理想の容姿になる方法
あなたは自分の理想の容姿を手に入れたいですか?
私は長年、可愛くなりたくて、痩せたくて、理想の自分を求めて生きてきました。
なので、理想の容姿を手に入れる方法、というのは、美容知識含め、心理的、脳科学的なアプローチなど、たくさん学んできました。(それだけ必死だったのです笑)
でも理想の容姿を求めて頑張り続ける、という行動の裏腹に、実は自分が理想を追い求めれば追い求めるほどに、そこからかけ離れていく、という事を知りました。
私が知らなかったように、みなさんもこの事を知らない方が多いのではないでしょうか?
知らずに、そこに向かって頑張れば頑張るほど、手に入れられると思っていたんです。
今日は、この仕組みを含め、じゃああなたはどうしたらいいのか、についてお話します。
なぜあなたはそこまでして自分の理想の容姿を求めるのか
まず、あなたはどうしてそこまでして自分の理想の容姿を求めるのでしょうか?
それはまず、あなたの自信のなさと、劣等感が関係しています。
”この私は愛されて、この私は愛されない”という事を、幼い時にそう学んでしまったのです。
自信のなさや、劣等感は、親との関係の中で築かれていきますが、無意識である事が多いでしょう。
あなたは、この自分ではダメ、この自分になったらダメ、と自分を強く裁き、その反面、この自分になれば、こうなれば、愛される、と信じているんです。
なので、こういう人は、周りの人に対してもジャッジが激しいです。
例えば自分が太る事を自分で強く禁止していたら、太ってる人を見下しますし、逆に自分が理想としてものを持ってる人を過剰に崇拝します。
ものすごく上に見るか、下に見るかという事を、当たり前に無意識でやってしまってるんですね。
これは結局、自分への裁きと繋がっているんです。
あなたは、こんな自分になってしまったら、誰も自分の事を見てくれない、という恐怖があると思います。
その恐怖から逃げるため、なんとしてでも避けるために、すごい自分を追い求めてしまうのです。
私自身も、痩せたら自信が持てたり、太ったら誰とも会えない、会いたくない、と、過剰にダイエットしたり、これを持ってる自分はすごいという優越感と、こんな自分ではダメだ、という劣等感を行き来していました。
常に鏡が気になり、今、自分はダメな自分ではないか、と確認しないと不安でした。
この大小はあると思いますが、理想を強く求める人は、実はこういう心理があります。
これがひどくなると、摂食障害になったり、身体醜形恐怖症となっていくでしょう。
理想が大きければ大きいほどに、自分自身を受け付けられなくなるのです。
自分を自分で否定するとそのような現実が起きていく
次に、あなたがどれだけ理想を求めて頑張ったとしても、自分が自分を否定していたら、目の前の相手もあなたをそのように扱うようになっていく、という事が起きます。
なぜかというと、まず、あなた自身が自分を否定しながら、『こんな自分ではダメだ、ここを治して、もっともっと・・』とすると、(私がそうでした)
相手がどれだけあなたを認めても、受け入れても、あなた自身がその言葉を全く信じれず、拒否するようになるからなんですね。
あなたとしては、こんな自分いいわけがないのに、何を言っているのだろう、という風になってしまうんです。
その反面、自分が良いと思ってるところを言われると、逆にすごく優越感にもひたってしまうんですね。
そして、相手を見下してしまうのです。
あなたは理想の自分になりたいのに、自分で否定する事によって、いつまでたってもゴールにたどり着かないのです。
あなた自身が満足する自分にずっとなれないのです。
また、あなたがこの自分は良くてこの自分ではいけない、という姿勢で相手と接していくと、あなたが自分をすごく見せようとした、表面的なものに惹かれて、あなたの事をすごい、と言ってくる人も引き寄せられますが、こういう人たちは、簡単に手のひらを反してくる事が多いです。
あなた自身も無意識に自分にそう接してるので、無意識でそういう事が分かり、相手が自分を褒めたたえているけど、この自分を見せたら離れていってしまう、という恐怖も芽生えます。
何が言いたいかというと、嘘の自分、すごいと見せるという仮面で生きていくので、相手を全く信じられなくて、本当の自分が出せなくなり、より一層猫をかぶってすごい自分になろうとして、自分の首を苦しめる事になるのです。
また、自己否定しながらだと、何をしてもうまくいきません。
こんな自分ではダメだ、もっともっと・・と自分の頑張りを自分で認めないからです。
ダイエットも、仕事も、全てにおいてです。
自己否定が激しい時のダイエットは、何もうまくいきませんでした。
たしかに、自分の理想を求めて向上していく事はとても大切だと思います。
でも、私が指摘しているのは、そこに”強い自己否定感”がないかという事です。
この”強い自己否定感”があると、結果的にあなたを苦しめ、理想の自分にずっとなれない人生になってしまうんですね。
理想の自分になって何を手に入れたいのか
そもそも、あなたは理想の自分になって何を手に入れたいのでしょう?
どうしてその自分にならなければならないのでしょう?
