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アキのエッセイNo.31-怒りの行き着く先=ゴールを決めよう!怒りの対処法

こんにちは、アキです。

私、最近怒ってばかりいることに気付きまして。

ざっくり言うと、「理不尽なことが大嫌い」な性格なため、頭をフルに使う作業をしていれば怒ることに意識が向きませんが、思考が暇になると、ついつい理不尽だと感じた出来事を思い出して怒ってしまいます。

最近怒ったことといえば、ショートステイ先で祖母の容態が悪化して、そのまま帰宅させられたことです。介護のプロでない私(リハビリの知識はある程度あります)と父は手探りで、全介助状態の祖母を対応しましたが、ショートステイ先は容態について「多少ふらつきがある」と言っただけで、詳しく容態やその対応について話してくれない上に、何のフォローもしませんでした(私が求め過ぎなのでしょうか?)

ケアマネージャーさんに事の詳細を説明し、祖母の容態が不安定であるにも関わらず帰宅させられたことや、容態の悪化した状態への対応方法、施設がどう対応していたかについて説明がなかったことをショートステイ先に伝えてほしいとお願いしたら

夕方頃にショートステイから電話があり、長々と祖母の容態の経過とそれに対する処置について説明されただけでした。

祖母は先週の金曜日に帯状疱疹のため私が付き添い、かかりつけの医者にて受診しましたが、ショートステイ先へ預けた祖母を迎えに行った受診前から様子がおかしく、いつも以上にぼんやりとしていて、歩行介助の際に協力動作もありませんでした。

そのことについてもショートステイ先に訴えましたが「完全否定」をし、施設が容態の悪化を認識したのは帯状疱疹の薬を服薬した後であり、「この状態になったのは薬の副作用である」と主張してきました。かかりつけの医者に薬について再度聞きましたが、「生活が激変するほどの激しい副作用をもたらす薬は処方していない」とのこと。

ショートステイの担当者は、あくまでも、「服薬する前はいつもと変わらなかった。服薬してから徐々にふらつき等症状が見え始めたため、帯状疱疹の薬の副作用の影響と考えられる」と主張し、「ふらつきがあるため家族に注意を呼び掛けたため(実際、電話でも言われました)、対処はした」という主旨の話をしてきました。

私はその対応に怒りがこみ上げてきました。

何に対してかというと

「受診前から様子がおかしかった」という私の訴えを完全否定し、また、かかりつけの医者の話を聞きはしたが、「帯状疱疹の薬の副作用の影響である」と主張してきた。
容態の変化を多少は認めていたものの、注意を家族に軽く呼び掛けただけで祖母を帰宅させた。
③祖母の容態に対する処置を述べ、弁解するだけして、容態が悪化した状態で帰宅させたことへの謝罪がない

少し感情的になっているかもしれませんが、それでも、ショートステイ先の対応をどうしても許すことが出来ません。

ただ、腹を立て、相手の問題点を挙げて責めても、頭の中で思考が堂々巡りするばかりです。また、負の感情は心、つまり平常心を蝕みます

暫く経って落ち着いた時にまた考えてみました。

今度は責めるのではなく、①私は相手(ショートステイ先)にどうしたいのか?、②私自身はどうしたいのか?を考えてみたのです。

①についてですが、私は、祖母の容態の変化について、私や医者の見解を否定してまであくまでも副作用の影響であると主張したこと。それ以前に受診前から様子がおかしかったのに気付かなかったこと。多少の変化を察知していながら帰宅させ、その後様子を伺うことも、対応への助言もなかったことに対して

「不適切な対応であったと認めて謝罪してほしい」と思っていました。

しかし、おそらく施設は「過ちを認めない」と思われます。なぜ過ちを認めなかったか。それをすれば、「こちら側(私達家族)が調子に乗り、無理な要求をしてくるだろう」と考えたためでしょう。つまり、「保身に入った」ということです。

②についてですが、相手に何も期待できないならば、ただ腹を立てて終わるしかない。とは思いたくありません。

冷静になって考えてみれば、祖母が帰宅し、明らかにおかしいと気づいた時に、ショートステイ先に対して怒るより先に「ケアマネージャーさんに連絡して指示を受けるべき」でした。もしかしたら、急遽受け入れてもらえるよう手配してくれたかもしれませんし、それが出来なくても、様子を見に来てくれたかもしれません。そこが反省点です

週末明けにてケアマネージャーさんに連絡し、「ショートステイを長期間利用することで、老健への入所まで対応する」ことになりましたが

自分達に非はないと主張し、保身に入る施設に預けることに抵抗があります。しかし、別の施設を探して手続きを済ませる余裕も時間めないため、そこを頼るしかありません

私はどうしたいか?に戻りますが

「祖母の容態をきちんと把握したい」というのが私の思いです。

ですから、「週1回は必ず施設に電話をして様子を確認し、出来ればズーム等画面越しでもいいから面会したい」と考えています。

まずはショートステイ先に考えを伝え、許可を取らなければいけませんね。

こうして考えがまとまり、私の怒りは鎮静化しました

この出来事から私は、「怒りの対処」について考えることができました。

怒り続けていると、自分の心に負の感情が溜まり、平常心が失われていきます。

それは避けたいですよね。

どうしたら、怒りを鎮静化できるか?

まずは、深呼吸やリラクゼーションにより気持ちを落ち着かせます。


次に、「何がいけないか?」を考える。ではありません!

それをすれば、必ず「相手が悪い」という考えのループにはまります。


では、何をすればいいか?

前述したように、①相手に何をしてほしいのか?②自分は何をしたいか?について考えて、「どうしたら怒らなくて済むか、対処を考えること」
つまり、「怒りの行きつく先」、「怒りのゴール」となる案を考えることです。
問題点を挙げて反省するより先に、「自分は何を求めていて、何をすれば納得するか」に焦点を当てれば、次第に気持ちや考えが整理されていき、自分の不足点にも気付きます。

大抵は、①の相手に焦点を当てても、相手が変わることは少ないため、②の「自分は何をしたいか」に焦点を当て、「自分が出来ることを探す」のが主流になると思います。

それでも怒りが治まらない場合は誰かに相談しましょう!

私の経験が誰かの役に立てれば幸いです。

お読み下さりありがとうございました!

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