久々の雨。
先月に入ってから、私は散歩をよくするようになりました。以前は2キロ歩くのも一苦労でしたが、今では5キロ離れた店にも歩いていくことが増えるほどになりました。
散歩の主な目的は、虫をはじめとした自然と触れ合うことです。自然は、私が絶好調の時も、レポート課題で疲れている時も、いつも私を包んでくれます。何か嫌なことがあっても、緑を見て、虫と触れ合っているうちに、自然といつもの心に回復するものです。
秋晴れの中で散歩をするのは、最高のひと時です。
今の私は、一時間ほど歩いても、不思議なことにほとんど疲れず、歩いた後の達成感や、目に焼き付いた青空の余韻に浸り、むしろ歩いた後のほうが元気になります。晴れた日はこうして歩くことが多いものですから、私の歩数計はいつも寝るころには次のような状態になっています(下記画像)。
そのような私は、数日前には次のようなことを思っていました。
そして、合羽をいつ買おうか、どのような合羽が欲しいか、そのようなことを具体的に考えていました。
ところがその後、私は一転して次のように思うようになりました。
こうして、合羽を買うことをやめたのでした。
そう思うようになって初めて、今日、雨が降りました。しとしとと穏やかで、そしてまっすぐな雨が降った日でした。以前は雨の日と言えばやや憂鬱になっていた時もあったのですが、今日は静かに淡々と降る雨に大気の循環を思ったり、また畑で育っている野菜や、歩道の街路樹たちには恵みの雨だろうと思ったりし、雨の一日を楽しみました。
いつもは散歩中に上を見ると、青く澄んだ空が目に映るのですが、今日は電車の窓越しに空を見たら雲(乱層雲)の雲底が見えました。いつもはあまり気に留めなかったのですが、雲底の形は千差万別で、まっ平なものもあれば、動物の尻尾のように細く切れたものもあり、これだけでも見ていて楽しいものでした。雲にも個性があるな、と思いました。
今日ほど雨を楽しんだのは、子どもの頃以来でした。
雨降らず 久しかりけれど 今日は雨
雲をながめて 心清(さや)けし
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ねこっち