🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/5/16～22］

2022年5月23日 10:48

いつもなら冒頭で気になるtwitterを紹介しているのですが…
今回は告知をさせてください！

🤩告知

私もマーケ分野で関わっている弊社で初のD2C新規事業「Craft Eats」が開始となりました！

本日より、応援購入サービス「マクアケ」いよいよ先行販売が開始されています！

ぜひ、チェックしてください！😊https://t.co/2reda99nfr
— 【公式】Craft Eats (@crafteats1) May 20, 2022

5/20からMakuakeにてプロダクトを販売しておりますので、是非この機会に一度ご覧ください！

そしてこの場を借りて少しサービスの説明をさせていただきます。

1. ブランドが生まれた背景

突然ですが、「代替肉・植物肉」って食べたことありますか？？

SDGs文脈における環境への様々な課題が取り上げられている昨今、「食」においても、色々なプロダクトが生まれてきており、「代替肉」もその１つです。

最近は大手メーカーも参入しつつ、すでに小売の場でも目にする機会が多くなるにつれ、当初「肉に近づけようとした何か」から、今では「肉っぽい」という所まで味や食感がどんどんアップデートしてきています。

ただ、やっぱり長く慣れ親しんだ本物の肉と比べると、まだそこには超えられない壁があると思っています。
つまり、食の持続性を追求するために代替肉を食べ続けるということは、ある意味どこかで「我慢」をしながら食べることになり、結局それが本来成しえるべき「持続すること」を阻害する要因になってしまうと考えています。

それならば、100%植物肉ではないけれど、通常の肉を混ぜることでもっと美味しく「継続して食べ続けられる肉」になるのではないか？
また、その配合率を自分の好みに合わせてカスタマイズできると喜ばれるのではないか？

100%植物肉を週に1回食べるよりも、50%植物肉を週に3回食べた方が結果的には「持続性」に繋がる。つまり「食の満足と環境課題解決の両立」を実現させたい、そんな想いからできたのがこのブランドです。

2. プロダクトの詳細

「Craft Eats」というブランド名が表す通り、カスタマイズ性と様々な食を手掛けていきたいと考えており、まずは第一弾として「クラフトバーガー」を販売いたします。

今回、Makuakeにて販売する商品は、代替肉×和牛肉のパテが入った、冷凍のハンバーガーミールキットです。

各セットには、以下のパテが入っています。（5食セットは各１枚、10食セットは各２枚。）

① 植物肉100% × 和牛肉0%
② 植物肉75% × 和牛肉25%
③ 植物肉50% × 和牛肉50%
④ 植物肉25% × 和牛肉25%
⑤ 植物肉0% × 和牛肉100%

また、植物肉×和牛肉のパテだけでなく、バーガーソースも名のあるレストランシェフ監修の元、こだわって作っています。

トリュフソース、チーズソース、アボカドソース、オリジナルバーガーソース、トマトフィリング、レリッシュ

商品は冷凍されており、パテやバンズはフライパンで焼くだけ、ソースも解凍するだけでパテに合わせることができます。

今回は、１回の食事で複数個食べ比べられるよう通常よりも小ぶりなバーガーとなっていますので、是非、配合率による味や食感の違いを感じていただき、自分の好みの配合率を見つけてみてください！

最後に

当ブランドを推進しているメンバーが金子さんです。

現場を経験した後、経営企画の部署で会社を裏から支える業務に従事しながら、普段から興味のある「食」に対して強く課題感を持つようになり、今回新規事業として会社に提案、採用されました。

是非、応援いただけると助かります。

📰プレスリリース

📰おいしさの理由と出会える「食」のライブコマースサービス「foove」の提供開始について

エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社は、「食」の生産者・販売者と消費者をつなぐライブコマースサービス「foove（フーブ）」を、提供開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000023803.html

