【現役医師監修】これってうつ病?【症状のポイント】
皆さん
こんにちは、こんばんは😸
久しぶりの投稿になってしまいました😅
今回は現代ストレス社会と切り離せない
うつ病
について症状のポイントをわかりやすくまとめていきます☝️
それでは早速行ってみましょう🐈
その1. うつ病とは
うつ病は
「憂鬱である」
「落ち込んでいる」
といった抑うつ気分
「楽しめない」
「興味が湧かない」
といった興味・喜びの消失
これらによって学校や仕事に行けない、家事ができないなど日常生活を続けることが困難になっている状態のことを指します📝
うつ病がなぜ発症するかについては、脳内ホルモンが関係しているなど、様々な仮説がありますが、未だ完全に解明されていません🤔
遺伝的要因に加えて、心理的ストレスや身体的要因(過労や月経、妊娠、身体疾患、アルコールやステロイドなどの薬剤)など複数の要因が関与して発症すると考えられています📝
その2. うつ病の症状
我々医師がうつ病と診断する際に用いている診断基準の症状を列強していきます📝
①抑うつ気分
きっかけとなったショックな出来事などからしばらく時間が経っているのに陰鬱な気持ちが続いている。周囲からの励ましに勇気づけられない。気分転換ができない。
②興味・喜びの消失
もともと好きだった趣味や習慣をやらなくなる。
③体重(食欲)の減少または増加
多くは食欲が減退して体重が減少するが、まれに食欲亢進して体重増加することもある。食べ物の美味しさを感じることができなくなり、まるで砂を噛んでいるようだと表現することがある。
④不満または過眠
多くは不眠だが、まれに過眠もある。
⑤精神運動(焦燥と制止)
イライラと落ち着かないのは焦燥。ぼんやりして返答に時間がかかるのが制止と呼ばれる。
⑥易疲労感
疲れやすい、だるい。
⑦無価値観・罪悪感
生きている価値がない、みんなに迷惑をかけている、主婦失格であるなど、自己を否定的に評価する。
⑧思考力および集中力の低下
テレビや新聞の内容がすぐ頭に入ってこない。何度も同じところを読むようになる。夕食のメニューを決めることができず長時間悩むなど。
⑨自殺念慮・自殺企図
言葉の通り自殺しようと考えている。どの程度具体的に考えているかも重要。これを認めた場合は、自殺しないように約束をさせます。
その3. うつ状態をきたす他の病気
抑うつ状態は、必ずしも精神的なうつ病によるものとは限りません
脳梗塞や脳腫瘍、パーキンソン病、甲状腺機能低下症などの身体疾患
アルコール、カフェイン、覚醒剤、抗不安薬、タバコなどの薬剤中毒および薬剤を止めた時の離脱反応
ステロイドなどの治療に必要な薬剤による副作用
さまざまな要因が考えられるため注意が必要です☝️
また、心疾患、脳血管疾患、悪性腫瘍、アルツハイマー病、慢性疼痛をともなう心体疾患(リウマチなど)の身体疾患がある場合、健康な人に比べてうつ病の発症率が高くなるという報告もあります👨⚕️
まとめ
いかがでしたでしょうか
自分や周りの人で症状が多く合致する場合は、一度心療内科・精神科を受診してもよいかもしれないです☝️
初めから精神科を受診するのが億劫であれば一般内科でもかまいません🩺
うつ病は高血圧や糖尿病などと同じで医学的にしっかり定義されている病気です
ですから、「精神病」として特別に考えることはありません
うつ病になってしまったからといって、自分が弱いから、などと悲観的に考える必要は全くなく、かかりつけ医のもとでしっかりと適切な治療・管理をしていくとこで必ず良くなります👨⚕️
それでは今日はこの辺で
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