言葉の花束ーアキの詩集No.180
1.「早起き」
早朝の
まだ夜が明けない頃の
冷たい風が好き
電車の窓から
夜がだんだんと明けていく
空の色の変化を
眺めるのも好き
早起きは
得意ではないけれど
早起きをして
感じられる好きなものが
あるからこそ
早起きを
したくなる
2.「良いことと悪いことの波」
人生
良いことがあれば
悪いこともある
その
繰り返しだ
人として
成長すれば
良いことと
悪いことの波が
小さくなっていくんだろうけど
凪いだ時
自分は何者になっているんだろうね
3.「溶けたアイスクリーム」
コンビニで買った
アイスクリーム
さぁ
いただこうか!
なんて
楽しみにしていたのに
あれやらなきゃ
これやらなきゃと
あれこれ
気になる雑務を
こなしている内に
アイスクリームが
溶けてしまったよ
でも
スプーンで掬いやすくなった
そう思えば
結果オーライだね
4.「ちょっとした現実逃避」
朝の
電車通勤
左から
イケメンが
うつらうつらと
寄りかかってきている
と
目を閉じて
暗示をかけて
おっさんの
寄りかかりを誤魔化す
ちょっとした
現実逃避
5.「生き尽くす」
常に楽しいのが
正解ではなくて
時に
悲しみや怒り
苦しみが混ざりながらも
そこの意味を知り
何かを得られたら
丸儲け
頑張りたい時に
とことん頑張り
弱った時は
とことん弱り
自分なりに
生き尽くすこと
それが私の
正解
6.「熱々のジレンマ」
空腹が
目の前の
熱々オムライスを求める
口に運べば
あちち
熱くて
食えない
がっつきたいけど
出来ない
ジレンマ
ふーふーして
食べる
もどかしい!
でも
時間をかけて
味わって食べるのは
美味しいなぁ
7.「ただのつぶやき」
人生
良いことばかりじゃないけれど
悪いことばかりでもないよ
8.「ネガティブも大事な人としての権利」
肩に力が
入りすぎていないか?
楽しむことや
頑張ることを義務にして
怠けることや
怒ること
弱音を吐くこと
一見ネガティブでも
人として大事な権利を放棄して
自分を抑圧していないか?
自分は
思う通りに生きているけれど
その幅をもう少し
広げてもいい気がする
9.「私の空」
透き通った
青のスクリーン
青い空には
白い雲
白い月
点々と星々が輝くのが
似合っている
他に
何も要らない
シンプルに
空の青さを愛でていたい
私の心の空も
本来の美しい私色を
保ちたい
他のごちゃごちゃした
観念や常識も要らない
私は
私であるだけで
素晴らしいのだから