「おいしさの理由（ストーリー）を届ける」がテーマのフードに特化したライブコマースプラットフォームということで、第一弾は岡山県の津山市・真庭市で実施とのこと。

視聴には登録が必要ですが、視聴くらいならゲストでも見られるようにした方が、広がりはありそう。

また、こういったプラットフォームはどれだけ地方の行政や団体とうまく連携できるか（＝掘り起し的な魅力のあるコンテンツを出せるか）が本質的な競争力になりそうです。

🗾国内のニュース

🗾コストコ、店舗購入品の即時配送サービスを開始ー Wolt Driveを採用

コストコホールセールジャパンは、店舗で購入した商品を希望する場所まで即時配送するサービスを開始。まずは、コストコ川崎倉庫店でサービスを開始し、店舗から15キロ圏内に最短120分で届ける。

https://shopping-tribe.com/news/47048/

コストコはUberEatsやmenu等のプラットフォームにも出店していますが、今回はWolt Driveを活用した店頭購入品のテイクアウトデリバリーを実施とのこと。

「コストコは利用状況に応じて全国展開も視野に」と記事にはあるように、オンデマンドによるデリバリーやテイクアウトデリバリーは徹底的に他社プラットフォームを活用していく戦略ということですね。

（コストコにまできてわざわざ持ち帰りをデリバリーで頼むユーザってどんな人なんだろうか。）

🗾Uber Eatsで宅配スーパー「OniGO(オニゴー)」のデリバリー開始！

10分で食料品や日用品を届ける宅配スーパーを運営し、日本発クイックコマース市場を牽引するOniGO株式会社は、デリバリーサービスUber Eats（ウーバーイーツ）から、OniGO商品をお届けするサービスを開始。

https://bike-delivery.net/news/2022/05/ubereats-onigo/

もうこの提携には衝撃しかありませんが、それと同時に湧く疑問として、果たして既存のフードデリバリープラットフォームで10～15分配送ができるものなのか？ということです。

そもそもQコマースが売りにしている超即配は、自社で配達員を抱えていることで、3分でピックアップした商品をすぐに届けることで実現できているはずです。
他社プラットフォームを使うと、どうしても配車して店舗へ向かう時間やピックアップの連携等でタイムロスが発生するので、かなり難しいと思います。

ただ、記事内では配達スピードには触れていないので、あくまでもダークストアとして出店しておくだけ、ということかもしれません。

🗾ロッテリア／冷凍・冷蔵商品「LOTTERIA DELI」発売、大容量の冷凍商品も

ロッテリアは東京都多摩市の「ロッテリア京王聖蹟桜ヶ丘店」限定で冷凍・冷蔵商品「LOTTERIA DELI」を発売する。

https://www.ryutsuu.biz/commodity/o051618.html

ロッテリアもついに総菜分野に乗り出しましたね。

なかなか他大手ファストフードでは実現しにくいサービスなので、こういった差別化は必要ですが、新たな需要を掘り起こせるのかどうか。

🗾出前は電話からアプリ注文へ！スマホ教室で流行りの出前アプリを体験

全国のソフトバンクショップで開催されているスマホ教室で、アプリやサイトから簡単に注文ができる国内最大級のデリバリーサービス「出前館」をマスターできる「スマホで出前注文」講座を実施。

https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20220518_01

もはやプラットフォームに登録されている飲食店のうち、電話注文ができるお店の方が圧倒的に少なくなっているので、こういった地道な取り組みはありがたい！
（弊社でも特にオンライン注文に特典等を寄せているため、よくシニアの方から注文の仕方を問い合わせいただきますが、アプリというよりもはやスマホ自体やブラウザの使い方から教える必要があるので…。）

🗾ミツカン「味ぽん」、BEAMS Tとコラボした「TACOMA FUJI RECORDS THE ART OF CSSS/橙藝術」

ミツカンは、「味ぽんART PROJECT」と題して、BEAMS Tとコラボレーションしたシリーズ「TACOMA FUJI RECORDS THE ART OF CSSS/橙藝術」を5月30日に発売する。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1410108.html

