長女に学んだ日
ある日の夕方のこと
水筒に水を入れ自分で蓋を閉めたい、という次女
初めは「どうぞどうぞ」とお任せする私
水は上手に入れられたが蓋がなかなか閉められない
「閉まった!」→飲む→閉まってないのでこぼれる
を何度も繰り返している
長女はこぼす様子を見て楽しそうに笑っていて、私は「たのしくてわざとこぼしてる?」「全然飲めてないけど水がもったいないなぁ」などと余計な事ばかり考えてしまう
ついに「ママが蓋閉めるよ!」と手を伸ばそうとしたとき、長女に手を掴まれた
びっくりして長女の方を見ると、ちょっと強い口調で「次女ちゃんにやらせてあげなよ」と言ってきた
そうだよね、自分でやりたいんだよね
ちょっとこぼしたぐらいで好奇心を止めたらダメだよね
小さな事を色々考えていた自分が恥ずかしくなった
「そうだね、教えてくれてありがとう」
長女と一緒にしばらく見守ることにした
4歳の娘に、頼もしいなぁ、と尊敬の眼差しを向けながら
しばらくして蓋がしまらないことに嫌気がさした次女は
「まま、やって!」と要求してきた
そうだった、この子はやって欲しいことはちゃんと伝える子なのだ
自分で伝えられる力があるのだから、待っていてあげればいいんだ
わかっているはずなのに、ふと忘れてしまう
意識しないと、つい楽な方へ流れてしまう
子育て親育ち 日々勉強だと気づかされたひとコマ
こういうやりとりも寝ながら聞いている三女はどんなビックベビーに成長するんだろうか
楽しみだ