3つに分かれた質屋の受付
この前、質屋の前を通りまして。
看板に「初めての方はこちら」「女性用受付はこちら」「男性用受付はこちら」と書いてあった。文字の隣に赤と青の人型イラストが描かれているものだから、てっきりトイレの案内かと思ってしまったよ。
しかし女性と男性で分ける必要はあるのだろうか。
質屋は使ったことがないから、そもそもどんな人が利用しているのかがわからない。
旦那に聞いてみると、「大学生がよく使うって聞いたことある。六法全書とか芥川全集を質に入れてお金を借りて、バイト代が入ったら質に流れる前に取り返す、んでお金がなくなったらまた質に入れて…っていうのを繰り返すんだって。そういう常連がいるらしいよ。」とのこと。
そんな使い方があるのか。でも男女別の理由にはならないなぁ。
こういうのはどうだろう。
かつてはこの質屋も受け付けは一つだけだった。けれども、ある年のクリスマスの翌日、互いに二股しているカップルが、もらったプレゼントを売りにきて、ばったり会ってさぁ大変、修羅場どーん!ということがあって以来、受付を分けることにしましたとさ。ちゃんちゃん。
ちゃんちゃん。