなかった。
「なんじゃこりゃあ・・・・」と思ってみていたのですが、ここはイスラム圏なんですね。
全部牛か羊なわけですね・・・・・
牛足・・・羊足・・・牛顔・・・羊顔・・・・
好奇心がメラメラと燃え上がり、翌日もいってしまいました・・・笑
観光客もいますが、しっかりローカルな市場で、旧市街と比べると値段も良心的。
路地裏に入るとオスマン朝時代の木造家屋が残っていたりと風情のある地域でもあるそうなので、ぜひ行ってみてください。
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▶本日のトルコグルメ!
その1、クンピル
じゃがいもにバターとチーズをあわせて練り合わせて、トッピングをして食べる屋台飯。
じゃがいもがこれまた大きくて!こぶし2個分くらいある!
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オーブンからホクホクのじゃがいもをとりだします。それを2つに割って中身だけつぶして、チーズとバターを加えてよーく練ります。思ったより粘り気が強くて、「もたっもたっ」って音がしそうなくらい。
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この時点でもう絶対に美味しいのですが、そこにこれでもか!とトッピングをしていきます。
ショーケースにピクルス、ヨーグルトソース、きのこ・・・・などなどたくさんのトッピング並んでいるのですが、ほとんどなんだかよくわからない。
あえて何もきかずに、よくわからないなりにトッピングをしていただく。
「なんじゃこりゃあ・・・・」
まずトッピングうんぬんよりも、ジャガイモがほっくほっくでとっても美味しい・・・
そしてバターとチーズだ・・・彼らがくわわることにより、この3つはもともとひとつだったんじゃないかと疑うような三位一体感が生まれる・・・(とにかく美味しい)
トッピングは何種類でもOKなのですが、これはもう追いチーズと少しのピクルスで十分かもしれない。恋しい、クンピル。
その2、ピラウ(お店:Orhan Pilav Evi)
そろそろお米が食べたいね、とフラっと立ち寄った店なのですが、これが大当たり。
ピラウとはいわゆるピラフのこと。お米をバターで炒めておだしを加えて炊いて、その上に野菜とお肉をのせて完成という、ファーストフード的お料理。
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臭みのない美味い肉のだしがお米によくしみている。塩加減も適度で、バターの量も丁度よく、全然くどくない。スススっと食べらてしまう。
スタッフも若い人が多くフットワークが軽い。
ちょっとハエが多くて食事に集中できなかったことだけが減点ポイント笑。
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ちょっと遠まわりをして、夕暮れ時(といっても21時ごろ)の景色を眺めながらホテルへと帰りました。
帰宅途中で黒猫にかまれる。
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次はさらにアジア側をせめて、もうすぐ涙の帰国です!