マガジンのカバー画像

My favorite

129
他NOTERさんたちのお気に入り記事たち。
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

ねぇ、お願い。好きじゃなくていいから、私の事、忘れないでいてほしい。

この記事の彼くんに振られた。 きっかけは些細なことだと私は思っているんだけど、彼くんにとってはどうやら違ったらしい。 LINEのチャットで少し言い合いが始まり、その結果、彼くんが出したのは 「ごめん、別れよう」 の答え。会ってからの話し合いもさせてもらえずに、私たちは終わった。 正直言うと、離れるときは絶対彼くんからだろうなぁと思っていたし、きっと唐突に終わるんだろうなぁと分かっていた。 喧嘩をふっかけたのは私で、ふっかけたあとも「これで別れちゃうかもな」と考えていた

僕の好きだった人

小5の春だろうか。 僕は、隣で本を読む少年に恋をした。 「その本、面白そうだね。僕も買おっかな?」 「貸そうか?もう読み終わるし」 なんか、そういう会話が最初だった様な気がする。その子は、ただ僕の読みたかった小説を貸してくれたのだ。 小学5年、僕は仲のいい子たち全員とクラスが離れ、そして中学受験のために本腰を入れて頑張ろうとしていた。 それと同時に読書に没頭していた。 当時では、同じ趣味を持つ人間はいない様な歴史小説に純文学、難しめのテーマの専門書。 そういった