【レシピ】材料3つでコンソメの味!セロリスープ|ねくらメシ
今日はあいにくの雨だ。
気圧のせいか朝からずっと眠たいし、頭も痛い。早く仕事を切り上げて、作りだめしておいたセロリスープをあっためて飲んだ。
このセロリスープ、自分でいうのもなんだがかなり美味しい。日記用に写真を撮っていたのだが、食べたらあまりにもおいしかったので、レシピ用として温めておいた。
材料3つでめちゃくちゃ簡単なのに、本格的なコンソメの味がするから不思議だ。ぜひ参考に作ってみてほしい。
レシピだけ見たい人は目次からどぞ🏃♀️➡️
はじめに
みなさんはセロリは好きだろうか?
私は好き嫌いなくなんでも食べるのだが、小さい頃は割と苦手なものが多くて、そのうちの1つがセロリだった。
味よりも先に鼻に飛び込んでくるセロリの香りがとにかく苦手で、小さい頃は母親がスーパーのカゴにセロリを入れないようにブロックするぐらい毛嫌いしていた。
食べれるようになったのは社会人になってからだと思う。実家で、セロリと鶏もも肉の炒め物がビールのおつまみとして出てきた時だ。騙されたと思って食べてみなさいと母親に言われ、おそるおそる食べた時、美味しさにびっくりした。鶏肉の臭みをセロリの香りでうまく消して旨みに変わっていたし、鶏の脂とセロリのシャキシャキが相性が良い。
お酒を飲むようになったからだろうか、子どもの時の味覚と大人になってからの味覚って違うんだなあと感じた瞬間だった。
【レシピ】セロリスープ
実を言うと、セロリスープを作ろうと思ってセロリを調達したわけではなく、トマトスープの中にセロリを入れようと思っていた。なぜトマトスープにならなかったのかというと、肝心のトマトを買うのを忘れていたからだ。(あほ)
トマトを買いに行くのも面倒だったので、ある食材だけでシンプルにスープを作ることにし、できたのがこのレシピだ。めんどくさがりにも程がある。
前回同様に材料は使い切り型なので、気兼ねなく雑に作れると思う。目分量なので少しずつ味の調整をするように。(果たしてレシピなのだろうか)
材料(22cmの鍋1つ分)
手順
セロリは茎の部分を薄切りに、葉はざくぎりにする。玉ねぎもざくぎり。一緒にザルに入れて洗っておく。鶏肉はカットされていなければひと口大に切る。
鍋に油を敷いて熱し、セロリと玉ねぎを炒める。しんなりしたら、鶏肉を上に乗っけて蓋をして中火でしばし待つ。
セロリと玉ねぎに焦げ目がついたら全体を混ぜ、きつね色になったら鍋の7-8分目ぐらいまで水を加える。鍋底の焦げをスープに移すように混ぜ、蓋をして中火でしばし待つ。
沸騰したら弱火にし、塩を入れてさらに煮る。完成!
ポイント
スープのポイントは1つだけで、セロリと玉ねぎを焦がすこと。焦がす、と言うのは炭にしろと言っているのではない。簡単に言うと、飴色玉ねぎを作る感じだ。
飴色になる原理はメイラード反応というものらしい。野菜に含まれる糖分が、熱されることによってカラメルのような成分に変化して色が変わるとのこと。
コンソメスープの黄金色の要素も、このメイラード反応によって作られたカラメル色素だと思う。これによって旨みとコクが出るのだ。
弱火でじっくり作る方法もあるのだが、前にスープ作家の有賀薫先生の焦がしたまねぎのスープの作り方で学んだ、10分で飴色玉ねぎを作る方法が簡単でおすすめだ。この方法は万能性が高いし、ハンバーグ作るときにも重宝している。
完成したもの
この日は、朝ごはんとして枝豆チーズパンと一緒にセロリスープを出した。
黒い器なので色があんまり見えないが、スープの色が完全にコンソメスープだし、ひと口食べると本格的なコンソメの味がする。なんならキューブで作るよりも味わい深くて香りが高い。大量のセロリのおかげかもしれない。
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コンソメスープって、コンソメキューブで簡単に作れるイメージがあるが、本格的な作り方を見ると驚くぐらいいろんな食材が使われてるし、時間をかけて作られている。
クッキングパパでコンソメスープを作る回があるのだが、牛骨をノコギリで切るシーンとか、2日がかりでスープを煮込むところとか、小さいときに見てめちゃくちゃビビった記憶がある。
クッキングパパは私のバイブルなのでいつか語りたい。
セロリをあまり食べたことがないという夫も、このスープ美味しい〜とじんわり感動していた。一緒に出したパンにもとっても合う。
おわりに
いつか本格的なコンソメスープを作ってみたいと思う一方で、今回は材料3つで手軽に味わい深いスープが作れた。
しばらくはこのお手軽セロリスープでコンソメ飲みたい欲を満たそうと思う。