忘却という武器
「思考の整理学」という書籍がある。
自分でいかに深く考え生きるかという内容が書かれている書籍です。
その中で、今回は寝かせる(忘却)の
大事さについて記載をしたいと思います。
文章の一節にこのような記載があります。
ナベにも煮えるのに自由な時間を与えなくてはいけない。
あたため、寝させる必要がある。
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。
思考を生み出すのにも、寝させるのが必須である。
思考を生み出すには寝かせる事が大事で、
頭をよく働かせるには一時的に忘れる事が何より重要と言えます。
いかにうまく忘れられるか、という重要な命題は
・整理
・創造
・収斂
・深化
・抽出
という要素で無駄を削ぎ落とすという意味で大事だと思います。
例えば、
考えを伝えようとして感情的になりがちな時は一晩寝かしてみる
アイデアが浮かばない時はある程度まとめてみて、少し寝かせてみる
寝かせるという要素は、非常に重要だと考えています。
また、寝かせるという言葉と忘却は少し意味合いが違うのですが、
忘却するレベルまで離れてみないと本質的に寝かせるというレベルまで
深化させる事ができづらいのではないかという事で、
ほぼ同義語で敢えて使っています。
忘れっぽい方もよくいらっしゃるかもしれませんが、
創造する枠が頭の中にあるという事で、ある種
武器であると考えても良いのではないでしょうか。