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深く考える

私は高校時代、この本を読みました。

「答えが見つかるまで考え抜く技術」 著:表 三郎
駿台の元英語科講師が書かれた書籍になります。

内容として軽く触れると、

・問いを持つ
・考え抜く

この2つの大事さを説いた書籍にはなるのですが、社会人の多くの方はそんな当たり前のことをと思ってしまうかもしれません。

ただ、未だに自問自答しているのは、

・毎日、深い問いを持って生きているのか?
・ただ、考えるだけではなく、考え抜いているのか?

といったことです。
いざ、自分に置き換えてみるとドキッとするのではないでしょうか。

深い問いというのは、それなりに考えれば答えが生まれる問いと、実現不可能な問いの境目にあるものと捉えており、言うなれば人生に紐づく問いとも表現できますが、深く深く考え、発見し、行動して、他者からインスパイアを得て、経験を溜めた結果、稀に解決に導ける絶妙なラインの問いと捉えています。

考え抜くという場合に、よくあるのは「トヨタのカイゼン式」にある「なぜなぜ5回」などが代表されます。こちらは一種の方法論に近いものでもありますが、問いに対して、アプローチを複数試みたり、角度を変えてみたり、深度に対して思考としてだけでなく、知識や知恵、体験なども含めて徹底的に考えることが代表例として挙げられます。

つまり、大命題としての問いを用意した上で、自分の人生をかけて全身全霊で問いに向き合うことが時には必要なんだと考えています。

その中で、私が大事だと思っていることを一つ記載すると、「自分と対話をする」ことは重要な要素であると捉えています。

深く考えるには、「メタ認知」と言ったりするのですが、

自分の認知している状態を、更にどう認知するかという客観的な認知能力

というものが大事で、客観的に把握するという事は、自分や自分を取り巻く状況をコントロールできる事にも繋がり、適切な目標設定や課題解決のレベルを上げる事にも繋がると言えます。

そのメタ認知に大事なのは、私は「自分との対話」と考えており、自分を客観視し、長所や短所から始まり、心の揺さぶり、考え方の癖・傾向・バイアス、興味の方向性を知るなど多岐に渡ります。

自分との対話は様々な方法があると思うのですが、その一つに、考えた事を徹底的に言語化する事が非常に大事だと考えます。つまり、メモやノートですね。

自分の思考や考えたこと、感情、発見などをメモやノートに残すことを言います。
つまり、「自分との対話」ないし「メタ認知」を高める為には、メモを徹底的に取る事が非常に大事だと考えます。

そのメモの取り方も、ただ考えたことを書くだけではなく、一歩深堀してみて、

「なぜ?そう考えるのか?」

と俯瞰して掘ってみることが重要です。
つまり、「Why」を考える事で、より抽象化された、高次元の考えに行き着く可能性が高まります。それが「問いに向き合う」事なのかなと考えています。

人生を生きる中、色んなノイズや影響が沢山あると思いますが、「自分との対話」の中にある「自分の心の声」を大事にして、本音を持って生きることが、何より幸せに生きる為に大事な事なのかなと考えます。

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