見出し画像

こっちのけんとさんへ。

 ギリギリダンスで2024年のレコ大新人賞を獲った「こっちのけんと」さん。彼は私と同じ「双極性障害」を公表しています。

 「双極性障害」とは、かつて「躁うつ病」と呼ばれていた病気。20代で発症する人が多く、気分の波が上下に極端に激しくなります。薬の服用が必須な脳の病気で、完治することはありません。

 私も21歳の時に発症しました。鬱の時は横たわって息をしているだけで何も出来ません。自分を責め、自分が一番悪いと思い込み、死ぬことばかり考えてしまいます。

 それが一転躁状態になると、早朝から夜中まで動き回り、お金を毎日何万円も使い(何に使ったか覚えていない)、イライラして怒りっぽくなり、周りの人に当たりまわります。

 こっちのけんとさんも、私と同じくこの病気と付き合っています。一生治ることは無く、毎日大量の薬を飲まなくてはならない。彼がぽっちゃりしているのは、薬の副作用かもしれません。

 今年彼は休養すると宣言されました。ご自身の体調をよく把握されています。私はなかなか自分で病状を自覚することは難しいので、尊敬します。自分が病気であることを自覚することが、良くなる一歩なのです。

 いつもニコニコ素敵な笑顔を振りまいているこっちのけんとさん、私は大好きです。どうかゆっくり休んで、好きな音楽活動を続けて欲しいです。双極性障害の理解に貢献してくださったこっちのけんとさんは、私の心の支えです。

 

いいなと思ったら応援しよう!