シェア
夜舞しずく
2019年7月4日 16:46
化粧水がふたつ同時になくなった。ひとつがカランコロン、と音を立てて床に転がってしまった。「まるで私みたいだ。」わたしはポンっと押されると変に自信をつけて流されてしまう。それは根底の自信がないから。ぐるぐる巡る思考。結局、すべて"愛されたい"に戻ってくる。 私は時間だけはたっぷりあって、お金がない。仕事がない。社会のレールから外れてしまって、ベッドの上でぼーっと天井をみつづける日々。かな