<家庭x遊びx学習>親子でできる、体を動かす遊びを通じた学習例の紹介①
子供達は遊びや生活を通して学びを深めます。「ことば」の学習も、「遊び」を取り入れることで、楽しく学ぶことができます。
ここでは、ご家庭などで実践いただける具体的な「遊びx学習」の例を10個紹介していきます。ぜひ、ご活用ください。
1. 「どこに行く?」ゲーム
じゃんけんをして、負けた人が「どこに行く?」(Where should we go?)と聞き、勝った人が場所を指示してそこまで行くゲーム。
「場所」は、実際の家の中の場所や遊具でもいいし、「ことば」の練習中であれば、練習している言葉をポスト・イットなどに書いて家の中の色んな場所に貼って、「ことば」のところまで行くのもありだと思います。
行き方(走る、歩く、スキップなど)をカードにして、じゃんけんで勝った人が選べるようにするのも楽しいかもしれません。アクションに、動物のモノマネをとりいれても楽しいですね。
カードの例:
2. おすもう ゲーム
親子で組んで、体全体を使って押し合う「おすもうさん」ゲームです。日本語を学習中のお子さんは、「はっけよい、のこった」「のこった、のこった」などのお相撲さんの掛け声を、英語を学んでいるお子さんは「ready, set, go」「go go!」などの掛け声を学べます。
他にも、「押す、押さえる、押し倒す、踏ん張る、組む」など、動きに合わせった言葉を学ぶいい機会になります。
3. おしくらまんじゅう ゲーム
親子で後ろ向きに組んで、体全体を使って押し合うゲームです。うちでは、英語は「bum fight(おしりのケンカ)」と言っています。子供たちはおもしろがって、よく遊んでいます😊
4. 形をおぼえる ゲーム
画用紙や縄、マステなどで、丸や三角、ハートなど、色んな形をつくって、地面に起き、指示者が指示した形の上にジャンプしたりするゲームです。まだ言葉と形が結びついていない場合は、指示者がイラストつきのカードを用意するのが良いと思います。遊んでいると、おそらく子供も「指示者になりたがる」ので、「形の名前を言う」練習もできる可能性大です。
注意:画用紙は滑りやすいので、テープなどで固定して子供が転ばないように気をつけてください。
カードの例:
5. 手つなぎ グーパー
大人が足を伸ばして座り、子供が足をまたいで立ちます。子供のジャンプに合わせて、足を閉じる時に「グー(close)」「パー(open)」と言ってことばをおぼえさせます。日本語を学習中のお子さんは、「グー・パー」の代わりに「閉じる/閉まる・開く」の単語を使ってもいいかもしれません。
また、アクションと一緒に「飛ぶ(jump)」や「またぐ(stand over the legs)」などの声がけもできますね。
6. 座って、立って、おしりをポン
「座って、立って、おしりをポン」の掛け声に合わせて、新聞紙を丸めたものや、やわらかいクッション素材の剣などを使って、お尻を叩いた方が勝つゲームです。掛け声と同時に、座るポジションから、立つポジション、おしりをポンとするポジションに体を動かします。
「座る(sit down)」「立つ(stand up)」の言葉や、「〜て」の形を覚えられます。
7. タオルつなひき
その名の通り、タオルでのつなひきです。複数家族がいる場合は、タオルをつなげて、チームに分かれてもいいかもしれません。
体を動かしながら、「引っ張る(pull)」などの言葉が覚えられます。
8. 風船ラリー
風船で何回パスできるかのチャレンジです。数を数える練習や、「いくよー!(Here you go!/Ready?)」「はい!」などの掛け声なども練習できます。
風船が無い時は、ポリ袋を膨らませてくくって、風船代わりにしたり、ハンドタオルの投げあいなどにすることもできます。
9. ひっくりかえすゲーム
親が布団にねて、子供が親をひっくりかえすゲームです。「ゴロン」や「クルッ」というオノマトペや、「ひっくりかえす(turn over)」という言葉などが覚えられます。
10. じゃがいもゴロゴロゲーム
布団の上で、丸くなって「じゃがいも」のフリをしてゴロゴロ転がる遊びです。「じゃがいもゴロゴロ、ゴーロゴロ!」など掛け声を作ることで、言葉の練習にもなります。
以上、親子で家庭でできる遊びと、その学習へのつなげ方を十個ご紹介させていただきました。どれもシンプルなものばかりなので、ぜひお子さんとやってみて、感想をコメントでお聞かせください😊
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