悲劇は時を経て喜劇に
暑い日が続いていますね。もう9月がそこまでですが、みなさん如何お過ごしでしょうか?
夏バテは時間が経過したあとにじわじわ来ますね。
疲労困憊
睡眠不足
ストレス拡大...
などと身体の悲鳴はもはやサイレンが如く鳴り響いています。
そこで今回は体力回復フードについて人それぞれ有ると思いますが、私の頭に真っ先に思い浮かべるのがスープカレーです。そんなスープカレーの思い出話です😁
疲れたら食べたいもの何ですか?
私はカレーがスキです。
北海道と言えば、スープカレー
初めて口にしたのは、案外遅く今から30年前でしたでしょうか?
当時何気に入ったお店
男友達3人で昼食時
「何食べる?」
カレーだなと全員一致
その店は、札幌市内某所。山小屋?ロッジ風?な佇まいなお店。
ちょうど昼時で、店内は女性客がメインでした。
”おや!女性ばっかだなー”と心で呟き
空腹だったので、メニューを見てみる
”スープカレー!?”何だ?
”きっとカレーのルゥーがサラサラしたものか?”
などと思いながら、イチオシを注文
待つこと10分位運ばれ目にしたものは...
一同
”なんじゃーこれは!!”
ご飯の皿とスープが入った深皿
更に観察すると、深皿の中身は
野菜がまるごとごろごろ入っていました。
今なら分かることでですが、ジャガイモ、茄子、ブロッコリー、カボチャの素揚げ、ヤングコーン、人参などなどが…
そしてチキンのもも肉がこちらも素揚げ状態で中央に鎮座
そんな食べ物はじめて見る野郎連中😑
メニューには写真が載っていなかったことも有り、到着したカレーに一同暫くは無言で香しいスパイス臭に茫然自失…😨
これどうやって食べるのか?
ビジュアルにすっかりやられてしまった野郎共!
人間自分が想像していない物とファーストコンタクトで、その人間性が分かるのか?
想像していた物と余りに欠け離れると
①戦意喪失の者
②怒り狂う者
③ワクワクする者など
分類出来るのですね🤔
ちなみに私は①でした😅
仕方なく、周りの女性客を見てみると笑いながら、美味しそうに食べているではありませんか!!
スープをはじめにすする人
スープにごはんを入れる人
具材をひたすら食べている人など
これまた、いろんな食べ方が有るでした。
”ちょいと妄想”
昔それこそ、かつての中国に渡った遣唐使や漂流の果てにたどり着いたジョン万次郎がはじめて異国で、目にしたものすべては珍しく
その国の食事はもちろん初めてで
どの様に食べたら良いか分からない訳です。
やはり、思うに
①周りを観察するか?
②何も考えず黙食するか?
③食べ方を聞くか?
箸以外使わない私達の祖先
ナイフやスプーン、フォークなど
器も手に持つか、置いたまま食べるか?
食文化は他国に行って、批判するか?感銘を受けるか?自国の食文化との比較は自然と出てしまうのでしょう。
”これまた脱線”
最近職場の入居者の一人が、箸の使い方が分からなくなった様子。
当人に声掛けして、箸を持って食べることを促すが、箸はぶん投げて
・手掴みして食べる
・器をなめる
・食事を見てるだけ
などの行動に出ることを観察により分かります。
話を戻します…
”スープカレー”
ビジュアルの他、スープの味もこれまた初めての体験。当たり前ですが、ルゥーはスープです。更に辛さも結構辛い。
何から何まで自分が思い描いていた物とは違いすぎて、結局美味しさやわくわくが感じられないファーストコンタクトでした。
(その後、それこそ結婚する12年後まで食べることは無かったです...😅)
食後野郎共は無言となり、店を後にするのでした。
そして時代は流れ...
あの衝撃的な出会いから、妻と再度食べることになったスープカレー。
妻(当時は彼女)が、スープカレーを食べたいと何度目かのデートの時の提案。私は正直気が乗らなかったのですが、ここで断るのもと思い、再チャレンジの運びに。
入ったお店が
スープカレー店で知らない人はいないと思うお店
”マジックスパイス”
外観から、インド風?何だかサイケデリックな佇まい。
正直かなりビビっていましたが、そんなことはおくびにも出さず、涼しい顔で来店。
中に入ると、土足厳禁。
これまた、びっくり!!
"この手の店はみんなこうなのか?"
と思うほどでした😱
玄関からスリッパーに履き替え、店内に入るとこれまた、サイケな雰囲気。怪しい音楽が流れ、店員さんが謎の掛け声で誘導します。
着席後メニューを見ると、もうー何が何だか分からないメニューにすっかりやられてしまいました。
”トラウマ再発か!”
そんな脳内の自分達と緊急会議をよそ目に彼女はいつもの組み合わせ
①ベースのスープ・具材
②辛さ
③ご飯の量
④トッピング
をそれぞれスムーズにオーダーしています。
呆気に取られながらも、ここはおなじチョイスでメニューの荒波から生還しました😅
運ばれてきたそれは12年前のそれと同じもの。
”そうそう!これだ!”
と当時の記憶が、スパイスの香りと共に甦る。
彼女はにこにこしながら食べ始める。
もはや
”えーいままよー”
とスープを一口すすると
”あれ!これは!!”
「うまい!!」
と思わず開口一番
彼女はきょとんとして一部始終を見ている中
「おいしいしょー」としたり顔😁
それから私は無言のまま
12年間の呪縛から解き放たれたか如く
貪り食うのでした😋
店を出る頃
体は汗だくでしたが、妙な清々しさが…
得も言われぬ恍惚な一時に、半ば呆然気味の相当なマヌケ顔だったのかと
記憶しています。
”スープカレーやるな!!”
と再び脳内の独り言を呟きながら店を後にするのでした。
afterwards~セカイは変わるのです~
彼女とは程なくして結婚。同じ職場でしたので、夜勤を合わせることで、夜勤明けはスープカレーが我が家の定番となりました。
その後は、これまでの空白の時間を取り戻すが如く、スープカレー屋を見付けては片っ端から入って食べ歩く日々が始まります。
これまで訪れたお店は延べ30軒以上でしょうか?
今なお、私が夜勤明けの時は時々スープカレーを食べ歩きます。
はじめて食べたあのカレー
妻と食べたカレー
今となればさほど変わらないはずなのに、自分が思い描いていたものが違えば、これ程まで感想や記憶が違うものとなるとは…
今日は8月最後の連休
久々にスープカレーが食べたくなりました。
今回はスープカレーについて、私の思い出話でした。
みなさんにも疲れた時に食べる
・パワーフード
・勝負めし
・ご褒美食事
など有ると思います。
疲れやストレスが止めどもなく溜まる日常。まずは自分の体を労って明日への活力や英気を養ってくださいね。
もしよかったらブログでも街歩きの記事書いています。
どうぞこちらまで⇩
https://www.onceinawhileyosi.com/
今回はここまでです。
最後まで読んでい頂きありがとうございます。
次の記事でお会いしましょう。
この記事が参加している募集
サポートしていただける方へ、大変ありがたく思います。今後の創作、記事への執筆活動の励みと勇気を頂けると思いますので、よろしくお願いします🎵