小さな棘も、棘である。
なんとなんと。
茄子のガク(上の部分)に生えている
小さな小さな棘がささった。
痛い。
棘はかなり小さいのだが
これがまた
地味に痛い。
早く抜かなければ皮膚の中にもっと入り込んで
抜けなくなってしまう。
そうなると少々厄介だ。
夫はこういうものがすごく苦手なので
顔が見る見るうちに不安になってきた。
私はとりあえず毛抜きで抜こうとした。
(使用する際は清潔にしてから使いましょう)
少しやってみたが全く抜けない。
上手いこといかない。
夫はもっといい方法はないかとスマホで調べ始める。
他の方法も試してみたが、抜けない上に
皮膚の中に潜り込んで行ってしまった。
ありゃりゃ。失敗。
こうなると出来ることがもうない。
この場合すぐに抜きたいのであれば、皮膚科に直行するしかない。
しかし、小さい&そこまで痛くなければ
自然排出まで大人しく待つ。
あぁ…化膿しないといいな。
ちょっとだけビビる。
その後、刺さった部分を清潔に保つ事だけを考えて生活した。
がしかし、やはり気になる。
本当にものすごく小さな棘だ。
ビビるな、ねじり。
なのになのに…棘が頭の片隅にいて地味に痛くて気になる。
常に痛くなんかない。
でもその部分を過保護並みに守りまくる。
手が使いにくかろうが守る守る。
自分も結局苦手なんじゃん、と密かに思った。
だって不潔にして炎症起こしたら嫌だもんね。
小さな棘だと甘く見ていたが
結構めんどくさいし、私の頭と時間を支配する。
結局その後気になりすぎて、夜になるまで
何度か棘を出そうとぐりぐりやってみた。
そして寝る前ギリギリになって
急に棘がうまく顔を出した。
「あ、取れた。」
私の戦いはようやく終わりを迎えた。
抜けた棘を見て思う。
「こんなに小さい棘にここまで困らせられるなんて…」
小さくても棘は「棘」なのだ。
その棘をあのまま放置していたら
もちろん自然に排出されたかもしれない。
けれど、もし排出されないで化膿していたら?
小さくても棘は棘。
そう、棘は棘なのです。
みなさんも「棘」には
ご注意を。
ではまた。
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