🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/3/21～27］

2022年3月28日 06:17

さすが公式の投稿！

いっけな～い、今日はホームパーティーだった！
そんな時はさっと作れる『シーフードヌードルピラフ』。シーフードヌードルの麺を砕いて、お米1合と水210ccに加え、混ぜて炊き、お湯で戻した具材を盛り付ければ完成。嘘だろ？と思ったあなた。これは真実です。https://t.co/BGRSk1jzfz pic.twitter.com/WTqujNg8DW
— カップヌードル (@cupnoodle_jp) March 25, 2022

逆にボツ案が見てみたい。

📰プレスリリース

📰エニキャリと東京ドームが協業による観戦席デリバリーを開始、専用タブレットで注文

短距離・ラストワンマイルに特化した物流ソリューションを提供する株式会社エニキャリは、株式会社東京ドームと協業による、東京ドーム場内の対象シートに飲食物を届けるデリバリーサービスを開始。シートに設置された専用タブレットで注文し、当社スタッフが場内の飲食店から対象シートまでお届け。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000056779.html

おそらく飲食店をスタジアム関連店舗に絞るためだと思いますが、仕組み上タブレットが必要なのであれば、シートは限定せざるを得ないということですね。

ここまでくるとデリバリーというかもはやお使いといった感覚ですが、スタジアム観戦体験を上質化させる施策としてはぴったりですね。

📰カノーブルがVR対応の寿司型デバイスコンセプト「THE SUSHI DEVICE」を発表

ナショナルデパート株式会社が展開するバターブランド「カノーブル」は、VR対応の寿司型デバイスコンセプト「THE SUSHI DEVICE」のコンセプトを発表し、3月28日より数量限定で先行予約を開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000009836.html

バターで有名なカノーブルですが、何やらフードテック的な試みが発表されました。

内容を読んでもイメージが湧きにくいですが、「バターやチョコレート、クリームなどを組み合わせて、一口サイズのデバイスの中に異なる温度帯の口溶けを組み込む」とのことで、寿司じゃないけど（VRの視覚情報も相まって）寿司を感じることができる、ということでしょうか。

すでに完売していますが、すでにバターで同じような商品を販売していたみたいです。

🗾国内のニュース

🗾出前館をかたるフィッシングに注意！

フィッシング対策協議会は、「出前館をかたるフィッシング」で注意を呼びかけている。メールの件名は「出前館アプリ・サイトのメンテナンスについて」や「【重要】「出前館アカウントの自動退会処理について」など。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1398023.html

迷惑メールにも使われるということはそれだけ利用者が広がっていることの裏返しですが、特にこういった即時性のあるサービスだと、「何かあったかな？」とついついアクセスしがちなので、消費者自身が自衛していくしかないですね。

🗾料理宅配消耗戦、出口は？　ウーバーイーツ武藤氏に聞く

新型コロナウイルス禍で拡大した国内料理宅配市場。競争は激しく、1月に独デリバリーヒーローの「フードパンダ」が日本でのサービスを終了した。シェア争いの消耗戦の様相も呈する中、先駆者である「ウーバーイーツ」はどう手を打つのか。ウーバーイーツジャパン（東京・港）の武藤友木子代表に聞いた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC171WN0X10C22A1000000/

武藤氏が同ポジションで復活していることに驚きがありつつ…今年もまだまだ投資の時期ということで、特にグロッサリー関連に注力するとのこと。

「グローバルで見ても、流通総額の46%は料理宅配と他のサービスを併用する利用者が占める。」ということで、この併用率は思った以上に高いですね。

先日、ローソン内のゴーストレストランが話題になりましたが、順次拡大を続けていくということで、フードとグロッサリーの垣根というものは店舗側でも薄れてくるのかもしれません。

🗾パン屋専用で事前注文・事前決済・非接触受け渡し・無人受取ができるアプリ「食パンJAPAN」が開発

Function Works株式会社は、プラットフォーム型のアプリとして「食パンJAPAN」を開発。チェーン展開しているパン屋はもちろん、個人経営のパン屋でも低コストで利用できる、事前注文・事前決済・非接触受け渡し・無人受取が可能となる本システムは、4月から提供開始すると発表。

https://digital-shift.jp/flash_news/FN220325_3

パン専用の注文プラットフォームということで、パン屋業界で広まれば面白いことになりそうですが、既存プラットフォームに対してどこまで太刀打ちできるか。

🗾〈ど冷えもん〉向け冷凍食品販売する卸サイトが３月26日オープン【Food Stock】

ウェブサービスの企画などを手掛けるとともにサンデン・リテールシステム社製冷凍食品自販機〈ど冷えもん〉の販売代理店であるボイスは、〈ど冷えもん〉向けの冷凍食品を販売する卸サイト〈Food Stock（フードストック）〉をオープンする。

