ピアノ練習における親子喧嘩について。
よく起こることではないでしょうか…。
自分もそうだし(4歳長男がピアノ習ってます)、生徒の保護者さまやピアノを習う子を持つ友人やママ友からもよく相談を受けます。
喧嘩になってしまうのは、ある意味仕方のないことかなと思うんです。
ピアノは練習した方が良い習い事というのがまず前提にあり。
親は伸びていってほしいから一生懸命に練習させようと努力する。
小さいうちは親が導いてあげることが必要。
子どもはそうでもない。
他にやりたいことがあったり、練習の価値を理解するのがなかなか難しい。
だから頻繁にすれ違いが起きてしまう。
私も初めて子育てを経験し、長男はピアノを他の教室で習っていますが、自分の子どもとなると全然うまくいきません…!
「親子共にストレスなく楽しく軽やかに続ける」を目標にしているのですが。
夫から見ると、長男と練習する時は何かのスイッチが入ったように真剣な怖い顔になっているようで。
それ全然知らんかったー!
笑顔で楽しいつもりだったー!と仰天したこともあります。笑
我が子となると、本当難しいー。
私は普段ピアノ教師をしているのに、我が子にピアノを教えることが結構難しくて。
この先もずっと続けてほしいし、もっとやってみたい!と思ってもらえるように、やる気を損なわないように、向き合っていくのには根性が必要です。
ついつい間違いを指摘したくなったり、先周りして教えようとしたり。
失敗しないように何かを教えすぎたくなってしまうのです。
これが生徒のピアノレッスンだと全くそんなことがなく、もちろん苦もなく、達観して見守ることができるのですが、相手が自分の子どもとなるとなぜかできないんです。
自分のお腹の中から出てきたから、干渉したくなってしまうからなのでしょうか。
自分に重ねてしまうのでしょうか。
私が息子にピアノを教えるのは早々に諦め、他の教室に通わせていて、それは本当に良かったと思うのですが、日頃の練習だけでも中々の辛抱がいりますね。
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今日も練習の時に怒ってしまった、うまくできなかった、こんなこと言ってしまった。
いいんです。当たり前です。普通です。
その後どうするかが大切だと思うのです!!
そんな風に親子で喧嘩っぽくなってしまった後、私が意識しているのは
「その日眠る前の布団でこちらから謝ること」
こっちが悪いなんて到底思えなかったとしても、
「今日はあんなこと言って怒ってごめんね。ただ、ママも一生懸命だったんだよ。」
そんな風に謝ってから伝えると、素直に受け取ってくれます。
その後、「どうやったら楽しくできるのかなぁ?」と一緒に考えたりもします。
寝る前は誰もが穏やかな気持ちになります。
そのシーンを利用して伝えると、こちらも相手も普段より素直になることができる気がしています。
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ちょうど昨日の練習でも私が不機嫌になってしまったを長男は敏感に感じ取ったのが分かったのですが。
眠る前に謝るタイミングを逃したので、今朝「昨日は楽しくできなくてごめんね。また楽しくできたらいいね!」と声をかけて園に送り出しました。
「うん!」と言って爽やかに出かけました♪
小さなすれ違いのチリがつもって山とならないように、「すぐに伝える・すぐに話す」をこれからも続けようと思っています。