それは、たどり着く先は、安心感です。
この安心感とは、周りは自分の事をバカにしないし、ちゃんと受け入れてくれている、という安心感です。
この安心感をあなたは求めています。
また、この安心感と共に、強い優越感もあなたは求めてるんですね。
それは、誰かからの熱いまなざしであったり、誰かに勝ったという瞬間であったり、相手からの強いエネルギーをあなたは欲してるんです。
嫉妬心、悔しい気持ち、過剰な賞賛、などです。
自分が勝ち誇る瞬間、すごいと感じられる瞬間です。
なぜこれらが欲しくなるかというと、底なしの劣等感があなたの中にあるからです。
これくらいの強い気持ちを得れないといけないくら、あなたの傷は深く、心の穴が満たされないのです。
なのであなたは何をしても満たされないし、いつも心にポッカリ穴が開いてるような感覚になってると思います。
この強い優越感があなたの快楽となるので、”その優越感を感じ続ける事”を実はあなたは望んでいるんですね。
すごい自分、みんなが賞賛する自分、この自分でいれば、相手が自分よりも下だと思えれば、自分が捨てられず、呆れられず、傷つかなくてすむからです。
でも、結局この優越感を得たところで、あなたは満足しないのです。
優越感を得続ける事は不可能だからです。
優越感と劣等感をいったりきたり、自分が辛くなってしまうんです。
理想の容姿を手に入れるには
以上の事含めて、理想の容姿を手に入れるには。
①自分のいいところも悪いと思うところも受け入れる
あなたは理想を追い求める反面、常に常に常に、自分を強く否定していると思います。
これは量子力学などで証明されていますが、あなたが自分でそう強く思った事は、本当にそうなってしまうんですね。
例えば、あなたが自分をブスだと思えば、本当にブスになったいったり、周りからもブスと言われたりします。
あなたが自分をデブだと思えば、ダイエットは必ず失敗しますし、あなたの事を太ってる、とジャッジする人が現れます。
あなたが絶対こういう自分になる、という意識の裏には、この自分ではあってはいけない、という意識があり、
この自分ではあってはいけない、という事は、自分で自分はそういう人だと、無意識で証明しているんです。
これは長年の癖なので最初は難しいですが、自分を責めたり、自分を否定したりすることをやめていく事です。
ダメだと思うところも、受け入れて、今のありのままの自分を受け入れる事が、実は理想の自分を手に入れる最大の近道なんです。
あなたがどうにかして変えよう変えようとしても、すごい遠回りをしてしまっていたのです。
②あなたを批判する人を恐れない
あなたはあなたを肯定してくれる人より、批判する人の声に過剰にフォーカスしていませんか?
自分をダメだと思われることや、否定される、見下される、という事に対してものすごい恐怖があるんです。
でも、あなたをそうやって批判する人もまた、あなたのように劣等感でいっぱいな人なんです。
自己評価が低いからこそ、そこを補うために相手を下げないといけないのです。
あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか?
なので、そういう人のために、自分を犠牲にして、否定して頑張り続けなくていいんです。
自分の人生ではなく、誰かの人生を生きてしまうようになるからです。
これも最初はものすごく怖いと思います。
でも、どれだけあなたが完璧になろうとしても、あなたを否定する人は、どのあなたになっても、あなたをこき下ろしてコントロールしてくるんです。
あなたが悪いから、そういう扱いや言葉を言われたのではなく、相手の心の問題なんです。
こういう事を理解していくと良いです。
③自分を褒める
理想の自分を追い求める人は、自分を褒めるという事をほとんどしてないと思います。
褒めたとしても、それは自分がスゴイと感じた時だけではないでしょうか。
そうではなく、ダメだと思う自分でも、自分がしてきた事、行動、を褒めてあげるのです。
自分が自分を受け入れ、褒めていくと、必然的に周りのあなたの扱い方も変わっていきます。
④今の自分を受け入れてくれる人を大切にする
また、あなたは自分の評価が気になるあまりに、自分をジャッジされる事ばかりを意識して、あなたの事を受け入れてくれたり、あなたに何かしてくれる人を蔑ろにしてませんか?
無意識で自分を受け入れてくれる相手を見下してしまうんです。
自分を厳しくジャッジしてくる人に対して、すごいと思わせる方が優越感に浸れるんですね。
こういった無意識があります。
あなたはあなたを受け入れてくれる人を拒否して、自分を裁く相手を認めさせたいのか、本当の自分の気持ちを見てみるといいかもしれません。
そして、こういう自分になった1番のきっかけは、親との関係なんですね。
親があなたを裁かなかったか、否定しなかったか、こんな自分ではいけない、と無意識で感じるような家庭環境ではなかったか、自分の心の傷をたどっていくと、自分の中の強いエゴに気づき、そこでやっと自分の理想が近づいていきます。
まとめ
私もものすごい劣等感の塊でした。
今日お話したことは、ほとんど私も経験し、私も周りにそうしていたし、自分自身を強く否定していました。
今でも中々手放せない思考はあります。
でも生き辛かったあの時よりかは、うんと自分らしく生きれて、今が1番幸せです。
誰かの評価のためではなく、自分の人生をちゃんと生きていくようになると、必然的に心も体も、あなたは良く、なっていきます。