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穀物・野菜など

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このシリーズは、リハビリや運動のために「植物観察の散歩」をお勧めしてるシリーズです。

妄想なんですけど「植物なんか何が楽しいんだ」それこそ「草な話」(くだらない話を、草と言ったりするのだそうですね……)という声が聞こえてきそうなので、その辺を書きたいと思います。

生きることが苦し過ぎたり、歳を取っていたりすると、興味の幅が狭くなります。私も、そんなに興味の幅は広くはありません。
なんか興味の幅が狭くなっていって、おかしくなっていったことがあった経験があるので、どうやったら、興味の幅が広がるだろうかということを、考えます。

このシリーズは、リハビリということも含んだ話なのですが、もちろん、専門家に病気や怪我の治療を続けつつ、周りからのサポートを受けつつ、という話です。

前にも「別の話題や関心」の話で書きましたが、あまりにも興味の幅が狭くなっていってしまうと「自分のことも、他人のこともわからなくなりがち」です。

他人に合わせすぎるのもよくないのですが、他人と分かち合える可能性があるものが、あまりにも無くなっていくと、本当に自分のことも、他人のこともわからなくなっていく。

自分以外のものと関わることで、感覚の持ち合わせが増えたり、感覚の組み換えが起こって、さらに成長したり、自分や他人のことが理解できるようになる。


ややこしいことを書きましたが、とにかく、興味の幅があまりにも狭くなっていったら
「自分の興味が出そうなことと繋げて考えてみる」ということは、一つの方法だと思います。

穀物や野菜も植物で、食べ物にまったく関心がない、馴染みもないという人はたぶん、少ない。

ゴボウの花って、知らない方は、想像できないと思いますが、紫色でとても綺麗な花です。
たいてい花が咲く前に野菜は収穫しちゃうので、野菜の花は、多くの人が見ることができません。野菜の花の写真集というものもあって、こんな花なのかと思うようなのも多く、見ていると面白いです。
ネットで検索すれば、野菜の花の写真も、いろいろ見つかるとは思いますが。



エノコログサ、通称、ネコジャラシは、粟(アワ)という穀物の原種ではないかと言われています。
ご先祖様は、ネコジャラシを改良しながら、穀物を作っていたんだなあとか、思うと「ただの草」違う見方ができるかもしれない。

エノコログサ



あと、私は見たことがないのですが、ツルマメという野草があります。
これは、小豆(あずき)の原種と言われています。
ツルマメと小豆は交配ができるので、ツルマメが小豆の原種だったであろうというのは、ほぼ確実みたいです。
ツルマメは小さな実なので、食べるのには向いていません。
それでも、ご先祖様は、これをおいしく食べられないかと考えて改良していったのだと思います。
ご先祖さまの努力があって、おいしい和菓子なんかも、現在食べられる。
これも、多摩川べり雑草として生えているのを見たというブログを見たことがあります。

ダイコンを知らない人はいないと思いますが、ダイコンの原種は、まだ発見されていません。いつごろどこで、人間が野菜として改良しはじめたのか謎の植物です。
ピラミッドの建築労働者がハツカダイコンの仲間を食べていたということが、最古の記録なんだそうです。

最後に、強い野菜は畑から脱走することがあります。
小松菜は、アブラナの仲間ですが、強いので、こぼれ種で、畑から外に出ていくことがあります。

もっと、壮絶な脱走をした野菜もあって、北海道では、野良ニンジンと呼ばれるものがあって、写真撮ればよかったと思うのですが、私も北海道で見たことがあります。
野良ニンジンも畑から逸脱して野生化していったのではないかと言われています。

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