折り鶴と焼き芋と月のカケラ
我が家にわらび餅ブーム到来……!ということで最近、豆腐わらび餅作りにはまっております。ふわふわもちもち触感で美味しいのですが、作っている時は汗だくです(;´∀`)
今回は言葉の添え木様のお題(現在は休止されています)で作った詩を3編、泳二様が企画されている「#短詩の風」に応募した詩と、Payao様が企画されている「#深夜の二時間作詩」に応募した詩を1編ずつお送りいたします。
月のカケラ
大きな大きな満月のカケラ
それが私たちのお月さま
ねむけまなこのお狐様は
小さな小さな月のカケラ
これが僕たちのお星さま
そう願っては咳をして
鉄塔に遮られるカケラのカケラ
鉄は交差しつつ月とモアレ
こんな時間になっちゃったけど
まだ夜を観ようよ、カケラケラ
折鶴
折鶴の星座になるといいな
置いてきた星と遠ざけた星と
守っている星と憧れの星と
もう引っ越してしまった星と
これから星になる星と
すべて、もろもろ、こぼれ落ちないで
折鶴の星座になってほしい
かなし、ぽろぽろ、はがれ落ちないで
折鶴の星座になるんだよ
焼き芋(#短詩の風に応募)
去り際の香り
ついつい追いかけてしまう
マイムマイムな蜜芋踊るトラック
憩いの時間を延長する合言葉
もう一本
流転
しょうらいのゆめが
うさぎから作家になり
将来の夢が
作家から公務員になり
将来を疑いながら進行中の今は
夢の中でも物語り
だんごむしは猫になり
草原は海になり
冷蔵庫はカタカタ鳴り
何が命になった?
考えながら
私は何か?
戸惑いながら
私は何になる?
ぞわぞわする
静寂(#深夜の二時間作詩に応募)
ぴーぴぴぴ
衛星へアップリンク
静寂からダウンリンク
空想の鼓動通信を開始
登場人物たちの通信を傍受
ぴぴぴーぴ
鼓膜と心の回線は開いています
聞こえる
ぴぴぴぴ
おやすみ
通信は閉じていきます
静寂へアップリンク
夢からダウンリンク
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