🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/3/14～20］

2022年3月21日 14:05

仕事にプライドを感じる配達員の鑑ですね！！

今、タワマンのエレベーターが止まったから非常階段を19階まで昇ってる。。。上に行くにつれて酸素が薄くなっていく。。。

Uber配達員の威信をかけて何が何でもお客様の所に届けてみせる。。。 pic.twitter.com/eER9hktl7z
— ザワキン@Uber東京配達員🚴‍♂️ (@Uber_driver2020) March 16, 2022

📰プレスリリース

📰阪神甲子園球場においてフードデリバリーサービスを拡大実施

阪神電気鉄道株式会社が運営する阪神甲子園球場では、2022年4月5日（対DeNA戦）から6月26日（対中日戦）までの間、阪神甲子園球場の一部座席限定でフードデリバリーを実施。

https://nordot.app/876412888381145088

期間限定、座席限定の実験段階ですが、もはやスタジアムデリバリーは必須の機能になってきましたね。
野球場のような指定席であれば比較的導入はしやすいと思います（まだ外野が芝生の球場ってあるのかな？）

📰OniGO とヨークがクイック宅配サービス事業

OniGO株式会社と株式会社ヨークよりヨークが運営する食品スーパー『コンフォートマーケット西馬込店』の一部商品、約2,000種類を近郊商圏約1.5kmのお客様に、ご注文からお届け迄最短 10 分でお届けするクイック宅配サービス事業の実証実験をスタート。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000097983.html

てっきり自社ダークストアをごりごり進めていくのかと思いきや、既存スーパーとの提携とはさすがにスピード感ですね。

具体的な流れはこちら↓

OniGOアプリで注文
　↓
『コンフォートマーケット西馬込店』に複数名常駐するOniGO所属のピッカーがピッキング
　↓
ライダーが指定先へ配達する

ピッカーもライダーも常駐ということで、もはやOniGO側としてはダークストアをレンタルしているイメージでしょうか。

ただ、スーパー自体は来店型のスーパーなのでピックアップスピードがどれだけ出せるか、腕の見せ所ですね。

📰ダークストア型スーパーマーケットのMesh、シードラウンドで約2億円を調達

株式会社Meshはシードラウンドで約2億円を調達。調達した資金をもとに、「アプリで注文したら20分以内に商品をお届け」するデリバリー専門スーパーを作り、世界のコマースを次のステージに押し上げていく。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000096536.html

「全く新しい業態のスーパー」ということですがいわゆるQコマース文脈でのダークストアですね。
「東京23区内でサービス提供を開始し、順次日本全国及び海外へとエリアを拡大」ということで目標は大きそうです。

Qコマースは海外でも調達資金を急激に燃焼させながら市場を広げているタイミングで、それは国内であっても同様なため、今後どのような戦い方をしていくのか注目です。

こちらは古参のGetirが直近で調達したニュースですが、「7億6800万ドル」の調達と、さすが規模が違いますね。

逆に「9か国で1,100を超えるgストアと4,000万近くのアプリのダウンロードに到達し、毎日ほぼ100万件の注文を配達。」という規模のサービスでさえ、調達に頼っている、ということかもしれません。

📰代替肉で話題の「ザ・ベジタリアン・ブッチャー」のコンセプトストア内に「倫理と向き合う新しい形のコンビニ・エシカルコンビニ」が2022年3月18日NEW OPEN！

株式会社ベジタリアンブッチャージャパンが運営するコンセプトストア内に、倫理と向き合う新しい形のコンビニ「エシカルコンビニ」がオープン。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000032805.html

いろいろ詰まってそうですが、「ザ・ベジタリアン・ブッチャー」というネーミングなだけに、「アジア初のプラントベース専門の肉屋を併設」というのは面白そうです。

「すべて1グラム2円～の量り売り」ということで、どんなラインナップなのか気になるところです。

じわじわと代替肉市場が広がっているなかで、代替肉の国内企業ではトップのネクストミーツが主力商品を約30%値下げしました。

ウクライナ情勢も相まって様々な商品の原価が高騰してきている中、これだけ思い切った値下げをしてくると、さらなる拡大に拍車がかかりそうです。

🗾国内のニュース

🗾駅前でテイクアウトメニューを受け取れるサービス開始　山梨・甲府市

甲府駅南口で、仕事帰りなどに合わせて、市内の店に事前注文したテイクアウトメニューを受け取れる、ユニークなサービスが始まった。市内の店が提供するお持ち帰りメニューを、仕事帰りなどの利用者が甲府駅南口の観光案内所で受け取れるようにしたものだ。１０店舗が参加している。

https://www.ybs.jp/tv/wnews/news120io1hw9vy10lsd6i8.html

助成金等よりも健全な支援だと思います。

こういった施策は盛り上がってる感が大事なので、受け取り場所を華やかにするとか、その場でもお弁当を買えるようにするとか、集客面でもっとアピールできそうですね。

🗾ローソンストア100、中華まんの“皮だけ”「具なしまん」発売！

ローソンストア100は、中華まんの皮だけで好みの具材を挟んで楽しめる「具なしまん」を3月23日に発売する。温めるとふんわりとしてさらに美味しくなるという。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1396471.html

