アキのエッセイNo.65ーボールと壁を使った腹筋・背筋エクササイズを考えてみました！
1．自分なりにインプットした知識・技術を応用してみました！
こんにちは、アキです。
作業療法士に復帰して1ヶ月経ちました。
先輩OT（作業療法士）のリハの見学を通して学び
介入をやらせていただいて学び
空き時間に練習して学び
とにかく「学び」を意識して邁進してきた1ヶ月でした。
一番意識したのは
先輩方の患者様に対する対応もそうですが
言い回しや、リハの効果や目的の説明の仕方
訓練で使う道具や技法などなど
「引き出し」を増やそうと努力してきました。
私は基本、真面目すぎのネガティブ思考なので
先輩方と自分を比較すると
自分の至らなさが浮き彫りになり
「自分、ダメだな･･･」なんて思ってしまうことが多いです（泣）。
そんな私ですが
「腰痛持ちの父」に対し
「背部に負荷をかけすぎずに腹筋、背筋を鍛える方法」として
先輩OTが腰椎すべり症の患者さんに対し行っていた
「ボールと壁を使った腹筋エクササイズ」を応用できないかと考え
自分なりにエクササイズをアレンジしてみました！
2．ボールと壁を使った腹筋、背筋エクササイズ
・道具→百均で売っている大きめのゴムボールだけ！
・環境→壁のある場所ならどこでも
1．ボールをお腹の位置で壁に押し当てる（5分）：腹筋、上肢を鍛える
・壁に向かい合うような姿勢で、ボールを壁に押し当てる
・足は肩幅の位置でそろえる
・肘は軽く曲げた状態で始めて、背中は反らず、「お腹に力を込めて」、ボールを壁に押しつける
→息を吐くのと同時に①お腹に力を入れ、②ボールに力を込めて押すと良いと思われます
※姿勢は真っ直ぐ（一直線になるような姿勢で）。
2．ボールを背中（腰部）で壁に押し当てる（5分）：腹筋、背筋、下肢を鍛える、骨盤前傾を作る
・壁に背中を向けるような姿勢でボールを壁に押し当てる
・足は肩幅の位置でそろえる
・つま先を意識して立ち、背中は反らず、「お腹に力を込めて」腰でボールを壁に押しつける
→息を吐くのと同時に①つま先とお腹に力を入れ、②ボールに力を込めて押すと良いと思われます
※姿勢は真っ直ぐ（一直線になるような姿勢で）。
3．ボールを脇腹で壁に押し当てる（左右各3分）：脇腹の筋を鍛える
・壁に対し脇腹を向けるような横向きの姿勢
・足は肩幅の位置でそろえる
・背中は反らず、「お腹に力を込めて」腰でボールを壁に押しつける
→息を吐くのと同時に①つま先とお腹に力を入れ、②ボールに力を込めて押すと良いと思われます
普段の姿勢でも、椅子に座る際に背中にボールを押し当てて、背中の圧の分散と骨盤前傾を促すアプローチをすると良いと思われます♪
3．ボールと壁を使った腹筋・背筋エクササイズの解説
百均で売っているゴム製の大きめのボールは
弾力があるため
程よく圧をかけられます。
また
衝撃を程よく吸収してくれます。
そのため
腰痛持ちの父の腰に過度な負荷をかけずに
上手く腹筋と背筋の筋力強化が
できるのでは？と考えました。
実際、先輩OTが
腰椎すべり症の患者様に
壁とボールを使ったエクササイズを行っていたので
おそらくこのような理由があって
実施したのではと考えました。
ただ、このエクササイズの注意点は
「背中を反ると
脊椎を痛めてしまう」という難点があるため
姿勢に注意し
背中を反らないでできるだけ真っ直ぐに
行うことを重視しました。
また
息を吐きながら腹筋に力を込めて
ボールを壁に押し当てることで
ボールから押し返される圧力が
程よく腹筋、背筋ならび
上肢や下肢にもかかるため
筋力強化が期待できるのではと
考えました。
そして、骨盤の前傾を作り、腰部のアライメント調整にもなると思います。
実際にやってみて
その効果を体験できたので
父に是非
このエクササイズを習慣的に
実践して欲しいです（＾＾）/
4．家族にリハの練習に協力してもらって
ROM（関節可動域）エクササイズや
筋のストレッチなどの練習を
家族に行うことがよくあるのですが
だんだんとコツを得てきたのでしょうか
きちんと効果が出ているみたいで
「本当に良くなった！」
「楽になった！」とか
喜ばれたり、褒められたり
感謝されたりしてきて
「あぁ、やっと
OTになった気がしてきたなぁ」なんて
始めて実感できました。
まだ、先輩方の足下にも及ばないと思いますが
いつかは先輩方と肩を並べられるようになりたいですし
いつかは
私が後輩や実習生の指導が出来るようになりたいです。
一人前に至る道は長いと思いますが
徐々にその道を歩めていると思います。
お読み下さり
ありがとうございました！