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いくらを漬ける(20241014)|日記をつける
いくらの話
図らずもタイトルとアカウント名で韻を踏んでしまったが、私はいくらが好きだ。
小さい頃から、回転寿司屋さんに行った時は必ずいくらを頼んでいる。いくらは、キラキラでプチプチで、幸せの味がする。
北海道に住んでいた頃、回転寿司屋さんでいくらを食べた時にあまりのおいしさにびっくりした。他のネタももちろん美味しいのだが、いくらの新鮮さが故に噛んだ時のぷつという確かな噛みごたえがあった。めちゃくちゃ硬いという意味ではなく、一粒一粒がしっかり感じられるのだ。
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大学の同期や周りの人たちで、いくらを毎年自分で漬けている人がいて、とても憧れだった。いずれ私もチャレンジしてみたいなと思いつつも、毎年筋子が高くて断念していた。
昨日近くのスーパーを訪れた時に、筋子が安く売られているのを見つけた。せっかくのチャンスなので、いくらを自分で漬けてみようと思い、今日はそれを日記に記すことにした。
いくらの漬け方
白ごはん.comのいくらの漬け方を参考にすることにした。余談だが、このサイトは大学生の一人暮らしの頃からお世話になっている。いつもありがとうございます。
まずは筋子を温かい塩水でほぐしていくらしい。はじめて筋子をまじまじとみたのだが、思った以上に生命を感じる見た目だった。
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筋子をポロポロ剥がしていく作業が一番緊張した。いくらをこの手で破壊してしまいそうなのだ。
見様見真似でやっていくと、大きな筋が取れていくらがおおむねほぐれた状態になっていた。
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ここからは小さい膜とか残った筋を洗い落としていく作業だ。簡単な作業ではあるが洗った水を流す時にいくらをこぼさないようにする緊張感があり、ドキドキだ。
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何回か洗っていると小さい膜もだいたい取れて、だいぶきれいになった。赤黒かった筋子が、きれいなオレンジ色に輝いている。嬉しくて夫にも見てもらった。
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保存容器にいくらを移して、あらかじめ作っておいた漬け汁をかけた。これで3時間以上冷蔵庫で寝かせれば食べられるらしい!わくわくである。
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いくらの観察
あまりにもわくわくしすぎて、3時間後にタイマーをかけて、音が鳴ってすぐにいくらの様子を伺ってみた。しかし、いくらの様子が変である。
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なんか暗いし沈んでいる。もしかして漬け汁の配分間違えたか?
レシピを見返しても同じ配分だったが、漬け汁の量が多かったのかもしれない。
失敗したかもと思い、恐る恐るスプーンでいくらをすくってみたところ、
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スプーンの上でめちゃくちゃ輝いているいくらの姿があった。
あまりのいくらの美しさに見惚れてしまった。これは彦麻呂も宝石箱と言ってしまうのも無理はない。
いくら、実食!
まだ漬けて3時間しか経っていなかったが、小さいスプーンでひとすくいしたいくらを食べてみた。
うますぎる!!!!!!!!!!!!!
自家製ということも影響しているのかわからないが、めちゃくちゃうまい。ぷち、とろり、といくらの味が口の中に広がる。北海道で食べたいくらに勝りはしないが、そこら辺のスーパーで売られているいくらよりも美味しい気がする。
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もっと食べたい欲を抑え、蓋を閉めて冷蔵庫にしまった。1週間ぐらい保管できるそうなのだが、こんなものが冷蔵庫に1週間あるなんて嬉しすぎる!
明日いくら丼にするので、今日は餃子で我慢しておこう。
おわりに
1,500円ぐらいの筋子でこんなに幸せな気持ちになるとは思わなかった。もっと早くチャレンジしておいてもよかったかもしれない。
スーパーで買うよりも安くたくさんいくらが食べられるので、今度から自家製で作ることにしようと思った。
明日のいくら丼が楽しみすぎる。
おしまい