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【保有効果】手放せない=変われない

変化を恐れないこと
変化への対応力を鍛えること

これが出来ていることが、
結局のところ、はたからみて、

変わらないね(良い意味で)

という効果をもたらすのだと思います。

子どもから青年期にかけては、黙っていても身長は伸びるし、集団で生活しているから周りの環境に引っ張りあげられて、半ば強制的に成長し、ぐんぐん変わっていけます。

しかし、ある程度大人になってしまうと、成長は個人の裁量にかかってきます。放っておいたら、「劣化」「衰え」に向かうのみ……。

これは避けられない事実でしょう。
だからこそ、
いい意味での「変わらないね」で、いられるためには、内面の成長を絶やさないことが何より大切です。

大人になって、行動量が減ると、経験値もそれに伴って減ってしまう。自分で自分に刺激を与える良いクセをつけておかないと!……と思います。いつになっても、新しい経験の中に自分のまだ見ぬ才能が眠っていると信じて行動し続けたいものです🌟

【変化を妨げる4つの心理】
① 損失回避の法則
② 保有効果
③ サンクコスト
④ 確証バイアス

しかし、人には「変わりたくない」心理が働くことがあって、これが大人の内面の成長にとって厄介者!

意識して知るようにしないと、知らず知らずのうちにこの心理に侵されてしまいます😢本日は上に記述した4つの効果のうちの2番目。

② 保有効果

こちらについて少し考えていきたいと思います。

保有効果とは、既に持っているものを実際の価値の約2倍高く見積もってしまう、という効果です💦手放したとき2倍以上の利益がないなら今のままがいい、となりがち……。「ものを捨てられない」という非・断捨離思考にもつながりますね。

以下のサイトでも、「保有効果」について実際に行われた詳しい実験内容などが書かれていて読み応えがありました♪

なぜ、保有効果が起こるのかというと、
以下のような理由があるからだそうです……!

① 自分が持っているものに愛着を感じる
② 自分が感じる価値は他人も同じように
  感じるだろうと考える
③ 手に入れるよりも失うことを
  重要と考える

①の「自分が持っているもの」というのは、なにも物質に限らないでしょうね。

立場や権力、肩書など外側から与えられた自分の呼称のようなものに、愛着というか、執着する場合って多いと思います。

また、地元などの特定の地域や、会社・学校などの「環境」に愛着を持って離れがたいという場合も。そこに結びついている「人」に執着が生まれる場合もあることでしょう。

保有効果

よく考えると、私たちはものに限らず色んなものを持っていますよね。与えらえているともいえる。それらを、本当に心の底から大切に思うのならば何も手放す必要はありませんよね。大切にケアして、末永く共に過ごしていけることを祈ります。

しかし、本当に自分の意志で手に入れて、日々のケアを怠ることなく大切にしているものって、実は案外少ないのかもしれませんよ!?

私たちが意識を集中できる時間も、脳の容量も、体力も、身体も、残念ながら有限です。手に入れた全てを完璧に大事にし続けるなんて、不可能……。


「本当に大切なもの」以外は
切り捨てる覚悟や行動力も、
時には必要になるものです。


③に、「手に入れるよりも失うことを重要と考える」……とありますが、確かに失うと考えれば、心は痛みます。その痛みを想像するだけで、避けたい、触れたくない、目をそらしたいと思ってしまう気持ちはよくわかります。

でも、②の、「自分が感じる価値は他人も同じように感じるだろうと考える」というところを一旦考えてみてください。この一文って、すごく「バイアス(偏見」)」をあからさまに表現していると思うのです。

考え方も感じ方も見え方も、
ひとそれぞれ、十人十色ですよね!?

自分が感じる価値と人の感じる価値は違うって頭ではわかるのに、なぜだか当事者になってしまうと、それがごちゃまぜになってしまうことがあります。今一度冷静になって、

それは本当に手放せないほど大事か
なぜ大事だと思うのか
誰が何といおうと、絶対に必要か

そんな風に考えてみて、「保有効果」に立ち向かってみるのも時に必要かもしれません!それが、「変わりたくない」という心理に打ち勝って、真の成長へと向かうことにつながるでしょう✨

ということで本日はこの辺で、続きは、また明日♪

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