https://foodfun.jp/archives/18377

定番の餃子や麺類だけでなく、栗ごはんや牡蠣、カットマンゴーなんかもあり、通常のECやスーパーではなく、自販機で買えるというのがすごいですね。

また、「ど冷えもん」の梱包サイズに合っているものであれば、出品も可能とのこと。

🗾おつまみはコンビニで　立ち飲みバー開店　南九州ファミマとコラボ

鹿児島市のＪＲ鹿児島中央駅近くのコンビニエンスストア内に、ユニークな立ち飲みバーが登場した。おつまみをコンビニで購入する独特なスタイルと、豊富な酒の品ぞろえが売りだ。

https://373news.com/_news/storyid/153411/

「ファミリーマートと連携し、２階イートインスペースの一角に開業」ということで、確かにイートインスペースを設けるファミマは増えていますが、そこにバーを設置とは考えましたね。

もっとコンビニはこういったことには厳しいのかと思いましたが、そういえば神保町にファミマ×卓球場があるので、集客に繋がればOKなのかもしれませんね。（今回は特にコンビニでおつまみを調達するわけですし。）

お酒繋がりで、こちらはたまたま見つけたTikTok動画ですが、海外に自分でカクテルを作るキットで販売をするお店があるようです。

@terrybarentsen
You said you wanted another one #gswarriors
♬ original sound - Terry Barentsen

１つずつジップロックに包装されているので、店側でわざ組み合わせて包装しているっぽいですが、とても面白い取り組みだと思います。

🌎海外のニュース

🌎フードデリバリー配達員や配車ドライバーの正社員雇用が欧州で加速、大きく変わるギグエコノミー

ギグエコノミーで働く人々の労働環境は不安定なもので、テクノロジーを駆使した新たな搾取だとの非難が世界的に広がっている。これに伴い、各国ではギグエコノミーワーカーを守る法規制を設立する動きが少しずつ拡大している。特に、欧州域内でこの動きが顕著だ。

https://ampmedia.jp/2022/03/21/eu-gig-economy/

「ギグエコノミー企業は、欧州各国における法律の曖昧さから生まれるグレーゾーンを最大限に活用し、そのビジネスを拡大、その結果数百万人の労働者が間違った形で分類される結果を生み出してしまった。」とありますが、なかなか辛辣な言葉ですね（苦笑

現状は、法改正に伴う正社員化によってプラットフォーマーが撤退をしつつありますが、逆に競合が減ることにもなるので、結果的にどんな未来になるのかは引き続き注視していく必要があります。

🌎BurgerFiがGopuffと提携し、フロリダで深夜配送を開始

BurgerFiはGopuffと提携し、フロリダ州タラハシーにある同チェーンのフードトラック「Fi on the Fly」で同社のハンバーガーやサイドメニューを提供すると発表。出来立て料理宅配サービス「Gopuff Kitchen」を利用して、ハンバーガー、チキン、ポテトなどのメニューを午後7時から午前3時までの深夜に宅配で提供する予定。

https://www.restaurantdive.com/news/burgerfi-teams-with-gopuff-for-late-night-delivery-in-florida/620788/

午前３時まで配達可能とはすごいですが、DoorDashやUberEatsのようなフードデリバリーをメインとしたプラットフォーマーは使わずに、Qコマースの最古参であるGopuffと提携するたり、どんな意図があるのか気になります。

🌎独TERAKI、東京でも！？ストックホルムで自動配送ロボ導入へ

自動運転システム開発の独TERAKIは、フードデリバリーの独Foodoraと提携し、スウェーデンのストックホルムの歩道での自動運転配送ロボの導入に向け、動いていることを発表。

https://jidounten-lab.com/u_34475

「現在は歩道を走行するための認可がおりるのを待っている状況で、計画通りに進めば、数カ月以内にフードデリバリーを開始する予定。」ということで、TERAKIという会社は知らなかったですが、すでに東京にもオフィスを構えているということで、今後どういった形でどこと組んで国内のロボットデリバリーに参入してくるのか気になります。

🌎打倒Nuro！中国のWhale Dynamic、自動配送ロボで米市場に照準

自動配送ロボットを開発する中国のスタートアップ企業Whale Dynamicは、アメリカで自動配送ロボットの展開を図るため、シードラウンドにおいて約250万ドル（約3億円）の資金調達を完了したことを発表。

https://jidounten-lab.com/u_34518

こちらは中国企業がアメリカでロボット宅配を目論む事例ですが、「5月中に中国国内でプロトタイプ車両のテスト走行を行う予定で、その後、アメリカでスーパーマーケットなどの小売店や配送業者などをターゲットに、事業を展開させる流れ。」ということで、まだ国内でのテスト走行前ですが、すでにアメリカで展開する流れまで組み込んであるのがさすがです。

以上。

-----------------------------------------
📒この記事があるマガジン
　（毎週月曜更新）
-----------------------------------------
📰マガジン一覧
🏠ホーム

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

134,806件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？