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自己啓発本の集大成、これだけでいいのでは


ベストセラー本である「覚悟の磨き方」を今更ながら読んでみた。なるほど、これは読みやすいしやる気が湧き出るようにも感じられ、人気なのもうなずけた。
色んな自己啓発系の本があるが、これが一番わかりやすくまとめられている。文字の量も少ないので本に慣れていない人には特におすすめだ。

偉人を多く育成した吉田松陰のお言葉集

本の表紙にある通り、吉田松陰の言葉や考えを現代風に置き換えて分かりやすいテイストにしてある。その横にある超訳とは何ぞや?と思って調べてみると、本として分かりやすさを重視した翻訳方法とのこと。そのまま訳すのではなく、翻訳者の考え方が多少なりとも混ざっていると思う。

吉田松陰について軽く触れると、黒船に乗り込んだり、幕府の要人暗殺計画を企てるなど中々にぶっ飛んでいる。ただ、伊藤博文をはじめとした多くの偉人を輩出した塾を開いたりしてその後の日本に貢献している。

この本はそんな吉田松陰に感銘を受けた著者が書いた本。松陰の言葉や考えなどを研究し、現代風にして分かりやすく本にまとめてある。

自己啓発でよく聞く言葉が次々と出てくる

この本は1ページ当たりの文字数がとても少ない。空白が多くぜいたくにページを使っている。それ故読みやすい。読書に抵抗のある人には最初の一冊としておすすめしたい。自己啓発のポエム本のようなものなので、気軽に読み始めることができると思う。

内容はというと、自己啓発本だったり優れたビジネスマンとかが言っていたような言葉が並んでいる。この本を読めば自己啓発系の本や動画は見なくてもいいんじゃないかとさえ思えてくる。

例えば「落ち込む暇があったら次の仕事に取り掛かる」だとか「ひとつのことに狂え」など、どこかの誰かがこんなこと言ってた気がする言葉が多い。
リーダーシップ論もあるのが自分にとっては新鮮で、リーダーの心構えについてのお言葉がある。現代で通用するかどうかは別として、こういう考え方は大事と思える内容だった。

この本を読んであなたは覚醒するかもしれない

「異端児たちへ」とある通り、本の内容は異端児たちを肯定する内容。周りから変な目で見られようとも、自分を信じて貫け!と背中を押してくれる。
新しいことにチャレンジするって既存のものとは違うことをするからどうしても周りから浮いてしまう、変人扱いされてしまう。そんな人たちに正しく読んでほしいのだと感じた。

そういった方がこの本を読めば時代の先駆者へと覚醒する…かもしれない。自分はそんな気配一つもありませんでしたので、つつがない生活を続けていこうと思います。






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