🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/2/28～3/6］

2022年3月7日 08:21

なんだが内臓感がハンパないですね（笑）

「魚食べる時に使う魚の漢字の湯呑みがあるならお肉食べる時に使うにくづきの漢字の湯呑みがあってもええんちゃう？」と思って作ったらなんか思ってたんと違うキモい pic.twitter.com/5LACeey1MQ
— 南村杞憂 | 3/9〜12東京グループ展(ターナーギャラリー) (@kiyunamura) March 1, 2022

📰プレスリリース

📰大学生のフードデリバリーサービスの利用実態調査

株式会社ガロアは、日本全国の学生を対象にフードデリバリーに対する意見の調査を行った。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000075889.html

大学生というセグメントに絞られているので、他と比べてどうかは何とも言えませんが、６割以上が"利用経験あり"で、そのうち半分以上が"コロナ後に経験"ということで、このあたりは一般的な数値としてもマッチしそうです。

利用サービス別でみると、６割がUberEatsと圧倒的な差がついていますね。
意外だったのが決済で、３割が現金決済ということは、学生ならではなのか、キャッシュレスに対応していない飲食店があるからなのか、このあたりは深掘ってみてみたいです。

📰【 25周年記念特別企画】築地銀だこ×blueover 全く異なる業界で、強い想いを持つ2社が異色のコラボレーション！

築地銀だこを展開する株式会社ホットランドは、純国産スニーカーブランド「blueover（ブルーオーバー）」などを展開する株式会社BATONとタッグを組み、2022年3月14（月）より、築地銀だこ創業25周年を記念した『特別企画』を実施。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000258.000031747.html

「つくるモノは異なれど、日本の文化や伝統、その理念や姿勢にお互いが共感し、今回のコラボレーションが実現」とありますが、なぜたこ焼き×靴なのか（笑）

抽選で88名にプレゼント＆希望のサイズで生産ということで、運営者側としては地味に面倒ですが、その分意気込みは伝わってきますね。

📰Landport習志野において待ち時間無し、キャッシュレスキッチンカーの導入検証が2022/3/3よりSTART！

テイクアウトサービス事業を手掛けるClickDishes Japan株式会社は、野村不動産株式会社が開発のLandport習志野において、コロナ禍での新たな生活スタイルに対応した「待ち時間無し」かつ「非接触」「キャッシュレス決済」によるキッチンカーの導入検証を開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000056483.html

キッチンカーの強みは"出来たての料理が近くまで来てくれること"ですが、デメリットとして待ち時間が長いことですね。

そのデメリットを解消するのが事前注文ですが、キッチンカーで事前注文ができるサービスってあまり無いですね。

特にこういった物流センターのような大量の人員がいるスポットではなおさら重宝されると思います。
（物流センターで働く人が、仕事中にスマホで事前注文できるかどうかは別として。）

📰大人気アニメ「ONE PIECE（ワンピース）」コラボ企画　デリバリー専門の「ワンピースレストラン」がmenuアプリ内にオープン！

menu株式会社が運営するフードデリバリー＆テイクアウトアプリmenuは、大人気アニメ「ONE PIECE」とコラボレーションし、ワンピースの世界観を再現したお食事を提供するデリバリー専門の「ワンピースレストラン」をmenuアプリ内にオープン。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000046860.html

ただのキャンペーン施策といえばそれまでなのですが、プラットフォーマーが商品を開発しているところがポイントですね。

じゃあこの商品を（ゴーストレストランとして）誰が運営するのか？
プラットフォーマーが自身でレストランを運営するにしても、加盟飲食店にFC的に運営してもらうにしても、どちらにしても今までにあるプラットフォーマー像としての枠を超える必要がありますが、逆にいうとプラットフォーマーだからこそできるキャンペーン施策とも言えると思います。

📰全国初「宅配専用ボタン」搭載、対面によるトラブルや不安を防ぐ住宅向けインターホン新開発

郵便受け・宅配ボックスのシェアNo.1企業の株式会社ナスタは、新商品の住宅向けインターホン「Nasta Interphone」を今年4月1日より販売開始。

https://www.value-press.com/pressrelease/291216

ここにきてインターホンが進化するようで、防犯カメラは前からありましたが、「宅配ボタン」は新しいですね。

①宅配ボタン
呼出ボタンに加えて、宅配専用ボタンを搭載。自動応答設定で、宅配便を受け取る際に対面での応答は必要ない。

②24時間防犯カメラ機能
インターホン内蔵カメラで24時間自宅前を録画。もしもの時の防犯カメラとして役立つ。

③スマートフォン対応
来客にスマホで応対。団らん中でも、料理中でも、手元で対応できる。

これなら在宅しつつもオンライン会議中の配達があっても、自動応答で「玄関に置いておいてください！」と伝えられるということですね。

📰本物そっくり！あの“Uber Eats”の配達用バッグがそのままポーチに！

大人気デリバリーサービス「Uber Eats」の初となるブランドブック『Uber Eats 配達用バッグ型 BIG POUCH BOOK SPECIAL PACKAGE』を2022年3月24日（木）に発売。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001383.000005069.html

これはかわいいサイズで、クオリティも高いですね。
何に使ったらいいかわからないけど、欲しい…。

背負うことはできないようですが、リュックの肩紐はついているので、小さい子どもだったら背負える…かも？

🗾国内のニュース

🗾ウーバーイーツ、料理宅配全国に　加盟店倍増の30万店

ウーバーイーツジャパンは3月に料理宅配サービスを全国に広げる。配達や持ち帰りに対応する飲食店や小売店と連携し、全国で注文を受け付ける。加盟店数を早期に30万店と2倍を目指す。日用品や雑貨などの宅配も加えるほか約10万人いる配達員を増やし宅配網を整える。地方の人口が減るなか、生活インフラとして宅配の役割が増す可能性がある。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC281I10Y2A220C2000000/