「薄皮まんじゅう」は不得意ですし、「たい焼き」は尻尾まで餡を入れてほしくないですし、「おたべ」よりも「生八つ橋」が好きですし、おにぎりで一番好きなのは「塩むすび」、という私にぴったりの商品が出ました…！

しかも（2個入り・108円）というお得感…！
通常のローソンだと単価が下がるのでNGかもしれませんが、売ってほしい…。

🗾セブン-イレブンが「焼きたてパン」テスト販売　レジでオーブン調理、一部店舗で開始

セブン-イレブンが、「焼きたてパン」のテスト販売を一部店舗で始めた。ショーケース隣の「ご注文カード」を手に取りレジで注文すると、店員がケースからパンを取り出し、オーブンで調理。最終的に温かいパンが提供される。

https://www.j-cast.com/2022/03/16433213.html

ドーナッツやカレーパン等、なかなか定着がしませんが、今度は店内調理パンということで、店舗にオーブンがあるイメージが無いので、もしかすると新たに導入するのかもしれませんね。

🗾スタバ、利便性と環境性の両立へ春から実証実験

スターバックスコーヒージャパンは、使い捨てカップやプラスチック製のフタ、スプーンやフォークの削減に向けた４つの施策を発表。「利便性」と「環境性」の両立を目指し、春から一部の店舗で実証実験として取り組む。

https://www.alterna.co.jp/47061/

「2030年までに廃棄物50％削減というグローバル目標を掲げている」ということで、４つの施策がこちら↓

1. フラペチーノなどのアイスビバレッジを樹脂製のグラスで提供
2. アイスビバレッジをフタをせずに提供する
3. カップの循環プログラム（繰り返し使える貸出カップでドリンクを提供、飲み終わったカップを店舗に返却）
4. スプーンやフォークなど、使い捨てカトラリーの削減

1.を実施すれば2.も必然的に実施だと思いますが、さすが取り組みが徹底していますね。
邪推かもしれませんが、この樹脂製のグラスが欲しくて持って帰っちゃう人増えそうな予感…。

🌎海外のニュース

🌎YouTubeが動画内ショッピングやライブコマース機能の開発を計画

YouTubeが公表した「2022年の展望」によると、動画内でのショッピング機能、ライブショッピング機能、最適なアプリ内でのショッピング表示についての開発を計画している。

https://netshop.impress.co.jp/node/9595

2022年の展望がこちら↓

動画内買い物機能において、サンプル動画を触ってみたイメージがこちら↓

商品詳細に遷移する際は、どうしても外部サイトに遷移してしまいますが、動画内で商品が出てきたタイミングでリンクが下部に出現する感じは面白いですし、いろいろと活用のし甲斐がありそうです。

🌎自分のアパートで淹れたコーヒーを「スタバ」として配達。四川省で摘発、70万円荒稼ぎ

アパートの一室でスターバックスの偽物が販売されていると通報を受けた。調査によると、男がフードデリバリーのプラットフォームで注文を受け、賃借した一室で自ら淹れたコーヒーを販売していた。男は「スタバのコーヒーを代理購入して届ける」と称しており、正規店の価格で販売していた。合計729件の注文を受け、被害額は4万元（約74万円）以上に上るという。

https://36kr.jp/178650/

さすがチャイナクオリティといったところですが、中身は偽物だとしてもカップもわざわざ偽物を用意したということでしょうか。

さらにそもそもなぜプラットフォームに出店できたのか、謎は深まるばかり…。

🌎米レストランチェーンがグーグル訴える--オンライン注文システムめぐり

米フロリダ州のレストランチェーンがGoogleを訴えている。Googleはこのレストランチェーンのウェブサイトより、フードデリバリーアプリを優先し、ユーザーを誘導していると主張しているようだ。

https://japan.cnet.com/article/35184867/

プラットフォームビジネス、ひいてはWeb2.0の宿命ともいうべきニュースですが、さすがアメリカでは納得がいかないとGoogleさえも訴えるのですね…。

以上。

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