巻紙で手紙を書いてみた。
巻紙ってご存じですか?
そう、時代劇で殿がパラパラっと広げて読んで険しい顔をする、あの、手紙です。
完全に廃れたものと思っていたのですが、お茶の世界では使われていることを知りました。
というのも、お茶のお稽古でよく一緒になる先輩から、自宅でお茶会をやるから、とお誘いいただいて。これ詳細です、と巻紙に書かれた手紙を渡されたのです。
ながーい和紙に墨で書かれた文字。小筆でこんなに綺麗に書けるものなのか!と感動する。
すると先生から、「行きますという返事、終わった後のお礼を手紙で書きましょうね」と言われました。合点承知の助!
しかし。
巻紙ってどこに売ってるの?
文房具店に売っているものなのか?
見かけた記憶が全くない。
よし。困った時の百貨店だ。
さっそく高島屋の文房具売り場へ。
あれ、売り場小さすぎないか…
このサイズ感ではニッチな巻紙なんて置いてないかもしれない。
しかしそこは百貨店。
ちゃんとありました。しかも数種類!
やっぱりお茶人が買っていくのかしらん。
さあ、巻紙は手に入れた。
どうやって書く?何を書く?
とりあえず今回は、ネットで調べて良い感じの文章を拝借。
形式ばったものより気持ちこもっている文面の方がいいよなぁとは思いつつ、そこまでの余裕はなかった…まずは書ききることが大事!
こんな細い字を筆でかくのはじめてだ。
緊張で手がふるえる。
にじまないかな。
墨の色、薄すぎないかな。
てか、まっすぐ書けないよ。。
よし。なんとか書き終えたぞ。
あれ、どーやって畳めばいいんだ?
調べたけどよくわからん。適当にパタパタしとこ。
そこで気づく。
茶道関係の本を読めば書き方がわかったのでは、と。
ネットに頼り切ってしまったことを反省。
と、悪戦苦闘しつつ、なんとか書き終えました。
ふぅー。達成感すごいな。
巻紙なんて時代劇だけかと思ってた。
いい勉強だ。新しい世界が開いた気分。
しかしめちゃくちゃ真剣に手紙書いたなぁ。
たまにはこうゆうのもよいね。
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