「料理宅配のプラットフォームを広げ、全国の飲食店や小売店が加盟できるようにする。これまで地方でのサービス提供は県庁所在地など一部地域にとどまっていた。」とあるように、これはもしや「47都道府県でサービス対応！」というものではなく、「日本全国どのエリアでも加盟・注文ができる」ということでしょうか…？！

そうなると配達員がいるか、飲食店があるかは別としてもポツンと一軒家にもUberEatsが届く土壌はある、ということですね（驚

🗾「サラダ自販機」登場 AIで食品ロス削減

KOMPEITOは、AI機能搭載のサラダ自販機「SALAD STAND」の設置を本格化する。同社は野菜の置き社食サービス「OFFICE DE YASAI」を運営する企業で、「つくり手とつかい手を豊かにする」というビジョン実現を目的に、20年11月から自販機を使ったサラダ販売を開始した。現在は試験運用中のため渋谷ソラスタに1台を設置するのみだが、年内に5台ほどの設置を予定。

https://shokuhin.net/53414/2022/03/02/ryutu/souzai/

私が勤務する会社でも以前はOFFICE DE YASAIを導入していましたが、やはり昨今のリモートワークブームもあり今は終了しています。

ただ、社員食堂を抱えている企業からの鞍替えが増えているようで、そのような環境での次なる一手としての自販機ということですね。

🗾世界一映える寿司屋「くら寿司原宿店」で「スイーツ屋台」。スイーツメニューがテイクアウト可能に

くら寿司は、グローバル旗艦店の第3号店「くら寿司原宿店」で、クレープをはじめとした「スイーツ屋台」で提供するメニューのテイクアウトを3月7日に開始する。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1392846.html

スイーツのテイクアウトということで、もはや寿司屋ではないですが、各回転寿司チェーンが回転寿司からの脱却を図っている中、強烈な先行事例となりますね。

こういった取り組みを続けていくと、Z世代層から徐々にくら寿司のイメージが変わっていくのかもしれません。

🗾漁を船上から生配信、24時間で食卓へ　漁師「最高の鮮度味わって」

秋田沖の日本海での漁をインターネットの動画で生配信し、漁師自ら視聴者とリアルタイムで会話しながら取った魚を販売する「船上ライブコマース」が、漁師の働きかけで実現する。購入すれば最速24時間後に食卓に届く。漁や魚の魅力を感じ、最高の鮮度の魚を味わってもらいたい。そんな漁師の願いから生まれた企画だ。

https://www.asahi.com/articles/ASQ346QRZQ2GULUC01D.html

「底引き網漁船に設置したカメラやスマホで、甲板や漁師自身を動画で撮影し、ユーチューブなどで配信。」ということで、視聴者は「どんな魚がかかっているか、漁師と同じ瞬間を目の当たりにでき、網の引き揚げ作業などを解説を交えながら行うため、船上での漁師の仕事も学べる。」とのこと。

もちろんこういったライブ体験だけでなく、「その日取れた魚を詰め合わせたセット商品」の購入があり、「その日のうちに発送され、最速で24時間後に受け取れる」というのはありがたいですね。

まさにオンラインがオフラインの劣化代替版ではなく、オフラインでは味わいにくい体験をオンラインだからこそ気軽に体験できるという素晴らしい活用方法だと思います。

🌎海外のニュース

🌎ColesがWingと提携し、オーストラリアの首都でドローンによる配達を試験的に実施

オーストラリアの大手食料品店Colesは、Wingと提携し、非接触型ドローン配送サービスを提供。パン、生鮮食品、スナック、コンビニ食、ヘルスケア用品、キッチン用品、トイレットペーパーまで、250以上の食料品をWingアプリで注文できるようになる。最低購入金額や配送料は無料。

https://www.zdnet.com/article/coles-teams-up-with-wing-to-pilot-drone-deliveries-in-australias-capital/

「一部のお客様を対象に試験的に実施。平日は午前8時から午後4時30分まで、週末は午前9時から午後4時まで運用する予定。」ということで、そもそも配送料が無料なあたり、試験感が強いですね。

おじいちゃんと孫をプロモーション動画に登場させるあたりズルいわ～（笑）

「Wingは2021年にオーストラリアで10万件以上の配達を行い、今年はすでにオーストラリアで3万件以上の配達を行っている。 」とはすごいですね。

🌎三輪モデルは世界初！？自動運転配送車「D1」、米Factionが開発

自動運転配送ロボットといえば、ほとんどが「4輪」以上だ。米Nuroの自動運転配送ロボットやそのほかさまざまなメーカーの配送ロボットをみても、4輪もしくは4輪以上だ。そんな中、アメリカで3輪の自動配送ロボットが登場した。話題になりそうだ。

https://jidounten-lab.com/u_34189

こちらの動画を見ると、元々３輪の宅配バイクがメインだったんですね。

運転者が必要なため、積載量はバイク以上車未満のようですが、自動運転になれば車並みの積載量になりつつも、機動性が上がるイメージでしょうか。

自動運転ロボットといえば、いま話題のロシア企業のYandexでも実施中ですが、この情勢の中、先行きはかなり不透明な状態になっているようです。

以上。

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