おもしろい宿題を考える①
親になってみて思うのは「・・・宿題やらせるのたいへん」ということでした。「宿題やった?」と聞くのもやだし、宿題が難しいだの多いだので機嫌の悪くなる子どもとつきあうのも億劫だし。
もちろん「宿題を出してくれなきゃ困る」「もっとたくさん出してほしい」というご要望もあるでしょうが、「ちょうどいい量」で「ちょうどいい内容」の「おもしろい宿題」があればいいなと思うのです。大きな声では言えませんが、子どもなんて基本的には遊んでいればいいんだから!学校でさんざんお勉強したあとで、なんでおうちに帰ってまでお勉強せねばならんのだ!そうだそうだ!〈子ども時代〉はすぐに終わってしまいます。
親を欺くために「今日も宿題やったよ!たのしいよ!」と机に向かっている姿を見せてやりましょう。立ち上がれ、子どもたち。
第1回です。
ジャンル:技能・表現・書く
題名:三文散文
シンプルに日記です。「一行日記」はよくありますが、こちらはその3倍。これ簡単で難しい。一行目から「読ませる」表現をして「映える」文章を作る。文の構成を考えなくていい分、「おもしろいものを見つける目」とそれを伝える「表現力」が必要です。書いてもいいのは三文だけ。あーでもないこーでもないと捻るのに三文はちょうどいいようです。そして、何って、この量ならば〈先生〉たちも楽しみながら読みきれることでしょう。一文コメントを返してあげれば十分です。
今日は何もなかった。三文散文に書くことすら見つからない。そんなことを考えていたら三文になった。
というのだってアリ。子どもたちが安心して「書く」ことに向かうことができるようなったら、量も質も勝手にあがっていくのです。
考案のきっかけになったのは
近藤康太郎さんの「三行で撃つ」(CCC MEDIA HOUSE)
です。みなさまもぜひ。
音瑚ひらり