![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129181323/rectangle_large_type_2_c0e292156aeedecf48ac2f5034d41e36.png?width=1200)
Photo by
yasukoma
体重計の遺言
旅館とか銭湯ってどこに行っても体重計がある。なんでだろう。
旅館なんて、美味しいものたらふく食べてるんだから確実に増量なのにね。
昨日出張で旅館に泊まりまして。
家に体重計が無いので、見つけると乗っておこうかなとなる。不定期健診である。
予想通りの体重に一安心して降りようと思ったら、
「体組成」の文字が。
おー。体重だけじゃないハイクラス体重計だ。
しかし年齢が表示された瞬間、電池が切れてしまったようで、「Lo」の表示に。
でも彼は(彼女か?)最後の力を振り絞って、私にダイイングメッセージを残した。
「58才」
え、ちょ、待って、私まだ30なんですけど?
見間違いかと思ってもう一度見ようにも、体重計さんは燃え尽きている。スイッチを押しても「いや、ごめんもう無理」とでも言うかのように「Lo…」「Lo…」と繰り返すばかりなのだ。
あああぁぁぁ。
てか体組成って何?いや本当に体組成と書いてあったのか?
一瞬の表示で、しかも58才に目を奪われてちゃんと読んでなかったのよ。
とりあえず調べてみるに、「君、基礎代謝やばいね」って話だと思われる。
ロードバイク通勤で運動してるって浮かれてた!
冬に在宅増えたからってゴロゴロしてたの見抜かれてた!
ぐぬぬ。
そうだ運動、しよう。