🗾モスバーガー／ユナイテッドアローズとコラボしたアパレル商品第2弾

モスバーガーを展開するモスフードサービスは、ユナイテッドアローズが展開するブランド「ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング」とコラボレーションしたキッズ向け商品を発売した。

https://www.ryutsuu.biz/commodity/o051892.html

定期的にやってくるフード系企業とアパレル企業とのコラボですが、モスバーガーはわかりますが、まさかのミツカンで味ぽんとコラボするとはすごいですね。

もちろんおしゃれすぎてもはや味ぽん感は皆無ですが…（笑）

そしてついに、フードメーカー×コスメとのコラボが誕生しました…！

「アイシャドウパレットは、ヌードル、にんじん、テリヤキ、ホット・アンド・スパイシー、ロースト・コーン、調味料パウダー、醤油、スパイシーチリにインスパイアされたカラー」ということで、インスパイアされるな！って感じですが、男性の私にとっては使いやすい色なのかどうかはわかりません。
また、どうやら海外のみの取り扱いとのこと。

🌎海外のニュース

🌎Uberが「自律式ロボットや自動運転車によるフードデリバリー」のテストを開始

フードデリバリーサービスや配車サービスを展開するUberが、「歩道を自律走行するロボットや自動運転車が料理をデリバリーするサービス」のテストを開始すると発表。

https://gigazine.net/news/20220517-uber-eats-autonomous-food-deliveries/

以前UberからスピンアウトしたServe Robotics社のロボットを使って、大々的に始まるようですね。

当社は自律走行車メーカーとしては初めてレベル4の自動運転ロボットを商業的に販売を開始しているようで、今年は本格的なロボット配達元年になるかもしれません。

こちらの記事はロボットたちの迷子や事故の様子がまとめられていますが、電車との事故は痛々しい…！

個人的にはロボット宅配もそうですが、音声注文の方が気になりました。
動画はこちら↓（視聴の際は自動翻訳の字幕付きで。）

🌎世界初、培養肉がデリバリーでオーダー可能　シンガポール政府のフードテック推進で実現

代替食品開発および培養肉ベンチャーのEat Justが、シンガポールにおけるフードデリバリー大手foodpandaと手を組み、高級広東料理店Madame Fanの協力を得て実現したこの取り組み。

https://project.nikkeibp.co.jp/mirakoto/atcl/global/h_vol32/

まだまだ高級路線でしか実現できませんが、培養肉がデリバリーで食べられるということで、さすが海外ではこういった分野は進んでいますね。

とはいえ、今回の取り組みは「オリジナルのエコバッグに包まれ、竹製の再利用可能なランチボックスに。また、エコバッグの中には、組み立て式の簡易VRゴーグルと、YouTube上で視聴できる同社の宣伝VR動画へのリンクが添えられていた。」とあるように、かなりプロモーション要素が強いものですね。

🌎米インスタカートも本腰！大手流通も続々参戦する「リテイルメディア」戦略とは何か

世界最大級の小売業界向けイベントであるショップトークがラスベガスで開催。メインステージで行われた基調講演の中でも話題性の高かったインスタカートの、加えて米国で「リテイルメディア」が注目されている理由について解説する。

https://diamond-rm.net/overseas/165066/

インスタカートの今後のビジネス要素５つというのがこちら。

① Eコマース：商品の検索・決済・リワードの提供を行う
② フルフィルメント(Carrot Warehouse)：ナノフルフィルメントセンターを運営管理し、最短15分での配送を支援する仕組み
③ インストア（In-Store）：AIを活用したスキャンレスショッピング、などのコネクティッドハードウェアによって、実店舗における買物体験を向上
④ 広告（Carrot Ads）：小売メディア事業の立ち上げを容易にすることで、小売企業に新たな収益源を提供
⑤ インサイト(Carrot Insights)：商品の人気度、商品の相関性、注文サイズ、配送時間、配送評価などを可視化し、小売業者の業務を最適化

もはや買い物代行という枠を超えて、小売業を裏から全面的にバックアップするIT支援企業へと変貌を遂げていきそうです。

「リテイルメディア」と記事には書かれていますが、実店舗がある小売業をメディアとして捉え、データの取得やコミュニケーションを行う顧客接点と捉える考え方はとても納得できます。

以上。

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